小学校受験の対策はいつから始める?受験準備の前にしておくことをおすすめしたい4つのこと

小学校受験の準備

ご家庭で小学校受験をしようと決めた際、いつから始めるのがベストなのか、対策はどんな事をするべきなのか、わからない事だらけではないでしょうか。

ここでは、我が子の小学校受験の経験から受験準備前にしておくといいことについてお伝えしていきます。

小学校受験の対策はいつから始める?

結論ですが、小学校受験を始めようと思った時から対策は始まると思います。

試験に出るような問題は虫や草花、動物、日本の四季に関わる事、ひな祭りや子供の日等の昔からの行事について、また小学校の算数や国語の基礎となる概念の様な事を問われます。

小学校受験をするしないに関わらず、これらの事には幼児期から多く触れておいた方が良い事柄ばかりです。

逆に言ってしまえば何ら特別な準備は必要が無く、きっとご家庭で当たり前にお子様と過ごしている事の延長線上に小学校受験はあるのではないかと思います。

皆様もひな祭りにお雛様を飾り付けしたり蛤のお吸い物を食べ、子どもの日に鯉のぼりや5月人形を飾りますよね?それだけでも対策になっているのです。

その行事の意味をお子様と話し、その季節行事にちなんだ物を一緒に作って食べることも勉強につながります。

我が家も小学校受験をすると決めたからこそ、一つ一つの行事を丁寧に行ってきたと思う所もあります。

幼児教室に通うのはいつ頃から?

これは、私立小なのか国立小なのか、どの学校を目指すのかによって様々です。

都内の国立小には一次で抽選、二次で試験となる所が多くその抽選に通らなくては試験も受けられない事から3パターンに分けられます。それぞれのパターンに分けて解説していきます。

  • 年中年長から1~2年間教室に通い私立小との併願として受ける
  • とりあえず一次の抽選が通ってから教室に短期集中で通う
  • 国立受験のみで1年間教室に通う

年中年長から教室に通う

こちらはよくあることですが、私立も受けるけど、抽選がある特性上、国立も一応受けるというパターン。

この場合私立の為に対策してきているので国立向けに特に対策しなくても受かりやすいと思います。

教室によっては一次を通過した子達の為に補講という形で対策をしてくれる教室が多いです。

私立が全て残念だった場合に最後の試験となる国立で合格をいただけた、私立に受かっているけども国立も受けて合格をいただき、結局国立に進学した等、色々いらっしゃいます。

私立小入試の準備となると学校にもよると思いますが短期集中とは言っていられない所があり、遅くても年中年長には学校別コース等の教室に通われるご家庭が多いです。

特に難関校を目指されるご家庭では、JACさんにあるようなキンダーコース(幼稚園前のお子様方用の教室)に早い段階から通われています。

とりあえず一次の抽選が通ってから教室に短期集中で通う

こちらの場合は本当稀ですが、我が家の周りにもいらっしゃいました。

一次が通るまでなにも対策はせず、一次抽選が通過してから二次試験までの約1か月間国立専門の教室にて対策をするというご家庭もあります。

一番料金的にも安く済むパターンで羨ましい限りです。

国立受験のみを志望して1年間教室に通う

国立小のみ受けるけど、合格を頂けない場合は公立小に通うと割り切っての準備パターンです。

なので年長児の一年間、国立小専門の教室に通い対策をします。

小学校受験の勉強をする親子

受験準備の前にしておくことをおすすめしたい4つのこと

1.公園でたくさん遊びましょう!

公園遊び、砂場遊び、水遊び、滑り台に鉄棒、シーソー、虫取りなど、たくさん公園で遊びましょう!

