田園調布学園中等部の受験情報!合格のために必要な勉強の進め方

田園調布学園中等部の校舎

(画像:ウィキペディアより引用)

田園調布学園中等部は東京都世田谷区にある私立の女子中高一貫校です。

ここでは、田園調布学園中等部の受験予定者なら知っておきたい学校の特色、受験情報や入試傾向・対策などをご紹介していきます。

田園調布学園中等部の特色

田園調布学園中等部・高等部は「捨我精進(自分本位の我を捨て、目標に向かって努力を続けること、他人よかれと行動すること)」を建学の精神としています。

教育理念として「ディプロマ・ポリシー」「カリキュラム・ポリシー」「アドミッション・ポリシー」の3つのポリシーを掲げ、社会に貢献する人格の土台の形成、体験を重視した教育、学校での生活・体験を通じた出会いなど、幅広い教育が展開されています。

生徒の主体性や協同性を育む「協同探求型授業」、ワークショップやディスカッションなども含む「土曜プログラム」など、充実した独自の教育体制も特徴的です。

学校の沿革

1926年に調布女学校が創立されました。

1947年に新制の調布中学校が、1948年に新制の調布高等学校が設立、2004年には田園調布学園中等部・高等部に校名変更され、現在に至ります。

進学先・合格実績

2021年度の大学入試の合格実績を見ると、国公立大学33名のほか、慶應義塾大学13名、早稲田大学18名、上智大学13名など、難関私立大学も含めた合格実績が見られます。

施設

主な施設は、一般教室をはじめ、図書館、理科室、CALL教室、PC教室、English room、講堂、体育館、グランドなどがあり、各方面で充実した施設環境が整っています。

学校周辺の環境・交通アクセス

  • 東急東横線・目黒線 田園調布駅から徒歩8分
  • 東急池上線 雪が谷大塚駅から徒歩10分

渋谷や横浜をはじめ、多方面からのスムーズなアクセスに優れています。

田園調布学園中等部の受験情報

試験日

第1回:2023年2月1日(水)午前

午後入試:2023年2月1日(水)午後

第2回:2023年2月2日(木)午前

第3回:2023年2月4日(土)午前

募集人数

第1回:80名

午後入試:20名

第2回:70名

第3回:30名

試験科目と試験時間・配点

第1・2・3回

科目試験時間配点
算数50分100点
国語50分100点
理科40分60点
社旗40分60点

午後入試

科目試験時間配点
算数60分100点

田園調布学園中等部の偏差値と倍率

偏差値

田園調布学園中等部の偏差値(80偏差値)は次のようになります。

試験日偏差値
2月1日(第1回)51
2月1日(午後)59
2月2日(第2回)52
2月4日(第3回)52

倍率

2022年度の入試結果を見ると、実質倍率は次のようになっています。

 受験者数合格者数実質倍率
2月1日(第1回)183名86名2.1倍
2月1日(午後)192名129名1.5倍
2月2日(第2回)318名188名1.7倍
2月4日(第3回)184名64名2.9倍

田園調布学園中等部の入学後の学費

初年度納入金(2020年度)は以下のようになります。

入学金250,000円
授業料468,000円
施設費96,000円
教育充実費132,000円
合計946,000円

上記のほか、教材費や体験学習費などが別途発生します。

田園調布学園中等部の入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点となっています。(午後入試のみ試験時間60分)

大問は5問で、大問1が計算問題・小問集合、大問2以降が大型問題となります。

田園調布学園の算数は、一部の設問で「なぜそうなるのかを図や式などを使って説明しなさい」という指定があります。

途中式・考え方を書かせる問題は中学受験で多く見られますが、田園調布学園では「なぜそうなるのか」という説明が求められるため、注意が必要です。

日頃から途中式をまとめる練習はもちろん、式や図を使って解答プロセスを説明する練習も行い、記述形式に慣れを作りましょう。過去問で記述の解答例もしっかりチェックしておいてください。

