小学校受験のペーパー対策!子どもが学習しやすいおすすめな問題集

小学校受験の勉強をする親子

小学校受験はとりあえず教室には通わなくても自宅で勉強してみようかな?と考えられている方や、教室には通っているけどプラスαで何か家で出来る問題集は無いかな?と探されている親御さんも少なくないですよね。

これからお勧めする問題集は、実際に我が子の小学校受験経験から役立ったものをご紹介していきます。

問題集の活用法、使ってみて分かったこと、お勧めする理由なども併せて参考にしてみてください。

ペーパーテストでよく出題される問題とは?

先ずペーパーではどんな問題が出るのかという事です。

これは受ける学校にもよるのですが何かを数える、足す引くまた割り算や掛け算の概念の様な数の問題、線対象の図形を描かせる等の図形の問題などが出題されます。

また、しりとりなどの言葉遊びの様な問題から間違い探し、季節にちなんだ行事や虫花を答える理科の様な問題、生活に関する事や交通ルールを問われる社会の様な問題、長いお話を聞いて記憶し質問に答える問題等多岐に渡ります。

また学校によっては(と言っても慶應幼稚舎と数校しかありませんが)ノンペーパー校と言ってペーパーのテストが無い学校もあります。

それは単にペーパーを使わないだけであって、中身としては実際のおはじきを使った数の問題を試験官の方と1対1で行う等、先にあげたペーパーの内容は習得しておく必要があります。

子供が飽きない問題集!こぐま会「ひとりでとっくん365日」

幼児教室も開校しているこぐま会さんのテキストです。

年中の11月から年長の10月まで毎月1冊をこなし基礎から応用まで進んでいくのですが、この1冊の中にペーパーだけでなく巧緻性や絵画の様な問題も含まれていて子供も飽きません。

また解説書も必ずついてきて、そこには学習指導の手引きの他に、その年齢ではどれ位の成長段階なのか、その季節に経験しておくと良いことや、どの様に子供と向き合うのか等、読んでいてとても為になる事ばかりでした。

教室には通わず準備を進めていきたいという方にもおすすめです。

こぐま会さんは、他にも細かく分類された分野別の教材や学校別対策問題集、学校別の過去問、巧緻性を鍛える具体物等様々な教材があります。

ネット販売もしておりますし、是非お近くの方は恵比寿のこぐま会さんのお店を覗いてみてください。

こぐまオリジナル知育教材販売店では、思わずお子さんも夢中になってしまう教材が沢山あります。

教室の申し込みなどもそのお店で受付てくださり、長期休み等の単発受講や説明会も会員でなくても申し込みをすれば参加出来るのでこちらもおススメです。

苦手分野を強化出来る問題集!理英会「ばっちりくんドリル」

こちらも幼児教室理英会さんの出版されているテキストです。

こちらの活用方法として我が家では子供の苦手だなと思う分野の強化に使用していました。

例えば、小学校受験では長いお話を耳で聞き、後でまた質問に答えるという問題があります。

この問題が我が子の苦手分野と感じていたので、ばっちりくんドリルのお話の記憶を購入。これがCD付きでとても良かったです。

お話が録音されているのは勿論、質問文も回答時間含めて収録されています。

一度流せば子供も一人で学習することが出来ます。

夕飯の準備中に1問、下の子が泣き始めて勉強を見ることが出来ない時に1問など、一度流せば子ども一人で学習することが出来ます。

CDは全ての分野についているわけではありませんでしたが、それ以降も難しい物が出てくるとばっちりくんにお世話になっておりました。

一つの分野だけでも基礎応用など2段階3段階にも分かれており着実にステップアップ出来ます。

ばっちりくんドリルはバラ売りだけでなく、スタートセット、基礎セット、応用セットなどセット販売もネット販売で購入できます。 

試験問題の傾向がわかりやすい!伸芽会「ステップナビ」

こちらは少し他の問題集よりはお値段は上がるのですが、問題集にすべてミシン罫付きで切り離ししやすくなっているのがとても使いやすいです。

小学校受験の問題集はコピーをして何度も解かれるご家庭も多いので、そんな時に切り離し、コピーがしやすいのはとても便利です。

解答が別冊になっているのも親が見るのにとても使いやすかったです。

そして何よりお子様には嬉しい、ご褒美シールが付いてます。

問題を一問解く毎にシールを貼り、スタートからゴールを目指すのはとてもやる気を引き出してくれ有難いポイントでもあります。

そして伸芽会さんのは学校別入試問題集という過去問もおススメです。

他の所からも出ておりますが伸芽会さんの物は1冊に、どの様な流れで入試が行われたか、面接では何をどのような形式で聞かれたのか、ペーパーでの問題は勿論、ペーパー以外の運動や絵画、行動観察の時の試験について、その年と過去10年間の傾向が全てまとめられています。

この1冊があれば当日のイメージが湧きやすいですし、志望校を決める際にも役立てられます。

補助的な教材として活用しやすい!JAC「領域別問題集」

こちらも基礎編応用編と分かれてあります。

JACさんの教材の良い点は、会員ならレンタルで音声タッチペンを利用出来るところです。

我が家の受験が終わる頃に出てきたのですが、もう少し早かったら利用していたと思います。

というのも試験のペーパーには問題文も回答欄にもひらがなや数字など文字は一切ありません。

どうやっていくのかというと、家では親が問題を読む必要があります。

そして答えの絵に丸なのかバツなのか、どんな印を書いて答えるのかも読み上げます。

勿論タッチペン任せにして勉強を見なくて良いということではありませんが、タッチペンを使うと一人で取り組めるので、家事をしながら、朝の支度の忙しい時にでも勉強がはかどります。

ただ、子どもがどこで悩むのか、意味を理解して答えているのか、どう答えを導きだしているのかはやはり解いている姿を見て分かると思うので、補助的な教材として利用するのがいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どれも教室を長年運営され情報の蓄積や分析がしっかりされ、年齢や習熟度に応じてどれ位の問題を解けると良い、という事が分かっているので学習しやすいドリルになっているのではないでしょうか。

我が家はもちろん、周りではこれらのドリルを使っている方が多かったです。

先ほど問題文を子どもが読んで解くのではないとお伝えしましたが、この点の良い所は親が問題文を変えられるということです。

例えば1回目に「答えに丸をつけなさい」と読んだら二回目には「答えにバツをつけなさい」と読む、これだけで最後まで問題を聞かないと答えられないという事を学べ、まるで違う問題に変身させることが可能になります。

勿論問題自体も親が子どもの習熟度合いに応じて、易しくしたり難しくしたり変更することだって可能です。

ドリルを1冊買うと何通りにも問題が作れるという大きなメリットがあるので、皆さまにとって役立つ情報が一つでもあったら嬉しいです。