砂場で砂のケーキを作ってお店屋さんごっこをする時には、葉っぱのお金で買い物をしたりするのもお子さんは楽しいはずです。

滑り台では、自分が滑ったり、物を滑らしてみたり、鉄棒でぶら下がりをする事などが後々のペーパーと呼ばれる筆記試験の勉強をする時に役立ってきます。

そういった経験があるからこそ子どもの中でも分かりやすく活かされてきます。

勿論、雨の日などで外出出来ない時には、工作やお絵描き、パズル、ブロックなどで、お家でも沢山遊びましょう。

我が家ではおもちゃ部屋に大きなボックスを複数並べ、牛乳パックやトイレットペーパーの芯等の廃材入れを作り、常にその中に何か材料になる物を入れておきました。

新聞紙や色紙、紙コップ、紙皿、割り箸も入れたり。

そして隣のボックスには、ボンドやのり、はさみクレヨン、ペン等の道具類を入れて子供達がいつでも取りだせ使えるようにしていました。

雨の日にはそれらで楽器を作り演奏会をしたり、また絵具を使ってお絵描きをして遊んでみたり、色水で遊んだりと、小学校によっては、試験科目にはその様な廃材を使った工作が出題されることもあります。

2.時には少し遠出をしてお出かけしてみよう

時には近所の公園ではなく、水族館や動物園、博物館や科学館にも足を伸ばしてみるのもおすすめです。小さい子ども向けコーナー等もあります。

そして是非お出かけの際には、小さなスケッチブックとクレヨンや色鉛筆も持って、写生大会を親子で楽しんでみてください。

お子さんがその日に描きたいと思った動物を自由に描いて、一緒に朝握ったおにぎりをお昼に食べて、また色々な動物を見て帰ってくる。

普通に見て回るより描こうと思うとより丁寧に詳しく、ここの色は何色だろう?黄色?茶色も混ざっているね。足は太い?細い?尻尾はある?など注意深く見ることができ、新たな発見もあるかもしれません。

試験科目に絵画がある学校もあり、また幼児教室ではその為の絵画クラスもあります。

年齢的にまだ上手には描けないかもしれませんが、丸や四角だけでのお絵描きでもとっても立派な対策になります。

3.お友達と沢山遊ぶことはとても大切です!

またまた遊ぶことですが、お友達と遊ぶ事はこれも本当に大切になってきます。

小学校受験での試験科目に「行動観察」というものがあります。

これは他のお子様方とどの様に関わるのかをみるものです。

試験内容としては、例えば、沢山遊ぶものが置いてあり自由に遊んでいいですよと伝られ、子供達がどう遊ぶか、チームを作りそのチームで一つの工作をさせるもの、チーム対抗戦でゲームをするなど様々です。

この時に初めてのお友達とどうコミュニケーションを取り遊ぶのか、ゲームを進めるのかがみられます。

特段難しく考える必要は無いのですが、やはり沢山お友達と遊んでいた方がお子様もこんな時どうする?という場面で対応が出来、試験でなくてもお友達と遊んでいる様子を日頃から見ておくと、ちょっと順番をいつも譲れない、待つのが苦手だなと気づけ、声掛けしていく事も出来ますね。

4.お手伝いや家事を一緒にしましょう

この時期のお手伝いは子供達にとっては遊びの延長線上の様な事で良いと思います。

洗濯物の真四角のハンカチを畳むお手伝いも、いつの間にか折り紙みたいに何か作って遊んでしまったり。

お米を研ぐつもりがいつのまにかその感触が楽しくてお砂場遊びの様にお米や水で周りがぐちゃぐちゃになってしまったりということも最初はあるかもしません。

カレーを作る際、人参を切る時に色々な形に切ってみるのもおすすめです。これは試験で野菜の切り方による断面図の違いとしてよく出てきます。

雑巾を絞って窓を拭いたり、床を拭いたりするというのも、試験で出す学校あります。

テーブルの上の汚れを拭いてください。などとして出題されても困らないように、受験準備の一つとして、おうちでのお手伝いも取り入れてみてください。

幼児期には沢山の経験をさせてあげることが大切です!

小学校受験準備前にやっておくとおすすめなことをお伝えしていきましたが、それらを写真や動画に収めておき、後でお子さんと見返してみてください。

子どもは忘れてしまうものですから、我が家では四季の思い出アルバムを作り、勉強で活用するだけでなく試験前に電車の中で見てこんな楽しい事もしたよね、あんなこともあったよね、、、と話しながら試験会場に向かいました。

そうすることで、楽しい思い出が蘇りリラックスするだけでなく、春には~夏には、、、等季節の復習にもなります。

そしてそれがそのまま家族のアルバムにもなります。

是非沢山の思い出を作ってあっという間に過ぎてしまう幼児期を楽しくお過ごしください。