同志社香里中学校を受験するなら知っておきたい学校の特色や入試問題

同志社香里中学校(画像:寝屋川新聞より)

同志社香里中学校の特色

同志社は1875年に新島襄が設立したキリスト教主義の学校です。

中高一貫教育を通して同志社大学・同志社女子大学への進学を軸とした教育で知られています。

徳育と礼拝を通して同志社の良心を守っています。同志社香里中学校の授業では聖書を読む時間が設けられているのが特徴として挙げられます。

学校の沿革

1951年に同志社が第二山水中学校を合併しました。

合併に伴い、同志社香里中学校・高等学校として発足しました。2011年に創立60周年を迎え、現在に至っています。

施設

普通教室の他に中学高校共用の特別教室棟があります。

他に多目的グラウンドや中庭、屋外と屋内に競技場があります。

進学先

ほとんどの生徒が同志社香里高等学校に進学します。高校から推薦入学制度を利用して同志社大学または同志社女子大学に進学します。

学校周辺の環境

京阪香里園駅から徒歩15分の場所で、交通の便が良い場所にあります。

同志社香里中学校の受験情報

試験日

前期日程:2024年1月13日(土)

後期日程:2024年1月15日(月)

募集人数

前期日程:約190名(男子約95名、女子約95名)

後期日程:約50名(男子約25名、女子約25名)

試験科目と配点

  • 国語;50分で、120点
  • 算数;50分で、120点
  • 理科;40分で、80点
  • 社会;40分で、80点

前期日程、後期日程共に判定方法は次の通りです。

4教科(国語・算数・理科・社会)の合計点、国語・算数・理科の合計点の1.25倍、国語・算数・社会の合計点の1.25倍のうち最も高い点数を受験生の得点として判定します。

同志社香里中学校の偏差値と倍率

同志社香里中学校の偏差値は64。倍率は男子は15倍程度、女子は12倍程度で大変狭き門です。

同志社香里中学校の学費

入学後に必要な費用です。ここでは入学手続き時に必要な費用と入学後に必要な費用に分けています。

入学時に必要な学費

入学金:130,000円

入学後に必要な学費

授業料 656,000円
教育充実費 130,000円
PTA入会金 500円
PTA会費 15,600円
生徒会費 4,200円
同志社生活協同組合出資金 3,000円
合計 809,300円

同志社香里中学校の入試問題のと対策

算数

計算問題と文章題・図形問題で構成されています。

計算問題については基本的なものが多く、早く正確に解くことが求められます。

文章題・図形問題については標準的な問題で、難問は見られませんが、考える問題が多いことが特徴として挙げられます。

日頃から計算問題を早く正確に解くこと、塾のテキストで文章題・図形問題を数多く解くことが求められます。

国語

長文2題と漢字・慣用句などの知識問題の大問3問で構成されています。

長文について、論説文・説明文と物語文が各1題出題されています。

文章量が多いことと設問数が多いのが特徴として挙げられます。設問の内容は漢字の書き取りなどの知識問題・選択式の問題・抜き出しが多いです。

読みながら解く練習をすることが対策として必要となります。

社会

全体的に問題が多いことが特徴として挙げられます。

選択式と漢字の書き取りだけでなく、資料・グラフを用いた問題が多いことも特徴として挙げられます。

資料問題・グラフを用いた問題に対して苦手意識がある人は、塾のテキストまたは参考書の問題を使って練習することが必要です。

時事問題も出題されていて、日頃からニュースをテレビや新聞などで見る必要があります。

理科

物理と化学について、知識問題だけでなく、計算問題も出題されています。

計算問題についてはケアレスミスで点数を落とさないことが求められます。

生物については知識問題が中心になっています。対策として知識の整理とまとめることが必要です。

地学については実験・観察結果を題材にした問題が出題されています。

実験・観察に関する問題に苦手意識がある人は、日頃から問題を解く練習が必要になります。

過去問

同志社香里中学校へ合格のために必要なこと

前期日程・後期日程ともに4教科の合格者の平均点が7割程度であることが挙げられます。

苦手科目があって足を引っ張っている科目が1教科でもあると厳しいと感じるかもしれません。

4教科の中で苦手科目が1科目でもある人は、通っている学習塾の各科目の先生から苦手科目の対策のアドバイスを受けることを勧めます。