片付けに関して、2つのタイプに分類することができます。それは「片付けができない人」と「片付けができる人」です。
片付けができない人の特徴から、片付けができる人との違い、そしてどうしたら部屋が片付くかについて考えてみましょう。
目次
モノを捨てられない
片付けられない人は「モノを捨てられない人」です。
例えば、使わない紙袋を「いつか使う日が来るかもしれない」と何枚も大量に保管していたり、購入してから一度も来ていない衣類を「今後もしかしたら着る機会が来るかもしれないから…」「けっこう高かったのに捨てるなんてもったいない」といつまでもクローゼットの奥にしまい込んでいたり。
しばらく読んでいない漫画や本を「もったいないから」と捨てることも売ることもせずに保管していたりします。
そのような考えから、どんどんモノが家にあふれかえって、片付けるという行為が、どんどん面倒な行為になってしまいます。
持ち物の視点を変えよう!
「いつか使う日が来るかもしれない」という所謂「もったいない」という気持ちをまずは捨てましょう。
そして「今まで使わなかったのだからこれからも使わない」と考え方の視点を少し変えることが必要です。
片付けることに対して、考え方の視点を変えた上で「自分にとって必要なものか、必要じゃないか」を判断し、使わないものは捨てる、必要なものは残すようにしましょう。
ものが溢れた部屋はまずスペースがありませんので、片付けることができません。
考え方を変えて不要なモノを捨てることが大切です。
「後で片付ける」が口癖
片付けられない人は「後で片付ける」が口癖で、外出先から帰ってきてもバッグや上着をすぐに片付けずに、その辺にポーンと投げ捨てたり、買ってきたものもまずは適当にその辺に置いてしまいます。
実際は「後で片付ける」の「後で」よりも先に物を散らかしてしまうので、気が付けば手が付けられない状態になってしまっているのです。
雑誌や漫画なども読んだら読みっぱなし、DVDも引き出しから出したら出しっぱなしという風に、どんどん物が散らかっていきます。
ずぼらな性格の人や面倒くさがり屋の人に多いのがこのタイプで、周りからもだらしないイメージを持たれている場合が多いです。
すぐにやる習慣を
まずは使ったものや出したものは、用が済めば元の場所に片付ける習慣を付けるようにしましょう。
上着やバッグは所定の置き場所を決めておき、外出先から帰った時もまずはそれらをきちんと片付ける。
物をその辺に適当に置く前に片付けることができれば、決して散らかることはありません。
習慣にすることが大切なので、慣れるまでは少し大変かもしれません。
けれど一度習慣になってしまえばすぐやらないことに違和感を覚えるようになります。そうなったら部屋は散らかりません。
一度片付いた部屋で過ごすことに慣れてしまうと、逆に片付けずにはいられなくなってくるでしょう。
そこまで来たらすでに片付けられないという悩みからは脱出しているはずです。
片付けできない人は整理整頓が苦手
片付けられない人は、整理整頓が苦手です。
整理整頓とはあるべきものが、あるべき場所に綺麗に整理されている状態ことです。
ものをあるべき場所に戻せなければ、当たり前ですが、散らかりますね。
整理整頓できなければ片付けをできることができません。
また、ただ戻すだけでなく、綺麗に整理することも重要ではないでしょうか?
例えば本を本棚にしまってはいるもの、数年前のクレジット会社からの明細や、使っていないカードが棚に置きっぱなしという事はありませんか?
