字が下手だと損をする!文字を書くのが得意になるコツ

字が下手だと損する!字を書くことが得意になるコツ

お子さんは、字を書くのが得意ですか?

お習字は、今なお根強い人気があるお稽古ごとですから、習いに行っているお子さんも多いのではないでしょうか?

字が上手だと、その子の一つの特技として位置づけられるのはもちろんのこと、正しい文字を書く事ができるので、テストなどでの読み間違えによるマイナス点を防ぐことができます。

「うちの子、字が汚いかも・・・」と悩んでいるお父さん、お母さん、文字はお習字に行かなくても、丁寧で読みやすい文字を書けるようになることは十分可能ですよ!

今回は、字が上手になる基本編として、ひらがな・漢字問わず共通して言える、基本の「き」の部分を解説していきます!

頭の良さと字の綺麗さは関係ある?!

字の綺麗な人、上手な人は、頭が良く見えます。美しく整った文字には、どこか知性を感じますよね。

実際、頭の良い人は、字が上手い人が多いです。

非常に達筆な方もいらっしゃいますが、そうでなくとも、文字を書き慣れたような印象があり、ある程度整った文字を書かれます。

それか逆に、とても特徴的な文字を書きます。

人が読めないような略字を書いたりしますが、決して自分が読めなくなるということはなく、彼らなりの法則性に従って字が崩れているようです。

特徴的といえども、下手という感じではなく、使い古されたような文字を書く方が多いようにおもいます。

要するに、頭の良い人は文字を書き慣れているとも言えるのでしょう。

文字は人となりをあらわすと言いますが、そういう部分は多少なりともあります。

つまり…字が上手いと、賢く見える!ということ。

これは当然、賢く見えた方が得ですよね。

子どもを字の上手な子にするには、やっぱり基本が大切

字の得意な子

お子さんに、文字の得意な子になってもらうには、テクニック云々よりも、基本が大切です。

大人の私たちが文字を矯正する時には、こうすれば上手くみえる(例えば、右上り6°くらいが一番美しく見えるなど)といったテクニックを実践すれば、劇的に変わることがあります。

しかしそれは、これまでたくさんの漢字を学習し、使い慣れているからこそのこと。

子どもはまだまだ漢字の学習途中ですし、大人のようにはすらすら書きこなしていませんよね。

そういう意味で、子どもの文字上達には、基本を意識することが何より大切です。

字がうまくなるための3つ基本

1.とめ・はね・はらいをしっかり

漢字テスト対策にもなることですが、文字のとめ・はね・はらいはきっちりと書きましょう。

例えば、しんにょうは小学生でもなかなかうまく習得しにくい部首ですが、形はともかく、最後の「とめてはらう」をきっちりするだけで、形は驚くほど良くなります。

2.書き順は必ず守って

漢字を習う時には、面倒でもその漢字の書き順を必ず正しく身につけるようにしましょう。

書き順は適当に考えられているわけではなく、その字を美しく整った形で書くのに最も適した順番なのです。

長い歴史の中で歩んできた書き順ですので、確実性があります。

書き順は、一度身についてしまうと、なかなか変えることができませんので、低学年のまだ簡単な漢字のうちから、正しい書き順で書くことを徹底させてあげましょう。

3.等間隔を意識する

漢字であっても仮名であっても、その一字一字を見せるためには、文字の持つ「間隔」を左右や前後で均一にすることが大切です。

例えば、「三」という文字は、横三本の違う長さの棒で構成された漢字ですが、2画目を中心とした、上と下の二つの間隔を、等間隔になるように書くと、簡単に美しく書くことができます。

これは、複雑な文字にも言えること。

左右対称の文字は、中心線から右と左が等間隔で書かれているように心がけると、美しく見えます。

何回も書くのはもう古い?!

何度も書くことは、もちろん文字が上手になる一つの方法です。

小学校1年生を受け持つ先生は、4月の新学期が始まる前に、正しいひらがなをしっかりと書けるように、何度も練習するほどです。

これは、字の美しい形を、手に覚えこませている方法だとも言えますね。

英単語を何度も何度も繰り返し書いて覚える感覚に似ています。

でも、一方でこんなやり方もあります。

それは、文字を目で見て、目で美しい形を覚える方法です。

おすすめの本がこちら。

文字とイラストで、一つ一つのひらがなについて、書き方のポイントを解説してくれています。

とにかく、楽しく読むことができるのが良いですね。

先ほどの反復練習に対して、目で見て覚える方法は、頭で理解して書く方法とも言えます。

実は、この方法ができるならば、お習字に通わなくても十分、鉛筆で書く文字は、自分の力で十分にうまくなることができるのです。(毛筆とはまた別の話、毛筆はお習字に行く方が近道)

形を見て、頭で理解することができれば、今度は正しくて美しい文字を頻繁に見て、頭にしっかり覚えさせてあげることが大事です。

目に入る回数を増やせば良いので、トイレなど、ちょっと長く居座るところに貼ってあげましょう。

まとめ

今回は、漢字・仮名に共通した基本的なコツをお伝えしました。

ぜひ実践して上手な字を書けるようになってくださいね。

汚い字で悩んでいる子