少子化と言われますが、早期教育に熱心な親は増えています。
それにともない、私立の小学校を受験する世帯は右肩上がりです。
小学校受験を検討されているご家庭も多いと思います。
慶應幼稚舎、早実初等部、筑波小学校などの難関小学校を志望しているご家庭もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は現代書林発売の書籍『慶應幼稚舎・早実初等部・筑波小学校に合格する子育て』から、わが子の生活力を伸ばし、合格力を身につける方法とチェックリストをご紹介します。
目次
わが子の生活力を伸ばし、合格力を身につける方法とチェックリスト
しつけ、言語運用、姿勢、生活、わが家での役割、手先の巧緻性、運動、行動観察の8つの項目をご紹介しましょう。
チェックにあてはまるお子さんは、合格力を備えている子といえます。チェックリストには、「〇できる・△不安・×まだできない」でチェックしてください。
1.しつけ
- あいさつができ、人の話を聞くことができ、場に応じて敬語が使える
- 「はい」と返事ができ、「ありがとう」「ごめんなさい」が状況に応じて言える
- 大人同士が会話をしている間、話に割り込まず、おとなしく待つことができる
2.言語運用
- 毎日の出来事や幼稚園での様子を、具体的に3分は話せる
- 電話に出て「○○です」「しばらくお待ちください」ときちんと丁寧語が使える
- 友だちと遊んでいて自分が使っているおもちゃを取り上げられたとき、言葉を用いて自分でなんらかの対処ができる
3.姿勢
- 背すじを伸ばし、正しい姿勢を保てる
- 机に向かい、正しい姿勢で本を読んだり、ペーパーに取り組むことができる(椅子に背をもたれさせない姿勢が続けられる)
- 床に正座ができる
4.生活
- 朝決まった時間に一人で起き、夜も同様に一人で就寝することができる
- 歯磨き、手洗い、衣服の着脱、食事、排泄など身のまわりのことが一人でできる
- お風呂で体と髪を洗い、髪を乾かすことができる
5.わが家での役割
- 風呂掃除、またはトイレ掃除が毎日できる
- 洗濯機をかけて洗濯ができる
- 洗濯物を干し、取り込み、たたんで収納できる
6.手先の巧緻性
- 線に沿って紙を手でちぎることができる
- はさみを正しく使い、らせんや波線を切るなど、指示に応じた作業ができる
- お弁当を包み、コマ結びができる。ハチマキや、エプロンやくつひもを結べる
7.運動
- マットの上で2回以上続けて前転できる
- 鉄棒に20秒ぐらいの間ぶら下がることができる
- 3メートルほど離れた的に、小ボールを上手投げで当てることができる
8.行動観察
- 自分の意思を、友だちに言葉で伝えられる。友だちの話も聞くことができる
- 友だちとの遊びの中で、リーダーシップがとれる(わがままにならず)
- 乱暴な行動や言葉づかいをせずに遊べ、乱暴な言動をする子に引っ張られない
どれだけチェックできましたか?
いかがでしたか?お子さんの合格力は高かったでしょうか?
しかし、いまできていなくても構いません。
まずは、お母さんはお子さんのわが子ががんばっているところを見つけてください。
そして、わが子に「がんばってるね、すごいなぁ、えらいなぁ」と声をかけてあげてください。
すると、お子さんは微笑むはずです。そうしたらまた、そこを褒めるといいです。「その笑顔がいいなぁ」と。
そのように褒めることで、お母さんもわが子もやる気が増します。
そして、できることがひとつずつですが、確実に増えていくのです。
まとめ
「合格するためには知育教材のペーパーは毎日100枚がノルマなんでしょ……」と小学校受験を考えているお母さんたちの間ではこんな情報が出回ることがあります。
今回ご紹介した書籍の著者は、「小学校受験は決してわが子に特殊訓練を強いるようなものではありません。家庭での接し方・過ごし方次第で慶應幼稚舎・早実初等部・筑波小学校といった超難関小学校に合格できる子どもが自然と育ちます」といいます。
それが先ほど紹介した、小学校受験の合格力を家庭で身につける子育て法なのです。
受験本番までの準備、願書の書き方、面接の注意点も紹介されていますので、慶應幼稚舎・早実初等部・筑波小学校だけでなく、小学校受験合格を目指すなら一度手にとってみてはいかがでしょうか。