宝仙学園小学校は東京都中野区にある歴史ある共学小学校です。
「豊かな情操」と「高い学力」を併せ持つ児童を育成することを掲げています。
ここでは、宝仙学園小学校の特色や受験内容、倍率、保護者の雰囲気をご紹介しています。
目次
宝仙学園小学校の特色
仏教精神を基調に、慈悲の心を養い、思いやりの精神、感謝、奉仕の心を持つ人間を育成します。
宗教的環境の中で学校生活を送ることで、その精神を自然と養うことができます。
校外学習を積極的に導入し、テニススクールやキャンプ、スキー教室などを行っています。
また、高い学力を身に着けるために、放課後の補修等にも力を入れています。
6年生は1学期に小学校の課程をすべて修了し、2学期以降は、国立、私立中学校進学に向けての学習と進路指導を行っています。
そのため、毎年進学校への合格者を多く輩出していることでも有名な小学校です。
校内施設、設備
人工芝の校庭で、のびのびとスポーツや遊びを楽しむことができます。
校内は無線ラン完備でiPadの導入も行っています。通学時間の制限がないため、遠方からの生徒も通学が可能です。
週五回給食があり、土曜休みで指定された制服があります。
交通アクセス
- 東京メトロ丸の内線「中野坂上」駅下車 徒歩5分
- 都営大江戸線「中野坂上」駅下車 徒歩5分
- JR中央線・総武線「東中野」駅下車 徒歩15分
- バス利用時は「中野」駅南口発「中野一丁目」下車 徒歩3分
- バス利用時は「新宿」駅西口発「宝仙寺前」下車 徒歩5分
宝仙学園小学校の授業内容
国語
6年生で俳句、狂言の授業を行っています。日本古来の言葉を学ぶことで、現代日本との言葉の違いに気づくことができます。
古典への導入として、言葉の概念を学習することができます。
算数
算数の授業では具体物を使用し論理的思考を身に着けることで、中学校受験に対応できる高い数学力を養います。
中学校受験に向けた過去問を解くことも授業に導入しています。
社会
体験学習を基礎とし、そこから学んだことの探求や研究を行い、発表力を高めます。
理科
発見から科学する心を育てます。タブレット端末の利用も導入し、整理する力を身に着けます。また、自分たちで実験を考える授業も定評があります。
英語
ネイティブ教師による授業を行い、生の英語に触れることを大切にしています。グローバル文化に対応できるよう、ネイティブの学生とともにキャンプも行っています。
体育
剣道を導入し、礼法や日本の伝統に対する精神を養います。
宝仙学園小学校の受験情報
募集人員
男女70名(内部進学者含む)
入学試験日程
- 推薦・・・2023年11月1日
- 一般・・・2023年11月17日、18日の二日間
- 合格発表(推薦)・・・2023年11月1日18:00頃
- 合格発表(一般)・・・2023年11月18日20:00頃
志願者数・倍率
推薦
男子 | 女子 | |
受験者数 | 28名 | 23名 |
合格者 | 18名 | 16名 |
倍率 | 1.6倍 | 1.4倍 |
一般
男子 | 女子 | |
受験者数 | 52名 | 41名 |
合格者 | 10名 | 8名 |
倍率 | 5.2倍 | 5.1倍 |
入学に必要な学費
入学時に必要な費用
入学金 | 250,000円 |
施設費 | 150,000円 |
合計 | 400,000円 |
入学後、年間必要な費用
授業料 | 660,000円 |
施設維持費 | 120,000円 |
給食費 | 96,000円 |
補助活動費(ICT) | 12,000円 |
資料教材費 | 8,000円 |
行事費 | 15,750円 |
父母会費 | 12,000円 |
冷暖房費 | 7,000円 |
文集費 | 3,150円 |
入学時学用品費 | 20,000円 |
合計 | 953,900円 |
宝仙学園小学校の試験内容
ペーパー
記憶・理解・数量・一の理解・推理・思考力・巧緻性・ひらがなの読み・お話の記憶・図形構成・長さ比べ・季節・常識
- 所要時間:40分
- 出題用紙:10枚(16問)
- 筆記用具:鉛筆
- 形態:1クラス数10名
- 監督の先生:10名
行動観察
- 所要時間:15分
- 形態:1クラス数10名
- 内容:積み木遊び・紐結び
面接
- 所要時間:5分前後
- 対象:本人と保護者別
- 面接官:1名
- 内容(本人):氏名、幼稚園での遊びについて、ほめられるときとしかられるときは?友人の名前、今朝の朝食、小学生になったら何をしたいか、将来の夢
- 内容(保護者):教育方針、躾、通学経路、健康状態、公開授業の感想、子育てで意識していること、併願校について
運動
- 所要時間:2分
- 監督の先生:10名
- 形態:1クラス数10名
- 内容:指の運動・片足立ち
過去問
試験対策
宝仙学園小学校を第一志望にするのであれば、一般入試よりも推薦入試が良いでしょう。
なぜならば、推薦入試は、一般入試に比べ倍率が低いという特徴があります。
推薦入試は、IQが関係しているといわれていますが、入試対策をしているお子様であれば、問題ありません。
また、行動観察は重視されます。例えば、靴の脱ぎ方や揃え方など、当たり前のことが重視されるので、基本的な生活態度をみにつけておきましょう。
卒業後の進路
中学受験のための小学校といっても過言ではないので、高学年になれば自然と中学受験の雰囲気にクラスが包まれていきます。
男子は開成、武蔵、駒場、海城、早稲田、学習院等に進学していきます。
女子は女子学院、雙葉など御三家のほか、白百合、豊島岡に進学をしています。
保護者の雰囲気
中学受験を念頭に置いた家庭が多く、勉強は熱心です。
大学付属の一貫校とは違う、雰囲気がありますので、受験を検討されている方は、ご自身で、学校見学に参加をし、直に雰囲気を感じ取ることをお勧めします。