これから我が子を塾に入れようと色々評判を聞いたり、体験授業を受けたりする親御さんは多いと思います。
せっかく塾に入れるのであれば腰を落ち着かせて、成績がちゃんと上がる、志望校に合格させることが出来る、そんな頼れる塾に入塾させたいですよね。
今回は塾の情報を集めるときに、「ここの塾は頼れないなあ~…。」、「ちょっとお任せできないわ…。」と思ってしまうような、ダメな塾、頼れない塾の見抜き方をご紹介していきます。
目次
ダメな塾、頼れない塾の見抜き方
地域のトップ校の偏差値が言えるか
多くの塾は無料体験前か体験中に、お子さん抜きの室長面談があります。
その塾はどのような塾なのか、費用はどれくらいか、お子さんは普段どのような様子などかを話す機会があるはずです。
そういうときに、室長に地域のトップ校の偏差値を聞いてみてください。
だいたいの室長は答えられると思いますが、まれに勉強不足で答えられない塾講師もいます。
偏差値を知ることはその学校への攻略法、その生徒があとどれくらいの期間、どれくらいの量を勉強しなければいけないのかが分かる判断材料です。
新人講師や、その地域に配属されたばかりの講師ですと研究不足ですぐに答えられない場合があります。
逆に、地域のトップ校だけでなく、5番手、6番手の学校の偏差値もすぐに答えられる塾講師はかなり意識が高く、日頃から入試への研究を怠っていないはずです。
地域の学校の情報を幅広く、きちんと把握している塾は非常に頼れる塾です。
宿題が管理出来ているかどうか
宿題は当然どの塾も出していると思います。
宿題の量は多い塾もあれば少ない塾もあると思いますが、大事なことはそれをきちんと管理出来ているかどうかです。こ
れも室長と話す機会があればぜひ「どのように宿題は管理されているのですか?」と聞いてみてください。
同じ校舎の他の先生に聞くチャンスがあれば、同じ質問をしてみてください。
ポイントは
- 自信をもって答えられている
- 講師の答えがバラバラではない
ということです。宿題の管理方法は各校舎でバラつきがあると思いますし、科目によっても多少ことなるとは思います。
管理方法はどのような方法でも良いのですが、肝心なことは講師全員がちゃんと宿題を管理しようという熱意、我が校舎はこのように管理してますよ!と言えることです。
ちなみに講師間で宿題への意識が甘かったり、管理方法もずさんだと、そういうことはすぐに生徒に伝わり、宿題をサボり始めて、結果お子さんの力は身に付かず終わった…なんていう、あってはならないことも生じてしまいます。
コミュニケーションが多いかどうか
コミュニケーション量も大事なポイントです。
特に小学生、低学年であればあるほど、塾講師からのコミュニケーションは大事になってきます。
お子さんの良い点でも悪い点も、なんでも良いので色々話してくれる講師は日頃からお子さんとコミュニケーションを取っていることになりますし、生活態度や学習態度を気にしながら生徒と接しているはずです。
そういう、いわゆる話すネタがあると塾講師は親御さんとコミュニケーションを取りたくなるものです。
もし、「あの先生、あまりうちの子に関して話してくれないな…。」と思ったらコミュニケーションが少ないか、もともと生徒と勉強以外で接する機会が少ない塾なのかもしれません。
成績を上げるにも志望校に合格させるにもただ勉強をするだけではなく、生徒と講師、保護者と講師間で信頼関係があることも大事になってきます。
字がきれいかどうか
この場合の字というのはノートに書かれている文字ではなく、黒板(もしくはホワイトボード)に書かれている文字のことを指します。
どうしても、ノートに文字を書く場合と、黒板に文字を書く場合では使う力が違うため、黒板だと上手く文字が書けない…という新人講師もいます。
また黒板の字が汚い講師は、授業がまとまっていない場合があります。
やはり塾講師は板書案が命です!
短い時間の中でいかに生徒に分かりやすく、理解してもらえるかが勝負になってきます。
ですので、黒板の字がきれい、ということは授業内容をしっかり考えている、しかも何回も練習している証拠です。(黒板はかなり練習しないと上手に書けません!)
無料体験のときや、お子さんを迎えに行くときなどに、ちらっと授業の様子と同時に黒板を見てみてください。
上手に黒板を書いている先生と下手な講師というのは、親御さんでも見ればすぐに分かると思います。
良い塾があるようにダメな塾もある
さていかがでしたでしょうか。
今回は「ダメな塾・頼れない塾の見抜き方」という観点でお話していきました。
塾講師ももちろん生徒の成績を上げたい!志望校に合格させてあげたい!という気持ちで日々奮闘していますが、どうしても良い塾とそうでないダメな塾と分かれることがあります。
その良さ悪さというのはだいたいその校舎にいる講師次第だと思っていただいて良いでしょう。
お時間あるときに、是非塾講師とコミュニケーションを取ってみて、頼れるか頼れないか判断してみてくださいね。