その習い事に子どもがすんなりと行ってくれればいですが、行きたくない、といってグズる子も多いと思います。
今だけの感情で嫌がっているのか、本当に苦手としているのか、子どもが習い事を嫌がった時に親がとるべき5つの行動をご紹介します。
目次
1.嫌がっても連れていく
子どもがどれだけ嫌がっても、例え泣いて嫌がったとしても連れていきましょう。
嫌がるからと言って、すぐに休んだり辞めたりするのは、「嫌なことからは逃げる」という習慣がついてしまう可能性があります。
最後までやり切る事が出来ない大人になってもらっては困りますよね。
親ならば可哀想と思う気持ちもあるかも知れませんが、心を鬼にして連れて行きましょう。
嫌がっても無駄だと子どもは理解する
心を鬼にして連れていけば、嫌がっても行かなければならない、と子どももそれを理解します。
習い事は、プールでも、ピアノでも、英会話でも何でも構いませんが、続けていれば必ずうまくなります。
そして、プールであれば進級テスト、ピアノであれば発表会、英語であれば検定など、その成果を発表したり感じられたりする場面が習い事にはいくつもあります。
逃げずに続けさせていれば、あんなに嫌がって習い事に対して、「もっと上手くなりたいから頑張りたい」と自分から言ってくれるようになりますよ。
2.習い事に行きたくない理由を聞いて共感する
周りの子と比べて上手く泳げない、中のいい子が別のクラスになってしまった、など子どもなりに嫌がる理由があるはずなので、「そんな些細な事、、、」と口出さずにしっかり話を最後まで聞き、共感をしてあげましょう。
理由を聞いたら子どもの気分を盛り上げる
嫌がる理由を聞いてあげても、親が解決できることはほぼないでしょう。
なぜなら習い事をしているのは親ではなく子どもだからです。
そんな時は子どもの気持ちを盛り上げるようにしましょう。例えば、教室まで送る途中に
- 今日は25m泳げるように目指そう
- この前は出来なかったけど今日はできるように頑張ろう
- 新しい友達できるかもよ
など、小さな達成できそうな目標、前向きになれる言葉かけてあげましょう。
そうすると子どもも頑張るぞという気持ちが出てきますし、帰ってきてからは「今日は〇〇出来たよ」「次はここを頑張る」などと会話も増えるはずです。
習い事に行かせるためにモノでは釣らない
この気分を盛り上げるときに、「おもちゃを買ってあげるから」などモノで釣るのはやめておきましょう。
「おもちゃを買ってあげるから頑張ろう」と言ってしまうと、その週は行けたとしても次の週も癖がついてしまって同じ事をしてないと行かなくなってしまいます。
そのためモノで釣るのは止めましょう。
3.やりたい事は習い事の後にする
習い事に行きたくない理由の1つに、習い事に行かないでゲームをしたい!というお子さんは以外と多いのではないでしょうか?
ゲームばかりしていて時間になっても全然準備しない、ゲームを辞めさせたら怒り出す、そんなお子さんもいると思います。
しっかり区別をつける
習い事に行かないとゲームはできない事と伝え、やる事をやって全部終わったらやって良いというように区別をつけましょう。
ゲームを与える際にはルールを設けた家庭は多いと思いますが、しっかり守らせていますか?
普段からルールを守れていなければ、習い事に遅刻する時間になろうが子供はルールを守りません。
逆に普段からルールを守れていれば「ゲームしたから習い事行かない」とは言いません。
手遅れということないので、今からでもしっかりとルールを守れるように子供と再確認しましょう。
日頃からルールを守る、区別をつける癖をつけておかないと、ゲームばかりしていて勉強しない子どもに成長してしまいます。
そうなると、その後控える受験において痛い目をみることになってしまいます。
4.習い事をもう辞めたらと突き放す
習い事に行きたくないと言いだしたら、諭すのではなく思い切って「そんなに行きたくない習い事ならいっそ辞めれば」と言って突き放しましょう。
けれど、ただ「辞めれば」というだけではダメです。
「自分で始めたいと言ったのに、もう行きたくないって言うんだから、今後は別の習い事をしたいとなっても行かせられない。どうせ直ぐに行きたくないって言い出すだろうから。だからもうこれで習い事はなし」
このような言い回しにしましょう。
大切な事は親が決めた事ではなく、自身で決めたことだと認識されましょう。
辞めればと言われると辞めたくなくなる
「辞めればいい、もう行かなくていい」と言われれば、「そんなつもりはない、行く」と子どもは言いだします。
もう二度とできないとなると急に不安になって辞めたく無くなるのです。
無くなると分かると手放したくなくなるもの、これは大人も子どもも同じではないでしょうか?
それでも行きたくないと言ったら?
習い事に行きたくない、というのは一時的なことがほとんどです。多くの子どもは取り上げられるとなると固執します。
もし、「辞めればいい」と言ってもその習い事に固執しないようであれば、それは本当に習い事が嫌な可能性があります。
その場合どうしてそんなに嫌なのか子供に確認し、どうするのかよく話し合いましょう。
5.とりあえず休ませてみる
なぜ行きたくないのか理由を確認
頑張っている子が行きたくないと言うときは、明確な理由があるケースが多いです。
その理由に応じて続けるか辞めさせるかを決めなければいけませんが、習い事を辞めさせるとなった場合、辞めたいと言ったから終わりにするのではなく、1つ目標を達成できたら辞めるようにしましょう。
「辞めたければ辞めてもいいんだ」と認識してしまうと頑張りの効かない子に成ってしまう可能性があります。
そうならないためにも目標や区切りを設定して、それが達成出来きてから辞めることにしましょう。
習い事を嫌がる子供は多い
10人いれば9人の子は習い事に行くのを嫌がるものです。
お子さんが嫌がっても、毅然とした態度で望みましょう。
決してズル休みなどさせない。それが親の愛のムチというものです。