聖心女子学院初等科を受験するなら知っておきたい合格のために必要なこと

聖心女子学院初等科の校舎都心にありながら、緑豊かで、身近に自然を感じることができる聖心女子学院初等科。

中学校、高等科とも連携し、一貫教育を行っています。

ここでは聖心女子学院初等科の特色や気になる倍率、試験対策、保護者の雰囲気をご紹介していきます。

聖心女子学院初等科の特色

聖心女子学院初等科は「家庭」の雰囲気にいるような、のびのびとした校風が特徴です。

カトリックの精神に基づいたキリスト教教育で、豊かな人間性を育成します。

12年間の教育課程を4年ごとに分ける、4・4・4制を敷き、一貫教育としてのカリキュラムの充実に努めて、全学年で宗教と英語の授業を行い、国際色豊かな、情操教育をはかります。

授業内容

世界の人々とかかわり、広い視野を持つグローバルな人間育成のために、ボランティア活動、海外姉妹校への留学、海外体験学習、姉妹校交流、ライフデザイン等を積極的に行っています。

5、6年生は中等生と同じ50分授業となります。また5、6年生の算数の授業では少人数制を導入しています。

また、理科、社会、音楽、図工、家庭、体育、宗教は教科担当制です。

その他、土曜休み、給食なし(週二回、希望者は弁当注文あり)、制服あり、2学期制となります。

校内施設、設備

森のような木立には、ときおり小鳥が訪れることも。緑豊かな環境が特徴です。

芝生の大運動場、室内プールがあります。

交通アクセス

  • 東京メトロ南北線・都営三田線「白金台」駅より徒歩7分
  • 都営バス「北里研修所前」バス停より徒歩3分
  • 都営バス「白金台駅前」より徒歩10分

聖心女子学院初等科の受験情報

募集人員

女子のみ96名

入学試験日程

  • 面接日:10/14または10/21
  • 考査日:11/1
  • 合格発表:11/3

志願者数・倍率

志願者数は女子450名前後、倍率は6.7倍です。

学費

入学時に必要な費用

入学金 300,000円
施設拡充費 160,000円
合計 460,000円

入学後、年間必要な費用

授業料 576,000円
維持費 82,000円
教材費 50,000円
保護者後援会費 50,000円
ICT機器購入費 約80,000円
年間合計 約838,000円

*上記の他に寄付金1口100,000円 5口以上を募集。
*上記は2023年度の金額となります。

聖心女子学院初等科の試験内容

ペーパー

出題用紙:A4枚

筆記用具:クーピー、鉛筆

内容:お話の記憶、条件迷路、具体物の記憶、言語、数量、推理、常識

運動

模倣体操

行動観察

絵画、自由遊び、ゲーム等

面接

所要時間:10分

対象:親子

子供への質問内容:名前、幼稚園名、幼稚園で一番楽しいこと、交通ルールについて、学校まで両親とどのような話をしてきたか、習い事について等

母への質問内容:しつけで気を付けていることは?子供を最近どのようなことで褒めたか、実際に褒めた内容を子供の前で褒めてみてください。子供が今、興味を持っていることは?子供の長所は?

父への質問内容:現在、父親自身が頑張っていることについて子供の前で話してください。今まで大切にしてきたしつけとは?

過去問

聖心女子学院初等科の試験対策

他校と異なる点として、親子関係に重点を置いている面接であるということです。

ですので、子供の前で、面接官に聞かれた内容を話すという時間があります。

面接は、親子の和やかなムードを見られるので、試験官がゆっくりと聞いてくれます。焦らず丁寧に面接にのぞむ練習をしましょう。

しつけに関しても多く聞かれているので、家庭の教育方針やしつけについて、まとめておきましょう。

試験当日は、待機時間が長いので、あらかじめトイレを済ませ、落ち着いて待機できるよう心掛けましょう。

説明会では「お遊び会」という企画を導入しています。そこでの体験や感想を願書に記入した家庭が合格しているので、説明会での出来事をよい印象を与えるように、願書に記入するとよいでしょう。

学校説明会や、お遊び会への参加は、もちろんですが、その際、お遊び会では、動きやすい服装と学校側は明記しています。

ただ、ここで体操服などは選択をせずに、学校にふさわしい、ワンピース姿で参加してください。

ペーパーの受験対策として、白百合、雙葉と同じくらいの難問が出題されます。

春まではゆったりでもよいですが、夏期講習からスピードをあげて、9月ころからは、ペーパーの強化をはかってください。

卒業後の進路

初等部卒業後は全員が中等部に進学をしています。中等部卒業後もほぼ全員、高等部へと進学していきます。

高等部卒業後も、半数近くが聖心女子大学に進学します。

外部の大学進学としては、同じミッション系の上智大学と慶応義塾大学が多く、他、東京大学は1名、その他大学への進学となっています。

保護者の雰囲気

ミッション系なので、品の良いお嬢様が多いです。育ちの良さを感じる生徒が多いので、保護者の方々もしっかりとしています。

大学までの一貫校として、子供をのびのびと育てられることに共感かれる方は、入学を検討されてみては、いかがでしょうか。

役員等は、他校に比べて多いです。駐日米国大使のキャロラインケネディさんや、皇后様もご卒業をされているので、ブランド力には、他の私学には、引けを取りません。

サラリーマン家庭には、多少敷居が高いといっても、過言ではないでしょう。

白金台という立地も、それ相応の子女が通ってくる学校というイメージです。

聖心女子初等科では、女性の社会での活躍は、社会への貢献と考えているので、母親の仕事に関しても寛容です。

そのため、平成28年度から学童保育所が開始されています。

仕事をしている母親でも通わせることのできる学校なので、共働きの家庭にはおすすめです。