小学校受験において、ペーパー試験で点数を取る事は合格への近道です。
ノンペーパーの小学校もありますが、ほとんどの小学校では、ペーパーテストが実施されております。
ペーパーの点数が重要です、と説明会で言われる小学校もあります。
ペーパーで得点をとるには、塾・教室に通われる家庭が多数で、解き方のコツを覚え身に付けることは重要でもあります。
しかしそれだけでなく、自宅学習として塾の授業の復習し、お子さんが確実に問題を解ける様ようにするためには、親が子供と一緒に取り組む事が必要となります。
ここでは、自宅学習で役立つ、実際に小学校受験対策で利用して役に立った参考書をご紹介します。
目次
ペーパー対策用の参考書
出版会社・大手塾より、数多くの参考書を、本屋さん・インターネットで入手する事が出来ます。
筆者が、初めて選んだ参考書は、下記のこぐま会の参考書です。
ひとりでとっくん
この参考書は、年齢別・領域別で分けられていて、100冊のシリーズとなっております。
まずは、4歳用の簡単な内容からスタートしました。
子どもの解答が一度で正解の場合もあるのですが、間違える問題も多く、参考書には直接書き込まずに、3部コピーして出来るまで繰り返し解き続けました。
なかなか苦手な領域が克服出来ない場合は、下記の参考書を購入しました。
理英会のばっちりくんドリル
この参考書は、基礎編・応用編に分かれていて、全てを解くとかなりの実力がつきます。
基礎的な問題~難関校対策になる問題など、多様化されてい問題集です。
これも、3部コピーして、繰り返し解き続けました。
次に取り組んだ参考書は、下記になります。
ハイレベル合格100
この参考書は、お話の記憶・図形・注意力・比較などの分野別に分かれていて、5シリーズとなっております。
1冊の参考書で、100ページ分の問題が掲載されていて、絵が可愛く、子どもが一番大好きな参考書で好んで解いておりました。
お話の記憶は、訓練が必要ですので、問題数の多いこの参考書はとても役に立ちました。
上記3種類の参考書で、ほぼカバー出来ました。
ただ、苦手になってしまった図形・比較・お話の記憶に関しては、他領域別の参考書も入手して、克服出来る様に集中的に取り組みました。
年中の冬からは、下記の参考書に取りかかりました。
ひとりでとっくん365日
こちらの参考書には、母親がどの様に教えると良いか、こぐま会の他教材も掲載されており、とても役に立ちました。
年長の夏休みからは、志望校の過去問を解き、試験対策をしました。
また、この頃になると実力がつき、問題を解くスピードが速くなり、次から次に問題を進める事ができました。
仕上げとして、下記の参考書を利用しました。
年長児用 ハイレベル領域別問題集
塾に通っているご家庭は入手出来るのですが、本屋・インターネットでは市販されておらず一般の方は、オークションなどで入手出来る参考書となっております。
合格者を多数輩出する塾の参考書は、とてもためになり、難しい問題も掲載されており確実にハイレベルな実力がつきます。
絵画対策用の参考書
我が子は、お絵描きがあまり好きではなく、描く機会が少なかったです。
そのため近くの絵画教室に通い、まずは好きになってもらうことからスタートしました。
絵の具、クレヨン、ペンなどを使用して、描いていくうちに、多少、躊躇せずに描くようになりました。
それからは、形を捉え、何を描いているか分かる様にするために、さまざまな参考書を活用しました。
小学校受験で合格するための絵の描き方
この参考書は、描き方が説明されているDVDも付いています。
男の子、女の子、お父さん、お母さん、クマ、ウサギ、ネコ、ライオン、パンダなど、基礎的なものを中心に、学ぶことが出来ます。
また、まだ小さいお子様には、下記の参考書をお薦めします
1日10分で、じょうずにかけるほん
絵が可愛く、我が子は楽しく絵を描いてくれるようになりました。
ある程度、色々と描ける様になった際は、試験前に仕上げとして、下記の参考書をお薦めします。
1日10分で難関小学校に合格する絵のかきかた
色々な絵の描き方が紹介されておりまして、人気の参考書となっております。
いずれの本でも、お子さんが喜んで、楽しく絵を描くことを学んでもらえると、自然と絵が描けるようになります。
絵は、好き嫌い、得意不得意もあります。
まずは、描く事を好きになってもらう事を、あせらずに遊び感覚で行うことが大切です。
描くことに楽しみを覚えてくれた際は、参考書を使って、一つ一つ絵の課題をこなしていき、人・さまざまな動物・想像画などに取り組むと、試験対策になります。
お子さんだけでなく、親御さんも一緒にお絵描きをしてみませんか?
お子さんが描いた絵に対し、決して否定せずに、上手に描けた部分を褒め、部屋の中に飾ったりすると喜んでくれるはずです。
行動観察対策の参考に
また、いつもは画用紙に描くことを習慣にしていたのですが、行動観察で、大きな模造紙に4-5人のグループで絵を描く過去問もありましたので、仕上げの時期は、模造紙を用意して、動物園・水族館・季節の絵(春のテーマ:桜、チューリップ、おたまじゃくしなど)を、家族みんなで描きました。
うまく形になっていない絵があった際は、参考書を見て、写して描く様にすると、苦手な絵も、嫌がらずに書いてくれ、何度か練習して、描ける様になるまで練習をしました。
思い浮かばない絵があった際は、サンプルを見せて、イメージが出来る様にすることは、大切だと思いました。
最後に、参考書選びについて伝えたい事
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した様々な参考書は、容易に入手出来る状況です。
問題の難易度、問題数も大切なのですが、やはり子どもが喜んで解いてくれる様な、絵、文字の大きさ、見やすさなどで選ぶと長くより深い参考書にすることが出来ます。