モンテッソーリ教育を家庭で取り入れるのに参考になる厳選3冊

モンテッソーリ教育の本子どもの自主性が育ち、自分で見つけた得意分野を幼児期から伸ばせるモンテッソーリ教育。

モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園や保育園に通わせたいと思っても、遠かったり、他にも通わせたい幼稚園や保育園があったりして、叶わないこともあります。

でも、モンテッソーリ教育のエッセンスを、家庭で取り入れることはできるんです。

そこで、「家庭でモンテッソーリ教育をやってみたい!」という親御さんに、参考になる本を3つご紹介します。

0~6歳のいまをたのしむモンテッソーリの子育て

こちらは、子ども・女性・オーガニック視点のセレクトショップ「クーヨン」が発行している育児雑誌「月刊クーヨン」の増刊号のうちの一冊。

冒頭は、国際モンテッソーリ協会公認の国際教員資格を取得されている方々の、実際の家庭での子育てが紹介されています。

子どもにはそれぞれの時期によって、夢中になりやすい動作があり、その成長を助けるおもちゃや環境づくり、遊び方など、ほとんどのページがカラーの写真付きでとてもわかりやすく、すぐにでも真似したくなるような内容です。

そして、モンテッソーリの愛弟子が開園したイタリア・ローマの「子どもの家」で子ども達はどのように過ごしているか、モンテッソーリ教育を取り入れてる日本の保育園の実際の様子なども紹介されています。

また、モンテッソーリ教育で「新生児の環境に必要なもの」として推奨されている「トッポンチーノ」という新生児用の小さな敷布団のようなものの作り方も紹介されています。

トッポンチーノの上に赤ちゃんを載せたままだと、2〜3歳の子も座って抱っこすることが出来ますし、トッポンチーノごと授乳して赤ちゃんが眠れば、そのままお布団に入れて泣くこともなく寝てくれるので、とても助かります。

我が家では、この本を見ながら作ったトッポンチーノが、子どもが寝返りをするようになる時期まで大活躍しました。また、子育ての困ったをチャンスに変えるQ&Aコーナーや、対談コーナー、「モンテッソーリ教育Q&A」も、とても参考になります。

ひとりで、できた!子どもは手を使いながら一人立ちする

この本は、モンテッソーリ教育を取り入れて20年以上の京都市西京区「くすのき保育園」で、実際どのような日常を送っているのか、どのような遊具で子ども達は毎日の活動をしているのか、写真やかわいい絵を交えながら、紹介されています。

特に参考になるのは、第4章「遊具作りのポイントと活動をサポートするコツ」。

くすのき保育園で、先生達が生み出した教材とその作り方がたくさん紹介されています。

モンテッソーリ教育には、成長を助ける専用の遊具が色々あり、前出の本の中でも紹介されていますが、それをわざわざ買わなくても、子どもの成長に合わせた様々な遊具を、家にあるもので作れるものがたくさんあるのです。

そして、それを使って子どもが遊ぶわけですが、サポートする親側の心がけや関わり方についても、分かりやすく解説されています。

この本の著者は、くすのき保育園で日々子どもたちを接している園長の池田正純さんと主任の池田則子さん。

監修は日本モンテッソーリ協会理事の相良敦子さん。

子ども達が、五感を豊かに使い、頭を働かせ、自分の意志で、正確な動き方を身につける遊具のヒントがたくさん盛り込まれた、素晴らしい本です。

積み木で遊ぶ子どもたち

家庭における モンテッソーリ教育の実践(未就学児のために)

この本は、モンテッソーリ教育の本場イタリアで書かれた本の訳本で、家庭においてモンテッソーリ教育を実践しようとする人のための教科書のようなものです。

第一部ではモンテッソーリ教育の理論がしっかりと書かれており、その後には、何をどのように準備すればいいのか、また、教材を使って行う作業の手順、ねらいなども一つ一つ細かく丁寧に書かれています。

そしてこの本にも、身近にあるものでモンテッソーリ教具を作る方法が書かれています

他の2冊と比べるとやや難しい内容になっていますが、未就学児のいる家庭で、本格的にモンテッソーリ教育を取り入れたい、と思われる方は必読の本です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

モンテッソーリ教育っていいな、と何となく思われていた方、家庭でするって言っても具体的にどうしたらいいかわからない、という方にも、きっと参考になると思います!

子どもの成長や自立を助け、子ども自ら五感と頭を働かせ、集中力を養うことができるモンテッソーリ教育。

気軽にご家庭でも取り入れてみませんか?

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