家庭で出来る小学校受験の体操対策!苦手を克服する方法

家で体操をする親子小学校受験の内容では、学校によって体操試験が実施される学校、実施されない学校があります。

例年、試験内容が似ている学校もあるので、志望校、志望校になりそうな試験は、過去問を参考に、調べておく対策をしておくと良いですね。

試験内容は、クマ歩き、ケンケン、ボールつき、平均台、縄跳びなどがあります。

ここでは、家庭で出来る体操試験対策と方法をご紹介していきます。

お子さんの苦手な項目がある場合はご家庭で一緒に練習をしてみてください。

クマ歩き

クマ歩きは、体操教室の先生から、クマ歩きを見るだけでも、その子の運動神経が分かると言われる体操の一つです。

クマ歩きは、手、足、腹筋、背筋と、体全体を使います。

手で踏ん張り、足で勢いをつけて床を蹴り、ある程度のスピードがあれば、充分です。

ただし、都内の国立大付属や、競争率の高い難関校に関しては、受験教室・体操教室などで事前対策をしてきている子が多いため、スピードも求められます。

ストップウォッチで計測をして、スピードをつけていこう

家庭で出来る対策は、室内にて遊び感覚で行うことが出来ます。

ある程度出来る様になってきたら、ストップウォッチで計り、「今日は10秒でここまで」など、お子さんに距離を意識してもらい、スピードをつけていくように練習をすることをおすすめします。

ケンケン

ケンケンは、指示行動を含めた試験問題として、右足・左足でケンケンをしてコーンを右回りして、元の位置に戻ってくる、という問題や、右足2回・左足2回を繰り返してケンケン、という問題があります。

家庭で出来る対策は、幼稚園まで歩く道のり、またはお散歩をしている時に、練習をすると普段の生活でケンケンの試験要領が習得出来ます。

生活の中で左右を意識させる

右・左に関しましては、なかなか覚えられないこともあります。

例えば、靴を履く時は右側から、お箸を持つ右手など、お子さんに意識をさせて感覚で覚えさせておくとスムーズです。

ボールつき

ボールつきは、多少、練習が必要になってきます。

クマ歩き、ケンケンに関しては、容易に出来てしまうお子さんもいますが、ボールつきは、多少の練習をしないと初めから出来るお子さんは少ないでしょう。

市販のボールは、多種ですが、おすすめは、「MIKASA」のボールです。

空気を入れると、ちょうどよいバウンドが出来、練習用には最適なメーカーのボールです。

家庭で出来る対策は、公園などで、まずは親がやっている姿を見せて、優しく根気よく教える事です。

ボールは、手の平の真ん中で、指はボールを握るように丸め、ボールを叩いてバウンドさせるのではなく、下に押す様にすることがポイントとなります。

ボールつきが出来るようになるまで諦めずに根気よくサポートを!

お子さんによって異なりますが、出来る様になるまで、時間がかかる場合があります。

出来ない事でボールつきが嫌いにならないよう、親御さんもすぐに出来ることではないと構えておいてください。

必ず出来る様になりますので、諦めずに根気良く練習することがポイントです。

出来る様になると、バウンド回数はすぐに増え続けるのでお子さんも楽しくなってくるはずです。

体操教室に通う子供

平均台

平均台はバランス感覚を問われる試験です。

両手を肩の高さまで水平に上げて、平均台を歩くという基礎的な問題や、平均台の上で、右回りに一回転という問題もあります。

また、通学時に水泳道具や、手提げ袋を持って電車に乗り、通学出来る体力があるか否かを見られる試験内容として、両手に1kgの重さの荷物を持ち、平均台を歩く試験が出題されることもあります。

石段を平均台に見立てて練習をする

ご家庭で出来る対策としては、道を歩いている際などに、ちょっと細い幅の石段を見つけてみてください。

細い幅の石段を平均台に見立てて、お子さんに歩かせることでバランス感覚を身に着ける練習が出来ます。

縄跳び

縄跳びの試験内容は、笛が鳴るまで飛び続けるという問題があります。

縄跳びを飛べることがベストなのですが、飛べない、引っかかることばかりでも、決して諦めずにチャレンジし続けることが大切です。

縄跳びが飛べないから不合格ではなく、飛ぶ姿勢で、合否が分かれることもあります。

お子さんが飛べない場合でも、飛べないことは口にせずに、少しでも上手に縄を回せた場合は褒めて、決して苦手意識を持たせないようにすることが合格への道となります。

縄跳びの縄は軽い物より重さがある方が回しやすい

ただ、縄跳びは苦労するお子さんも多く、子どもには腕を大きく回すことは難しいようです。

縄跳びが苦手なお子さんが練習をする際には、親が子供の背中側から腕を持ち、腕の回し方を教える、感覚を覚えてもらうことからスタートしましょう。

次に、片手ずつ縄を持ち、両手を同じスピードで大きく回します。

縄を上手に回すことが出来る様になったら、次はジャンプです。

どの位の感覚で、ジャンプをすれば良いかを教えるために、親が子どもと向かい合って立ち、両手で腕をつかんで、ジャンプの感覚を覚えてもらいます。

ここまでは、親が教えることが出来る内容となります。

色々と縄を回す教え方もあるので、お子さんに合わせて教え方の手段を、体操教室での縄跳び講習や、You Tubeを参考にして克服しておきましょう。

縄跳びの縄は、軽いタイプ、ビニールタイプのロープがありますが、回しやすい縄で練習することが必須です。

子どもの場合、軽い方が回しやすいと思われがちですが、縄跳びの縄は、ある程度の重さがあった方が回しやすいです。

まとめ

小学校受験の体操は、高い跳び箱を飛ぶなどの、極度に難しい問題ではなく基礎的試験内容が出題されることが多いです。

お休みの日に、体を動かして、体力をつけ、遊び感覚で取り込むと楽しく取り組むことが出来ます。

苦手な体操が出来るようになったらたくさんほめて試験当日の自信につなげてあげてくださいね。