清泉女学院中学校の入試傾向!試験の特徴と合格のために必要なポイント

清泉女学院中学校の校舎

(画像:ウィキペディアより引用)

清泉女学院中学校は、神奈川県鎌倉市にある私立の女子中高一貫校です。

ここでは清泉女学院中学校の受験予定者なら知っておきたい、学校の特色、受験情報、入試問題の傾向・特徴などをご紹介していきます。

清泉女学院中学校の特色

清泉女学院中学高等学校は「神の み前に 清く 正しく 愛ふかく」をモットーとし、目指す生徒像として「神から愛されたものとして愛し合える人」「与えられた能力を伸ばし、自己の使命に生きる人」「正しい価値観を持つ人」「愛と正義に基づく社会への変革に貢献できる人」の4つを掲げています。

前期(中1・中2)、中期(中3・高1)、後期(高2・高3)に分かれ、基礎学力の育成から各適性・進路に合ったカリキュラムまで、中高一貫6年間の幅広い教育が展開されています。

また、2021年から授業時間が45分から65分に、2学期制から3学期制になったほか、土曜日の探求活動なども設けられ、知的好奇心・学習意欲を高める授業が積極的に行われています。

学校の沿革

1947年に清泉女学院小学校と中学校が、1948年には清泉女学院高等学校が創立されました。

1963年には分校の鎌倉清泉女学院中学校が清泉女学院中学校と合併し、現在に至ります。

進学先・合格実績

2022年の合格実績を見ると、国公立大学では、東京大学3名、横浜市立大学3名、私立大学では上智大学23名、慶應義塾大学13名、早稲田大学14名など、難関大学を含めた実績が見られます。

施設

主な施設には、本館、講堂、聖堂、第1グラウンド、第2グラウンド、体育館、テニスコート、地下ホール、コンピュータ室、図書館、カフェテラスなどがあり、様々な施設環境が整っています。

学校周辺の環境・交通アクセス

JR線の大船駅西口側バスのりば(3番のりば)から、神奈川中央交通 「清泉女学院行き」バスで5分でアクセスできます。

大船駅は東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、根岸線が通っており、各方面からスムーズなアクセスが可能です。

清泉女学院中学校の受験情報

試験日

1期試験(4教科試験):2022年2月1日(火)

2期試験(2教科試験):2022年2月1日(火)

SP入試(ステムポテンシャル入試):2022年2月2日(水)

3期試験(4教科試験・3教科試験・グローバル入試(1教科試験)):2022年2月3日(木)

AP入試(アカデミックポテンシャル入試):2022年2月5日(土)

募集人員

1期試験:35名

2期試験:20名

SP入試:10名

3期試験(4教科試験・3教科試験):20名

3期試験(グローバル入試):若干名

AP入試:10名

試験科目と試験時間・配点

1期試験

科目試験時間配点
国語50分100点
算数50分100点
理科40分100点
社会40分100点

2期試験

科目試験時間配点
国語50分100点
算数50分100点

SP入試

科目試験時間配点
国語60分100点

3期試験

  • 4教科試験
科目試験時間配点
国語50分100点
算数50分100点
理科・理科合計60分各50点
  • 3教科試験
科目試験時間配点
国語50分100点
算数50分100点
英語50分100点
  • グローバル入試(1教科試験)
科目試験時間配点
英語45分100点

英語での面接 10分

AP入試

科目試験時間配点
思考力・表現力・総合力を測る試験60分100点

清泉女学院中学校の偏差値と倍率

偏差値

清泉女学院中学校の偏差値を80偏差値でみると次の通りです。

1期試験46
2期試験52
3期試験47

倍率

2022年度の入試結果を見ると、受験者数、合格者数、実質倍率は以下のようになります。

 受験者数合格者数実質倍率
1期試験155名54名2.8倍
2期試験185名62名2.9倍
3期試験(4教科)169名73名2.3倍
3期試験(3教科)15名9名1.6倍
3期試験(グローバル)2名1名2倍
SP入試33名15名2.2倍
AP入試40名10名4倍

清泉女学院中学校の入学後の学費

入学金や年間経費等は以下のようになっています。

入学金300,000円
施設費120,000円
制服およびその他学用品およそ110,000円
授業料(月額)36,000円
維持費(月額) 10,000円
積立金(副教材等)(月額)10,000円
生徒会費(月額)1,000円
泉会費(月額)1,000円

