小学校受験の体操が苦手な子も得意な子も!試験本番で学校側が一番みている力とは?

体操教室に通う子ども

小学校受験の試験科目でもある体操は、一部の女子校を除き殆どの学校で頻出されているます。

では、試験で見られる体操にはどの様なものがあるのでしょうか?

体操と一言でまとめていますが、指示を聞いて覚え、その通りに自分の身体を動かす指示走や、基本のマット運動や鉄棒、ボール投げやお手玉での的あて、チームを組んでリレーをしたり、短いダンスを練習し発表することもあります。

これらの事をいきなりその場で「はい、やってみましょう!」と言われてもなかなか実力を出し切れずに終わってしまうお子様も多く見受けられます。

ここでは、我が子二人の小学校経験から、体操が得意な子も苦手な子も、自信満々に堂々と試験でも実力が発揮できるために、そんな姿を目指すためにおすすめな対策についてみていきましょう。

体操が苦手な子も得意な子も!体操教室に通うメリット

難関校を受験されることを検討中で、まだお教室に通われていない場合はまずは体操教室に通ってみることをおすすめします。

体操教室といってもたくさんありますが、小学校受験対策専門ではない、一般的な体操教室でも良いとは思いますが、受験する年の1~2年前頃からは受験対策が出来る教室に通われる安心ですね。

年齢は年少〜年中頃からの教室もあれば、JAC幼児教室のようにベビークラスがある所もありますので、是非お近くの体操教室を探してみてください。

長年受験対策の研究をされた過去の情報から、この位の年齢・時期ならどの様な事が出来ていると良い。など試験当日までに綿密な計画を指導くださいます。

体操科目と言いましても、指示された事が出来ていれば良いわけではなく、試験官の先生の指示の聞き方、礼儀、周りとの協調性、取り組む姿勢なども見られています。

この様な事を意識しながら指導してもらえるので、身体能力だけでなく、心の発達、礼儀作法にも有効的です。

経験談!体操教室に通うことで達成感を味わえる

我が子が週に1回通っていた体操教室では、毎週宿題が出され、翌週のお稽古日までに出来るようになったらスタンプを押してもらえるというものがありました。

これが後にとても役に立ち、いい経験をさせてもらえたと実感したことがあります。

宿題には簡単にクリア出来るものから鉄棒の逆上がりなど、ちょっとやそっとでは出来ないものもあり、逆上がりの時には一週間では出来ず、翌週に持ち越してテストをしてもらい合格したことがありました。

幼稚園の後、土日と毎日公園に行き、鉄棒の練習をした日々は子ども達の中でも良い思い出になっているのではないかと思います。

恐らく筆者もこういう事がなければ、そこまで一所懸命に逆上がりの練習をさせなかったのではないかと思いますし、子ども達も毎日手が痛くなるまで練習し、一つの目標を達成する喜びを感じる経験が出来、自信に繋がっていったと思います。

体操教室はいつ頃から通い始めるのが良い?

我が家は年中頃から幼児教室の体操クラスに入りましたが、中には赤ちゃんの頃から通っている方や、年長児の一年間だけという方もいらっしゃいました。

小さいうちはどんどん体を動かす事が大切言われていますので、年中位からがコスパ的にもいいかもしれません。

それより小さい年齢は、インターネット等でその年齢に合わせた体を使った遊びの情報を見ながら、ご両親様がたくさん一緒に遊んであげてください。

例えば、お布団の上で芋虫ゴロゴロやでんぐり返しをしてみたり、鬼ごっこや砂遊び、滑り台や時にはうんていに挑戦してみるのも良いかもしれません。

また年長児からの一年だけで対策は出来ないことはないですが、話しを聞く姿勢などの所作や礼儀作法はもう少し早めから習っておくと身に付きやすいですね。

何よりペーパーばかり対策していると子どももストレスが溜まってきてしまいます。そんな時は体操教室が良い息抜きの場になるはずです。

運動が苦手な子はどのように対策すべき?

どんなお子様も得意不得意ありますから、身体を動かす事が不得意のお子様もいらっしゃいま

運動が得意なお子様でもこの球技は苦手、など分野によっても違うと思います。

そんな時こそ、ご両親様の出番です。

我が家では毎朝、幼稚園バスが来る前にマンションの前の広場で15分~30分程遊びながら体操の練習することを日課にしていました。

特に、子どもが不得意だな、と思うところを重点的に練習し、宿題発表テストで合格したら大袈裟な位、出来たことに喜び、出来なかった事が練習して出来るようになったらその過程を褒めるようにしていました。

子どもの「自分はやれば出来る」という自己肯定感を是非、体操教室を利用して多いに育んであげていきましょう。

また、苦手な分野をとことん練習するのも良いですが、お子様が苦手意識を持ってしまっている場合、得意とする事をより遊び感覚で伸ばしていく事も大事です。

相乗効果で苦手な分野も伸びてくるのが、この頃のお子様だそうです。

最後にどうしても片方の親だけで指導していると熱が入り過ぎてしまう事もあり、楽しさは二の次で成果を求めてしまうようになります。

そんな時は指導者をバトンタッチしてみるのも一つの手です。

筆者が毎朝幼稚園前に一緒に練習していましたが、どうしても上達しない時は主人にお願いしてみてもらっていました。

そうすることで、気づかなかった子どもの癖やが見えてきたり、別の教え方が出来たりと、両者ともに良い気分転換にもなります。

体操教室に通う子供

苦手を克服!家で出来るおすすめな体操対策

教室に通わない場合や、教室に通う前にお家で出来る対策も沢山あります。

運動が苦手・・・というご両親様でも大丈夫です。

テレビのラジオ体操を真似したり、まだお子様が小さい時は、NHKなどの子ども番組で体操を真似っこして一緒に踊るのもおすすめです。

見て真似して同じように身体を動かすときに音楽や歌があると楽しみやすいはずです。

また布団を敷いた所でコロコロ転がったり、でんぐり返りをしたり、だるまさんが転んだをしたりとそんな遊びながらでも体幹は鍛えられると思います。

我が家でよく行っていたのは、お家でミニミニ運動会です。

家の廊下等を使い、ビニールテープを丸く貼ってケンケンパをする指示走、障害物競争や、新聞紙を丸めて玉にして玉入れ、的あてにしたり、騎馬戦ならぬ手押し車競争(タイムを測って何回目が一番早く出来るか)など遊びながら身体能力を高めていくことができます。

勿論、外遊びも大切です。

親子で鬼ごっこをしてみたり、鉄棒やブランコ、うんていで遊ぶ事も日々の積み重ねで大事です。

我が子達は幼稚園の園庭にある、上り棒を年中位から毎日練習し、上まで上がれるようになることを目標に幼稚園に行っていました。

そんな小さな積み重ねも腕力やどう身体を動かせば上までいけるのか、足をクロスさせてみる、タイツを履いてちゃダメだ、手にハーっと息を吹きかけてみようかなど、子供なりに考えて目標達成に向けて思考する力も同時に養う事が出来ます。

試験本番では、初めての事をする時も、一回目でこの結果なら二回目はこうしてみようか、と考える思考力や、身体能力を学校側はみているといわれています。

家で体操をする親子

まとめ

いかがでしたでしょうか?体操考査についてイメージがつかめましたでしょうか?

またその対策も様々なので、ご家庭やお子様に合った方法を見つけてみてください。

苦手があってもいいので、元気いっぱい楽しんで、一生懸命に取り組むお子様の姿を小学校の先生方に見せられると良いですね

皆様のご健闘をお祈りしております。