育児をしていると、「母は強し」「ママはどんなに苦労しても笑顔でガンバル」という暗黙の了解のようなものにぶち当たることがたまにあります。
特に就学前のちびっこたちの育児は、まさに体力勝負。
走りまわる子どもを追いかけまわし、抱っこにおんぶ、食事の世話に、排泄のお世話、寝かしつけ…毎日きりがないくらいやることがあります。
毎日ヘトヘトなお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、我が家の電動自転車購入を通して感じた「育児の必要な手抜きや時短」についてお伝えしたいと思います。
目次
育児には手抜きが必要
仕事は「ほどよい手抜き」が好まれる、では育児は?
家事や仕事は「時短」や「ほどよい手抜き」が好まれます。
でも育児はというと…そういう風潮はないですよね。
どれだけ子どもに手をかけるか、が大切にされます。本当に育児すべてに全力投球すべきなのでしょうか?
お母さんの体力は有限
育児をしていて、わかるようになってきたことがあります。
それは、「体力は有限である」ということ。
何を当たり前のことを言うのか、と思われそうですが、子育て中のお母さんならなんとなく自分に振り返って思うところがあるのではないでしょうか?
育児に全力だったかつての自分
そういう私もかつてはそういった意識を持つ一人でした。
どんなに天気が悪くても10キロを超す子どもを抱っこ紐の中に入れてスーパーへ行ったり、泣く子を毎日おんぶしながら2時間かけて夕食の準備をしたりしていました。
子育てなんて予想外の連続なのだから、たとえ要領が悪くても、体力が限界を超えていてもガンバルのが良いこと。そう思っていました。
でも二人目が産まれて事態は変わります。
同時に二人の子を見ながら、彼らのニーズや欲求を満たさなければなりません。
二人の子が楽しく過ごせるように、どう要領よくするか…私の育児の中に「要領」という観点ができたのです。
「育児は要領」と気づいたきっかけ
きっかけは電動自転車
そんな中で夫が進めてくれた電動自転車。
軽い力でスピードが出ますし、アシストのおかげで漕ぎ出しに大きな力を加える必要はありません。購入にあたってはやはりその値段に悩みました。
だって普通の自転車でも気合いと体力さえあれば十分漕いで移動できるのですからね。
それに投資する価値は本当にあるのか。
結局うちの場合は、2人同時に乗せる年数が長いということで購入に踏み切りました。
使い出してみると、なんと便利なこと!!
保育園の送迎はこれまでの半分の時間で済むようになり、重い野菜や牛乳をたくさん買っても帰り道が苦痛ではなくなりました。
育児に余裕ができたおかげでイライラも減った
電動自転車のおかげで増えた時間に余裕ができ、その分子どもたちを家でゆっくり遊ばせることができるように。
また、その余裕は母親である私の気持ちの余裕までもたらしてくれます。
人は疲れているとどうしてもイライラしてしまうもの。余力ギリギリで育児していると、つい子どもにも強い口調になってしまいがち。
でも余裕の生まれた時間や気持ちのおかげで、疲労によってイライラすることが少なくなりました。
決して安くはない買い物でしたが、投資してよかったと心から思える育児グッズでした。
限りある体力を育児のどこに使う?
私はこの電動自転車購入でふと気づきました。
「育児も、限りある体力をどこに使うかが大切」だと。
確かに子どもにかける時間や手間は多い方が良いかもしれませんが、それに付随する労力はカットしても良いのではないでしょうか。
たとえば育児に使える力が100あったとして、普通の自転車移動やベビーカーを引いての長距離徒歩で50力を使ってしまっては、子どもにかけられる力は後50しかありません。
でも、その力を節約して20ですめば、残り80をお子さんに使うことができます。
増えた余裕で、手作りのお菓子を作ってあげられるかもしれません。
世の中の育児便利グッズやサービスは、このためにあるのではないでしょうか。
育児便利グッズで「手抜き」を
育児便利グッズで要領よく手抜きできるならぜひそうしましょう。
コップひとつにしても、子ども用をわざわざ買うのは少しもったいない気もします。
でもその代わり、持ち手が子どもの手にフィットしたり、こぼれにくい構造になっていたりします。
何度もお茶やジュースをこぼしてしまっていては、掃除や洗濯をするお母さんの労力はまたプラス30。
でもそれを使うことによってその30を節約することができるのです。
たまには食事の手抜きもあり
子ども向けのレトルト食品。
もちろん毎日出すわけにはいきませんが、ママの元気がない時、ママが無理して作るよりもさっと温めるだけでお子さんのお腹が満たされるなら、悪い話ではありませんよね。
現金な言い方かもしれませんが、ママの使える力が有限で一定だとして、お金を払って楽になったり解決したりするのなら決して悪いことではない気がするのです。
スーパーママはいない!だから手抜きしよう
どのお母さんもスーパーママではありません!
お金で解決できる便利グッズやサービスに「これって手抜きじゃないの?」と思ってしまうかもしれません。
いえいえ、育児を手抜きするということは、育児をする上で出てくる他の労力を節約するのです。
決してお子さんに手を抜いているのではない、と私は思います。
体力をフル活用しているお母さん、ちょっと肩の力を抜いて、便利グッズに頼ってみませんか?