ごちゃごちゃしたままでは、綺麗に片付いているとはいえませんね。
正しい整理整頓の仕方を覚えよう
整理整頓をして片付けられない人は、ただ戻すだけの片付けではなく、整理整頓の仕方を一度きちんと学ぶ必要があります。
書籍でも多数の整理整頓本がでているので、書籍を読んで勉強するのも一つの手です。
そういったものから片付けの仕方を学んでもいいかもしれませんね。
それでも片付けられないなら少々時間もお金もかかるかもしれませんが、きちんとした講師から片付けの極意を教えてもらう、という方法もあります。
片付けに関しては様々な資格もありますので、逆にこれを機に資格取得にチャレンジしてみてもいいかもしれませんよ。
集中力が持続しない
片付けられない人は集中力がない、もしくは持続できる時間が短いです。
片付けをしていて途中で気になるものが出てきたりすると、それを見るのに夢中になったりして中断されてしまいます。
しかし片付けは中断することなくいっぺんにやらないと、どこまで片付けているのかがわからない状態になってしまうことも多いものです。
そのため一旦片付けを中断した場合には、また最初からやり直すのと同然になってしまうものです。
片付けを中断してしまうと、そこからまたさらに散らかってしまい、片付けをしているのに片付けが終わらない悪循環に陥ってしまいます。
片付ける量を減らそう
集中力がない、もしくは持続しなくていつも片付けられない状態になっているという人は、片付けをする量を減らすことがまず重要になります。
集中力が持続時間する時間を伸ばすことは難しいです。そのため衣類や食器類、子どものおもちゃなど今所有しているものを全体的に減らすべきなのです。
家に置いているものが少ないと自然に片付ける量が減るため、片付けにかかる時間が短時間で済むことになります。
今まで片付けられなかったという人は、普段使用していないものがないかどうかを定期的にチェックしてできる限り処分し、所有するもの自体を厳選しておくべきです。
中途半端でも気にならない
片付けが苦手な人は、何事も中途半端にしてしまう所があります。
何か散らかってしまった場合、最後まで片付けしなければならないのですが、とりあえず簡単にまとめた物を棚などに突っ込んでおいたりします。
すると、ぐちゃぐちゃにまとめた物は、次に取り出す時にはどこにあるのかわからなくなっていて、整理されないままなんとなく時間が過ぎてしまうのです。
始めからあった場所に戻すということを最後までやればいいのに、中途半端にしてしまった結果、ぐちゃぐちゃのままになってしまうのです。
また、片付けてる途中に違う散らかっている場所を見つけてそちらに行ってしまい、片付けが中途半端になってしまう事もあります。
最後までやりきる
片付けは、最後まできれいになるまでやりきりましょう。
途中で片付けを止めたり、適当に片付けてしまうのではなく、気づいた時にしっかりと片付けを終わらせてしまうことが大事です。
あとに先延ばしにすると、散らかってしまう範囲がどんどん広がって、片付けなければならない場所が沢山たまっていってしまいます。
たまっていくと、片付けの時間が限られている場合に、最後まで作業できなくなってしまったりします。
また、片付けは一つの所を集中してやる事も大事です。あれもこれもと、色んな所を片付けるのでは、なかなか終わらないのです。
優先順位をつけるのが苦手
片付けられない人は優先順位がつけられません。
例えば、自分のやりたいことや目先の利益を優先してしまい、手間や時間がかることを後回しにしてしまいます。
片付けが好きという人であればよいですが、多くの人にとって片付けは面倒くさいものです。このタイプは前述した「後で片付ける」と似ています。
ご褒美をあげてモチベーションを
一つ片付けたら一つ好きなことをする、ご褒美を与えてモチベーションをあげましょう。
そして少しずつ片付け癖がつけていきましょう。
そして片付け癖がついてきたら、もうワンステップすすめて、出しやすい、しまいやすい場所によく使うものをまとめる、整理整頓をして少しでも片付けの手間を省くようにしていきましょう。
片付けの苦を減らすことで、面倒くさがりの人も片付けられるようになっていくはずです。
細かいことが気にならない
片付けられない人は、「細かいことを気にしない」要するに大雑把な性格の人です。
散らかった部屋でも気にならない、こうなると片付けができない以前に、片付けをするしないの問題になってきます。
こういった人の特徴は「これが私にとって片付いている状況」という事をいいます。
何故なら他の人から見ると散らかった状況でも、本人にとっては使いやすい仕様になっているのです。
片付け意識の改革を
こういった人は、要するに気分屋さん気質なので、気分がのらないと動きません。
片付けるという意識を持つ必要があります。例えば、毎日片付け時間を作るようにするなど、
強制的な制約を設けて片付け意識を改革しましょう。
片付けを通して人生を変えよう
片付けができない、という問題は片付けだけに止まりません。
片付けができる人は仕事もできます。例えば、後で片付けるのではなく今片付ける人は仕事もすぐにやるでしょう。
服を脱ぎっぱなしにしない人は、書類を整理しているでしょう。
後で片付けるといっている人は仕事も後回しにしていませんか?
でも考えてみてください。
片付けを通して、ダメな習慣を改善できればそれは全てにつながります。片付けがいつも中途半端な人は、片付けを最後までやりきってみましょう。
きっと他の事も最後までやり切ることができるようになるはずです。
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