子どもも中学生くらいになると異性を意識し始めます。
中には恋愛をして付き合うお子さんもいます。
中学生の子どもが異性と付き合うことについて、「まだ早い」と思う方もいれば、「それくらい普通じゃない」と思う方もいるでしょう。
そこで、中学生の恋愛について賛成か反対かそのアンケート調査結果をご紹介します。
目次
中学生の恋愛に関するアンケート結果
20歳以上の男女100人に聞いた中学生の恋愛に賛成か反対かのアンケートの結果は以下のようになりました。
8割以上の人が中学生の恋愛には賛成、約15%の人が反対をしています。
なぜ賛成なのか、なぜ反対なのか、もう少し具体的に掘り下げてみてみましょう。
中学生の恋愛に賛成派の意見
恋愛をしなかった事を後悔
恋愛は人間関係の一部です。よって人間関係を学ぶ上で恋愛は必要不可欠だと思います。
中学生だからといって、禁じることはありません。中学生でも色々な感情を抱き、考え、行動します。
それが年齢で早すぎる遅すぎると考えるのは違うと思います。
大人になって中学生時代、恋愛をしなかったことを後悔しています。
そしたら、もっと相手を思いやる気持ちや、自分の中で相手に何か伝える心がもっと強くなっただろうと思います。
なので私は中学生の恋愛を応援します。
恋愛を通して様々なことを学ぶから
そもそも中学生になって異性に興味がない方がおかしいぐらいで、時期的には異性の目を気にしだしてオシャレにも興味がでてくるものではないでしょうか。
中学生は私もそうだったのですが、初恋をする子も多くいました。
それから続く高校生は青春の一番大事な時期で、そこでする恋愛は一生忘れられないぐらい大事な思い出にもなりうるので、その練習の時期が中学生だと思います。
この時期から好きな子への思いやりや気配り、大事な人への接し方を肌で学んでおくのは人生において重要なコミュニケーション能力を培うことになります。
なので、我が子の交際は大賛成です。
その時にしかできないことを大切にして欲しいから
中学生であれ、人を好きになることは、とても素晴らしいことだと思うので賛成です。
周りのお友達とも、好きな人の話で盛り上がったり、そういう話をすることが楽しくて仕方ない時期であるとも思うので、青春だな、と思います。
ただ、恋愛といっても、お互い好き同士ということだけであって、特に何をするとかは、まだ中学生には早いと思うので、気持ちの中だけでの恋愛は賛成です。
好きな人を考えて、ドキドキしたり、嬉しくなったり、時には悲しくなったり、そういった気持ちを大切にしてほしいなと思います。
子どもの教育になる
中学生だから早いということはないと思います。
中学1年の息子には彼女がいます。私は2人の交際を応援していますし、学校の先生も公認です。息子が所属している部活の男子の半数は彼女がいます。
私は、男女の付き合いは多少慣れも必要だと考えています。
接し方や距離感等、経験があってからこそ分かることがあると思います。
高校生以上になると、行動範囲が広がりますが、中学生はまだ親の目が届きやすく、意見やアドバイスをすることにより、「交際する」ということを子供に教えやすいと思います。
子どもにとって未知の領域に触れる機会があるのであれば、早いとか遅いとかではなく、触れさせてあげる方が、子どものためになるのではないでしょうか。
賛成派のその他の意見
- 心を育てるには恋愛が必要だと思うし、中学生くらいが初めて恋愛をするには適切な時期なのではないかと思う
- (年相応の適切な関係性を保てるお付き合いが前提として)人生経験として無いよりはあった方が良いのではないかと思います。
- 反対したところで隠すこともできることなので、それだったら反対するのではなく賛成(応援)する側として子どもを見守りたい。
中学生の恋愛に反対派の意見
恋愛で勉強がダメに
子どもの友達で異性と付き合うようになった人がいました。
子どもに聞くと、その友達は、恋愛するまでは勉強もスポーツもとても張り切っていたそうです。
ところが、恋愛するようになってから、彼女のことばかり気になるせいか、集中力が散漫になり、テストの成績も今までは10位ぐらいだったのが、80位ぐらいになってしまったそうです。
そして、その彼女との付き合いを解消してしまったあと、彼はそのショックから立ち直ることができず、完全にやる気をなくしてしまったそうです。
はじめから恋愛をしなければそのようなことにはならなかったと思います。
恋愛は大人になってからでも出来るので中学生の恋愛には反対です。
中学生は片想いくらいがちょうどいい
まだまだ心も身体も未熟な段階なので、異性と付き合うといったことには賛成しかねます。
ただでさえ、今の中学生は時間がありません。
勉強や部活で忙しいですし、たまには友達とも遊びにいって関係を保たなければなりません。
そこに、とても異性と付き合う余裕はないように感じます。
付き合うという行為はもう少し大人になってからにとっておいて、中学生のうちは片想いくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
片想いって、大人になってみるとすごくいい思い出なので、中学生のうちはそういう淡い思い出を作ってほしいです。
将来を考えて勉強をして欲しい
大学受験で浪人しても困りませんが、高校受験で浪人することは出来ません。
私立を併願で受けることは出来ると言っても、勉強を疎かにしていたら希望の学校に1つも受からない可能性もあります。
異性に興味を持つ時期であるのは理解できますし、気になる子がいてもいいと思います。
けれど中学生の恋愛が続くことなどほぼないですし、付き合うなど、そういったことは高校になってからにして欲しいです。
中学生、特に高校受験を控えている中学3年生は将来を考えて勉強に集中して欲しいと思います。
反対派のその他の意見
- ネットで顔の見えない相手との関係や、ただ何となく流されて付き合ったり、周りに恋人が出来た事で自分も焦って無理やり恋人を作るのは反対
- そこまで強く反対するわけではないが、恋愛よりは中学生にしかできないこと・部活や勉強に夢中になって欲しいと思う。
- 健全でない付き合いをされた時に困るから
親としては、恋愛もいいけれど勉強もしてほしい
賛成派の意見としては、人として成長に必要な過程であったり、良い思い出と考えている方が多いですね。
反対派としては、まだ未熟でいわゆる”子ども”と考えており、恋愛よりも勉強を優先すべきでは、という家庭が多いようですね。
中学生の恋愛についてあなたはどう思いますか?我が子が恋愛をしていることがわかったらどのように見守っていくかなど、夫婦間、家族内で話し合ってみるのもいい機会ではないでしょうか。
恋愛を通じて子どもの心の成長も垣間見れるかもしれませんね。
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