私立男子校の最難関小学校の1つである暁星小学校。
ここでは、暁星小学校の教育、受験情報、試験・面接の対策、そして合格のために必要なことをご紹介していきます。
目次
暁星小学校の教育
暁星の教育理念
- 自分をたいせつにする
- 他者をたいせつにする
- 神をたいせつにする
暁星の教育方針
- 家庭的な雰囲気で児童が安心をして学校生活を送れるように
- 人格の尊重、児童がありのままに受け入れられ、愛されているという実感ができるように
- 賢明な時代への対応、児童がどんな状況でも生きる力を身に付けられるように
暁星の教育目標
- 身の回りのことは自分で行う
- 進んで物事に取り組み、粘り強くがんばる
- 自分と人と神に対して正直な子
- 素直で思いやりがある子
以上のような子どもを育てるのに、学校生活全般のカリキュラムに特色を持たせていることが暁星の特長ではないでしょうか?
暁星小学校の日常やクラブ活動
火曜日は読書の時間として朝のひとときを過ごしますが、それ以外は毎日朝礼を行います。
2時間目と3時間目の間の20分遊びでは、全員が外の遊びで体を動かします。
その後、再び児童が整列し、教室へと向かいます。このような一連の流れから、規律を重んじていることも特徴となっています。
昼食では、給食はないものの、全員に牛乳が配布され、身体づくりを推進しています。
クラブ活動では、通常のクラブのほかに、聖歌隊、選抜サッカー部、Stella(フランス語活動)の特別活動があります。
聖歌隊では、3年生~6年生までの希望者で編成され、週三回毎回1時間程度の活動をしています。チャリティーコンサートなどの活動をしています。
サッカー部は男子らしい覇気を養成することを目的に設立されています。サッカー技術のみならず、学力優秀、品行方正な児童の養成に努めています。定期的に、合宿や試合等もおこなっています。
Stellaはフランス語に親しみ、語学力を身に着けることを目的としています。学習したフランス語の発表等も行っています。
暁星小学校の受験情報
受験スケジュール
- 出願期間(2023/10/1〜2023/10/2)
- 1次試験(2023/11/2)
- 1次試験合格発表(2023/11/3)
- 2次試験(2023/11/4)
- 2次試験合格発表(2023/11/5)
※()内の日付は2024度入学試験の日付
募集人員
男子120名(内部進学40名含む)です。
アクセス
最寄駅は東京メトロ九段下駅またはJR飯田橋駅より徒歩
暁星小学校の倍率
倍率は例年4.5倍程度です(1次3.5倍、2次1.5倍)。
暁星小学校の学費
入学金 | 300,000円 |
授業料 | 約480,000円 |
施設費 | 125,000円 |
維持費 | 204,000円 |
飲料費 | 22,000円 |
後援会費等 | 約70,000円 |
学級費 | 約65,000円 |
初年度に必要な学費の合計は約1,266,000円。2年目以降の学費は入学金を除いた966,000円になります。また、2年生より合宿費約5〜7万円が必要となります。
暁星小学校の入試問題と対策
1次試験:ペーパーテスト(20分)
- お話の記憶
- 絵の記憶
- 線対称
- 三者関係 お話の推理
- 数の減少
- 数 置き換えに近い問題
- 言語、常識
今年度はコロナ感染症対策のために、一次試験の内容が従来と異なります。
2次試験:面接・行動観察(2時間~2時間半)
- 父と子のカードゲーム
- 模擬体操
- 運動(ジグザグジャンプ、片足けんけん、ボール投げ上げ手叩きキャッチ、ボール遠投)
- 積み木遊び競争
- ジグザドリブル
- 箱積み競争
- 巧緻性
- 飛行機飛ばし大会
- 自由遊び
- お片付け
一次、二次とも難関校ならではの試験
いずれの試験も、細かく試験官に見られています。難関校ならではの試験です。
知、徳、体とバランスよく成長されているお子様が合格を勝ち取るので、勉強にスポーツ、どちらもしっかりと取り組んでおく必要があります。
ボールキャッチは、日ごろの十分に練習をしておきましょう。
過去問
暁星小学校の面接試験内容と対策
面接形式は、面接官1名、親子面接で行われます。時間は約10分程度。
質問数が多く、次々に質問をされるので、的確にスピーディーに答えられるよう、親子で練習をしておく必要があります。
面接の質問内容としては、子どもとの関わり方、父親の育児への姿勢、学校について、男子校について、宗教教育について、家庭でどのような教育を行ってきたか、などの内容が毎年多く質問されます。
良くできるお子様を求めている小学校ですから、元気にハキハキと答え、意欲的な態度で、姿勢よく、面接に臨みましょう。
暁星小学校合格のために必要な準備
ペーパーテストは、およそ600名の受験者で200名のみの合格になるので、合格のためには、事前準備が必須です。
スピーカーから流れる一斉放送を聞いて、質問に答えるという形式なので試験が始まったら、集中して質問を聞き、理解し、答えなければなりません。
質問を聞き逃した場合、補助教員の補佐はありますが、まずは話を集中して聞く能力を身に付けることが必要です。
マナーに関しての知識、昔話の知識などは、家庭での躾ができているか、小さいころから、昔話を聞いて育っているかなど、家庭での育ちを見られるので、家庭でしっかりと躾ておくことが肝心です。
高校までの一貫校となるので、行動観察においては、様々な課題に対応ができる子を合格とします。
課題に意欲的に取り組むことが出来るよう準備を進めておきましょう。
出題ジャンルや形式は、毎年、あまり変化はありません。
過去問を読み解き、幼児教室も利用して準備をしてください。
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