横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校に合格するために!気になる偏差値や入試問題の傾向と対策

横浜サイエンスフロンティア中学校の校舎横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校は、神奈川県横浜市にある横浜市立の中高一貫校です。

ここでは、横浜サイエンスフロンティア中学校の受検情報や、入試問題の対策などをご紹介していきます。

横浜サイエンスフロンティア中学校の特色

横浜サイエンスフロンティア中学校は、「サイエンスエリート」の育成のため、言語活動を中心とする授業、少人数の授業などに特徴があります。

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校の附属中学校となりますが、横浜サイエンスフロンティア高等学校では先端科学技術の実験や研究などの学習を通じ、「サイエンスの力」と「言葉の力」を身につけた人材の育成が行われています。

そして、横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校でも、こうした教育をさらに充実・発展させるためのカリキュラムが編成され、「サイエンスの考え方」「豊かな社会性や人間性」「次代を担うグローバルリーダーの素養」を身につけるための教育が行われています。

学校の沿革

平成21年4月、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校が開校され、平成22年度・27年度にスーパーサイエンスハイスクール、平成26年度にスーパーグローバルハイスクールに指定されるなど、確かな実績を誇っています。

このような教育活動の中、平成29年4月に横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校が創立されました。

施設

主な施設としては、各教室のほか、先端科学技術4分野の実験室、プレゼンテーションスタジオ、図書室、自習室、アリーナなどがあり、充実した施設環境が見られます。

進学先

2023年度の大学入試の合格状況は、横浜国立大学20名、横浜市立大学11名、東京工業大学10名、東京大学4名といった国公立大学への合格実績が豊富であるほか、東京理科大学64名、早稲田大学38名、慶應義塾大学25名といった私立大学への合格実績も見られます。

学校周辺の環境

JR鶴見線の鶴見小野駅から徒歩3分でアクセスできます。

横浜サイエンスフロンティア中学校の受検情報

適性検査日

2024年2月3日(土)

募集定員

80名(男女各40名)

適性検査

適性検査Ⅰと適性検査Ⅱが行われ、所要時間は各45分です。

合格者の決定は、適性検査の結果と調査書による総合的な選考となります。

横浜サイエンスフロンティア中学校の偏差値と倍率

偏差値

横浜サイエンスフロンティア中学校の偏差値は、80偏差値で見ると次の通りです。

男子 女子
64 66

倍率

横浜市教育委員会の受検者数集計結果によると、令和4年度の横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校の競争率は5.58倍となります。

中学入試の中でもかなりの高倍率となることがわかります。

横浜サイエンスフロンティア中学校の問題と対策

適性検査Ⅰ

適性検査Ⅰと適性検査Ⅱのいずれも、所要時間は45分です。

適性検査Ⅰでは、文章や図・表、データなどの資料から情報を読み取り、適切に表現する力が求められます。

国語や社会に相当する内容と言えますが、記述問題はかなり長めのものが出題されています。

300字以上で記述する問題もあるので、十分に対策をしておかなければなりません。
与えられた情報と設問をきちんと理解したうえで、自分の言葉で表現する練習を積み重ねておきましょう。

過去問はもちろんのこと、似た傾向の問題は徹底的に解き、実践力を鍛えておく必要があります。

また、図や表、データなどを正確に読み取る力も必要です。

特に資料の読み取りは慣れが必要になるので、日頃から図などの資料を読み取る問題を多く解き、資料問題の感覚をつかんでおきましょう。

適性検査Ⅱ

こちらも所要時間は45分となります。

適性検査Ⅱでは、与えられた情報を科学的・数理的に捉え、分析力・思考力・判断力などを使って解決する力が求められます。

算数や理科に相当する内容と言え、記号問題や計算問題が出題されています。

また、与えられている資料も多いので、適性検査Ⅰと同じく、資料を正確に読み取る力が必須です。

そのうえで、適性検査Ⅱでは科学的・数理的に資料を捉える力が必要となります。

こちらも問題演習による慣れがとにかく重要なので、過去問をはじめ、似た傾向の問題には数多く触れておくようにしましょう。

過去問

横浜サイエンスフロンティア中学校合格のために必要なこと

横浜サイエンスフロンティア中学校の適性検査は、いずれも与えられた資料を正確に読み取る力が必要になり、これにはしっかり時間をかけて慣れておく必要があります。

単なる知識だけでは対応できないので、資料を読むこと、そして情報を正確に読み取ることの感覚をつかんでおかなくてはなりません。

そのうえで、適性検査Ⅰでは自分の言葉で適切に表現する力、適性検査Ⅱでは情報を科学的・数理的に捉えて課題を解決する力が求められます。

適性検査Ⅰは国語・社会に、適性検査Ⅱは算数・理科に相当する内容となりますが、一般的な4科目の受験とは異なります。

過去問から傾向を把握して対策を進めつつ、似た傾向の問題を多くピックアップし、実践力を養っておくことが大切です。

横浜サイエンスフロンティア中学校は倍率が高いことも特徴です。

過去問から出題意図・傾向を正確に読み取っているか、似た傾向の問題も含めて問題演習を多くこなしているか、資料問題に慣れているかなど、合否を分ける重要なポイントとなります。

適性検査ごとに効率的な対策を進めていきましょう。