記述が求められるのは数問ですが、部分点をもらえる可能性もあるので、なるべく早くから記述対策を行なって本番に備えましょう。

また、全体的に幅広い分野から出題されるため、過去問演習に加えて幅広い分野の問題演習も繰り返し、苦手分野を減らしておくことが大事です。

国語

算数と同じく、試験時間は50分、配点は100点満点となります。

大問は2問で、小説文・物語文、説明文・論説文などの読解問題2題で構成されます。また、漢字も読解問題の小問に含まれています。

設問形式は選択肢問題、記述問題、書き抜き問題などがあり、記述の割合が比較的高いです。

字数制限のない記述問題も見られるので、早い段階から記述対策を徹底し、慣れを作る必要があります。

過去問演習はもちろん、読解問題の演習も繰り返し、設問に沿って過不足なく記述するトレーニングを行いましょう。

また、選択肢問題や書き抜きも出題されるため、こちらも十分な対策が必要です。

本文を素早く正確に読解することはもちろん、様々な形式の設問をテキパキこなす力が求められます。

過去問演習で時間配分の感覚も養いつつ、より実戦的な力を鍛えることを心がけましょう。

社会

試験時間は40分、配点は60点満点です。大問は1問で、地理・歴史・公民分野(時事問題含む)が混ざって出題される総合問題形式となります。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題、記述問題など幅広く、それぞれバランスよく出題されています。

選択肢問題が中心の試験とは異なり、適語記入や記述も多いため、誤字脱字には十分注意しましょう。漢字の語句はしっかり漢字で覚え、ケアレスミスは絶対に避けるようにしてください。

また、リード文がかなり長いほか、地図、史料、グラフ、表などの資料も多く登場します。

試験時間の余裕は少ないため、数多くの情報を素早く把握する情報処理能力が欠かせません。

問題演習で各情報を読み取る練習を重ねるほか、過去問演習を通じて時間配分の感覚もしっかりつかみましょう。

理科

社会と同様、試験時間は40分、配点は60点満点となります。大問は4問で、4分野からまんべんなく出題されています。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題、計算問題、記述問題などがあり、バランスよく出題されます。

苦手な設問形式はなるべく減らし、各形式の設問を臨機応変にテキパキ進めることが大事です。

過去問演習はもちろん、似た傾向の問題演習も繰り返し行い、実戦的な力を養うようにしましょう。

また、グラフや表などの資料も多いので、情報処理能力もしっかり鍛えなくてはなりません。

さらに観察問題などで思考力も求められるので、問題演習を通じて慣れを作ることが大事です。各分野の基本知識を正確にすることはもちろんですが、傾向に沿って実戦力を伸ばすことも常に意識しましょう。

過去問

平均点・合格者最低点の特徴

2022年度の入試結果を見ると、平均点・合格者最低点は以下のようになります。

(第1〜3回:320点満点、午後入試:100点満点)

平均点

第1回192.8点
第2回195.0点
第3回193.6点
午後入試71点

合格者最低点

第1回199点
第2回192点
第3回207点
午後入試66点

合格ラインは60〜65%前後となっています。

第2回の合格最低点は平均点を下回るほか、午後入試も平均点とほぼ同じ合格ラインとなりました。

一方、ここ数年は第3回の合格最低点は平均点より高くなっています。

田園調布学園中等部合格のために必要なこと

田園調布学園中等部の試験問題は、全体として記述が多いという特徴があります。

算数でも説明が求められる設問があるほか、国語も記述問題の割合が高くなっています。

社会や理科も記述や適語記入が多く、選択肢問題中心の試験とは異なります。そのため、日頃から誤字脱字に注意し、4科目ともケアレスミスは絶対に避けなくてはなりません。

また、その他の設問形式も多いため、時間内に各形式の設問をテキパキ進める力が求められます。

臨機応変さが重要になるので、問題演習や過去問演習を通じて慣れを作り、時間配分の感覚も養っておきましょう。

難問・奇問ばかりの試験とは異なりますが、知識の暗記だけで対応できる試験ではなく、しっかり傾向に沿った対策を行って実力を伸ばす必要があります。

こうした点に注意し、常に本番を意識した勉強を進めてみてください。