子どもが勉強しない理由は大きく分けて2つ!どうすれば勉強しない子どもは変わるの?

勉強しない子供が変わる子どもが勉強しない理由には、大きく分けて2つあります。

1つ目の理由は「勉強に興味がないから」、2つ目の理由は「勉強する習慣がないから」です。

他にも細かい理由は考えられますが、大まかに分類すると「勉強に興味がないから」「勉強する習慣がないから」のどちらかに当てはまることができます。

ここでは、そんなお子さんへ勉強に興味を持たせる方法、習慣をつける方法をご紹介していきます。

子どもが勉強をしない2つの理由

勉強に興味がない

「勉強に興味がないから」という理由には、「勉強が嫌いだ」という理由も含まれます。興味がないことは、誰でも少なからず抵抗があります。

興味がないのに無理に勉強をさせることで、勉強が嫌いになる場合もあります。

勉強になんとなく興味がある子供は、勉強をさせてもあまり嫌がりません。少しでも興味があれば、特に子どもは「やってみようかな」と考えやすいです。

一方で、勉強に興味が持てないと、「やりたくない」と考えてしまいます。

また、勉強が続かない子の場合も、興味がないことが大きな原因となります。

一時的に勉強をしたとしても、興味がなければ習慣として続かなくなります。

勉強する習慣がない

勉強する習慣がなければ、どうしても勉強から離れてしまいます。

学校で授業を受け、家に帰って宿題をすることが一般的ですが、勉強の習慣がないと宿題に抵抗を覚えます。

さらに、自主的に勉強をする機会も減ります。習慣として勉強という行動が身についていないと、子どもにとっては「どうして勉強しなければいけないのか」ということになります。

習慣とは、好き嫌いにかかわらず日常的に行うものです。

例えば、朝起きて歯を磨いたり食事をしたり、といった日常的な習慣は、子どもにとって抵抗は少ないでしょう。

同じように勉強が習慣になっていれば、子どもにとって勉強に対する抵抗は少なくなります。

逆に考えると、勉強が多少嫌いでも、習慣になっていればそれほど抵抗がありません。好き嫌いにかかわらず習慣として行っているからです。

もちろん、あまりに嫌いなことを無理に続けさせることは好ましくありませんが、習慣になっていることで、「気がついたら勉強が嫌いじゃなくなった」と考えるケースは多いです。

勉強に興味を持たせる方法

勉強をする小学生子どもが勉強に興味を持つようにするには、なるべく身近な事例を勉強に当てはめることが重要です。

例えば、算数や理科は身近な事例に当てはめやすいです。

速さであれば、徒競走や乗り物など、天気であれば、テレビで放映されている天気予報など、日常生活で見られる事例に関係します。

まずは日常生活の中からなんだろう?を増やしていく

日常的なものに関係していると、子どもは興味を持ちやすいです。

日常的なものは子どもにとって抵抗が少なく、「これ、なんだろう?」と考えやすいからです。

「なんだろう?」という疑問を持つと、勉強は進みます。

例えば「なぜ速さが変わるんだろう?」「なんで天気が変わるんだろう?」といった根本的な疑問は、勉強に対するやる気につながります。

もちろん、算数や理科だけではありません。

本に興味がある子は、国語の文章にも興味を持ちやすいです。

国語を勉強として考えると興味を持ちにくいですが、好きな本に当てはめて考えさせると、文章そのものに興味を持ち、国語が好きになるという例が見られます。

また、社会であれば、歴史のマンガを読ませることも一つの方法です。

マンガ形式でも歴史の流れを把握できれば、興味が生まれます。

公民や地理も歴史に関係している部分があるので、歴史に対する興味が公民や地理の分野にも広がったという例もあります。

身近な事例を勉強に当てはまる際の注意点は、無理に興味を持たせないことです。子供は「させられている」と考えると抵抗が強くなり、興味をなくす原因にもなります。

自然に「これ、なんだろう?」と思えるように、科目ごとに登場する事例を当てはめてみましょう。

勉強しない子供

勉強する習慣をつけさせる方法

勉強する習慣をつけさせるには、まずは無理のない範囲から始めることが重要です。

例えば計算問題や、漢字の書き取り・読み取りなど、お子さんにとって取り組みやすい問題から解かせましょう。

最初から無理に難しい問題を解かせると、抵抗が大きくなります。

一方で、計算問題や漢字など、比較的すぐに解ける問題は抵抗が少なく、「またやってみようかな」と考えるきっかけになります。

この「またやってみよう」という感覚が重要です。これが勉強する習慣につながります。

またやってみようと思わせることで勉強が習慣化する

勉強する習慣をつけさせるポイントは、たとえ簡単な問題でも「勉強をしている」と考えさせることです。

お子さんが「今、自分は勉強をしているんだ。でも、そこまで嫌じゃないな」と考えることができれば、習慣として続きやすくなります。

「勉強をしている」という自覚がないと、遊びなどとの区別がつきにくく、結果として勉強する習慣にならないおそれがあります。かといって無理に勉強をさせると、抵抗を覚えます。

最初は、「勉強しているけど、そこまで嫌じゃない」という感覚から身につけさせ、「またやってみよう」という習慣につなげていきましょう。

勉強が得意な子供

興味と習慣が繋がると勉強のやる気度がアップします

子どもが勉強しない理由として、「勉強に興味がないから」「勉強する習慣がないから」の2つを挙げましたが、これらの2つの理由は関係しています。

勉強に興味がなければ習慣として続きにくく、勉強する習慣がなければ興味を持ちにくいからです。

逆に考えると、勉強に対して興味があれば習慣として続きやすいです。

また、勉強が習慣になっていれば、ある程度興味を持つことも可能です。

つまり、「勉強に対する興味」と「勉強する習慣」は、片方を先に身につければ、もう片方も身につきやすくなります。

そして、興味と習慣が両方身につくと、勉強に対するやる気はさらに上がっていくはずです。