清泉女学院中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点となっています。

大問は3問で、大問1が計算問題・小問集合、大問2が小問集合、大問3が大型問題(小問集合の場合もあり)で構成されます。

図形や割合などをはじめ、幅広い分野から出題されており、小問集合が比較的多いという特徴があります。

その分、各設問であらゆる分野に対応する必要があり、各単元の基本事項を幅広くしっかりおさえておくことが大事です。

基本レベルの問題が中心となりますが、苦手分野はきちんと対策し、得点源を広げておきましょう。

特に計算問題をはじめ、必ず得点できる問題はケアレスミスを絶対に避ける必要があります。

日程によっては平均点が高めになり、1問のケアレスミスで周りの受験生と大きく差がついてしまうおそれもあります。

油断せず、基本を正確に、時間内にテキパキ解き進める練習を重ねましょう。

国語

算数と同じく、試験時間は50分、配点は100点満点です。

大問は3問で、大問1・2が説明文や小説文などの読解問題、大問3が漢字の読み書きとなっています。

読解問題は選択肢問題、書き抜き、記述問題など幅広く出題され、記述問題では一部ややこしい設問も見られます。

字数制限のない記述もあり、自分の言葉でしっかり過不足なく説明する力が求められます。

複雑な設問でも意図をしっかり読み取り、スピーディーかつ正確に記述を進めなくてはなりません。過去問はもちろん、似た傾向の記述問題は徹底して解き、実力を伸ばしましょう。

もちろん選択肢問題や書き抜きなどのほか、漢字の読み書きもしっかり対策しなければなりません。時間配分に注意しつつ、ケアレスミスは避け、得点できる設問はしっかり得点していきましょう。

社会

試験時間は45分、配点は100点満点となります。(3期試験の4教科試験では、試験時間は理科と合わせて60分、配点は各50点満点です。)

大問は3問となり、地理・歴史・公民分野(時事問題含む)から幅広く出題されています。

設問形式としては、選択肢問題、適語記入問題、記述問題などがあります。

また、長いリード文は基本的に見られませんが、設問ごとに多くの資料が登場するので注意しなくてはなりません。

時間的な余裕は少ないので、グラフ、歴史の史料、地図など、与えられた資料を素早く読み取る力が必要不可欠です。

また、日程ごとに試験時間・配点が異なるので、各日程に合わせ、過去問演習を通じて時間配分の感覚はしっかりつけておきましょう。

単なる知識の暗記で終わらせず、情報処理能力や、各形式の設問をテキパキ進める力など、実戦的な力を養うことが大切です。

理科

社会同様、試験時間は45分、配点は100点満点です。(3期試験の4教科試験では、試験時間は社会と合わせて60分、配点は各50点満点となります。)

大問は3~4問で、4分野からまんべんなく出題されます。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題、計算問題、記述問題など幅広く、資料も多く登場しています。

時間的な余裕は少なくなるので、日程ごとに過去問演習を徹底し、時間を常に意識して進める習慣をつけましょう。情報処理能力も含め、実戦力を鍛えることが大事です。

特に計算や記述は手間のかかる設問も多いので、スピードと正確さをしっかり両立しなくてはなりません。

計算問題では式や考え方を書かせる設問もあるので、過去問や問題演習で慣れを作り、素早く正確に記述する練習を行いましょう。

部分点をもらえる可能性もあるので、途中式・考え方はきちんと書く必要があります。

過去問

受験者平均点・合格者最低点の特徴

2022年度の入試結果を見ると、受験者平均点・合格者最低点は次のようになります。

受験者平均点

受検者平均点(各100点満点 ※3期試験(4教科)の社会・理科のみ各50点満点)は次の通りです。

 国語算数社会理科
1期試験57.5点55.9点56.1点68.6点
2期試験63.2点62.1点
3期試験(4教科)55.0点48.7点23.3点26.4点
SP入試54.2点
AP入試58.8点

1期と2期の平均点が比較的高く、特に2期では2科目とも6割越えで、算数は6割を超える平均点となりました。

合格者最低点(1期:400点満点、2期:200点満点、3期:300点満点、SP・AP:100点満点)

合格者最低点は(1期:400点満点、2期:200点満点、3期:300点満点、SP・AP:100点満点)次の通りです。

 合格者最低点
1期試験257点
2期試験138点
3期試験(4教科)162点
SP入試62点
AP入試68点

合格者最低点はAP入試で7割となったほか、2期も7割近い合格ラインとなっています。

清泉女学院中学校合格のために必要なこと

清泉女学院中学校の試験は、4科目とも傾向が比較的はっきりしています。

ホームページ上で過去問も数年分掲載されているので、そちらもしっかりチェックし、傾向に沿った対策を進めることが大事です。

算数は小問集合が多いこともあり、幅広い分野の基本に対応できるようにすること、国語は複雑な記述問題も含めてテキパキ対処すること、社会は資料の読み取り等を素早く行うこと、理科は式・考え方を書く問題などにも注意することなど、科目ごとに傾向・ポイントをおさえ、過去問演習・問題演習を通じて実力をアップしていきましょう。

基本レベルの問題も多いですが、手間・時間のかかる設問も目立つので、とにかく時間配分の感覚はしっかり養う必要があります。

いずれも暗記で対応できる試験ではないので、基礎の定着に加え、より実戦的な力を伸ばすことを意識しましょう。

また、清泉女学院中学校は受験日程の種類が多く、試験科目も多岐に渡ります。

日程ごとの科目はもちろん、平均点や合格ラインなどの情報も確認し、受験日程のスケジュールを検討していくことが大事です。