国立学園小学校の受験予定者必見!学校の特色、受験倍率、合格のために必要なこと

国立学園小学校の校舎緑豊かな環境にある国立学園小学校。創立は90年を超える歴史ある男女共学の私立小学校です。

ここでは、国立学園小学校の特色、気になる倍率や試験対策などをご紹介していきます。

国立学園小学校の特色

21世紀の担い手である子供たちに必要なことは、未知の事態に遭遇したときに、どう対処したらよいかを「自ら考え・自ら学び・自ら行動」することであると捉え、「自分で学びとろうとする力を育てていく」ことが重要であると考え、そのための教育を実践しています。

自分の目で見て、自分の耳で聞く、体で確かめることを体験する校外学習を積極的に行っています。

卒業生全員が外部の中学へと進学していき、難関中学校への進学率も毎年高いことで有名です。

授業内容

1年生から、音楽、図工、体育、読書は専任講師が担当します。

理科、英語は3年生より教科担任制で4年生から全教科教科担任制となるので、より専門性の高い授業を受けることができます。

算数、国語に関しては習熟度別授業実施となります。

月・水・金では、午後5時まで、自分の取り組みたい授業の学習時間となっています。6年生は11月より、中学受験に向けた特別時間での授業です。

そのほか、進学指導、中学校訪問、児童面談、保護者面談を実施することで、中学入試に向けての取り組みを行っています。

校内施設、設備

武蔵野の緑豊かな周囲の景観とともに、しらかばの池、農園、飼育小屋があります。

調べ学習も可能な図書室、プールが完備されています。

交通アクセス

JR中央線国立駅より徒歩10分・バス「国立学園前」バス停より徒歩2分

国立学園小学校の受験情報

募集人員

Ⅰ日程:男女100名(内部進学者含む)

Ⅱ日程:男女5名

Ⅲ日程:若干名

入学試験日程

Ⅰ日程 Ⅱ日程 Ⅲ日程
面接日 10/12〜21の期間(親子面接) 11/11(保護者のみ) 11/25(保護者のみ)
考査日 11/1午前・午後、11/2午前・午後の希望するいずれか1つの時間帯 11/11午前 11/25午前
合格発表日 11/2午前9:30〜 11/11午後2時〜 11/25午後2時〜

志願者数・倍率

志願者数

297名

倍率

約3.5倍

学費

入学時に必要な費用

  • 入学金・・・・360,000円

入学後、年間必要な費用

  • 授業料その他・・・・648,000円

試験内容

ペーパー

  • 用紙サイズ:B4
  • 筆記用具:鉛筆
  • 内容:季節認識、異図形、話の理解、模写、話の記憶、言語

個別

  • 折り紙

集団

  • 友達と協力をして太い網の結び目をほどく
  • スポンジブロック、つみき、コーラボトル、メガホン、ゴムボール、ペットボトルなどを使って写真と同じものをつくる

運動

  • けんぱ
  • 平均台歩行、反復横跳び、鉄棒ぶら下がり、跳び箱からジャンプしてマットに跳び下りる

面接

  • 面接官:1名
  • 所要時間:30分程度
  • 対象:親子
  • 内容(子供):名前、好きな食べ物、お父さん、お母さんにほめられるところ、運動会を見た感想、好きな遊び、将来の夢
  • 内容(父):志望動機、本人の長所と短所、子供を叱るときはどんなときか、家庭の教育方針
  • 内容(母):学校の印象、子育ての留意点

過去問

試験対策

面接は、ソファーに親子で座ります。そのため、リラックスをしすぎて、子供が普段話す言葉で面接を受けてしまう可能性があるので、事前にソファーで座り面接を受ける練習をしておく必要があるでしょう。

ペーパーは十分な対策が必要ですが、言語力を試されます。

特定の色から、どんなことを想像するか、ある2種の動物の似ているところ、異なるところ、など、すらすらと受け答えができる訓練が重要になってきます。

体操では、平均台が斜めになっていて、歩いて渡る。集団行動では、みんなで協力して何かを成し遂げる試験が多く出題されています。

友達と協力しあえる姿勢を養っていきましょう。

卒業後の進路

開成、筑波大学付属駒場、麻布、灘、女子学院、雙葉など御三家と呼ばれる、名だたる私立、国立中学校に、ほぼ全員が進学をしていきます。

そのため、小学校6年間で学ぶべき教科を5年生までに終わらせています。高学年になると、小学校の勉強だけではなく、塾に通う生徒が多い現状です。

「国立学園英才教室」の内部生は、数学オリンピックや物理オリンピックなどの国際大会に出場する子供が多く、IQの高いことで定評があります。

そのため「周りの子供が優秀で、常にテストの点数が平均点を下回ってしまう。」「学力で周りについていけないので、なかなかやる気がおこらない」など、学力でつまづいてしまう子供は、学校にいづらい思いをすることがあるかもしれません。

なので、早め早めの勉強に、親子で対応可能かなどの心構えが必要です。

保護者の雰囲気

幼少期から、中学受験を視野に入れて、附属の「かたばみ幼稚園」に入園される保護者が多いので、勉強に対する姿勢は、高いでしょう。

学校行事等に関しても、熱心に参加をしておくといいでしょう。国立学園小学校の子供の特徴として、何事にも前向きに、積極的で、はきはきとしているので、保護者自身も、そのような積極性の高い方が多いということです。

運動会の騎馬戦では、押し倒しがあったり、組体操では、毎年骨折者も出るといわれているほど、競争心の高い子供を育成していく小学校なので、競争社会に抵抗のある保護者は、国立学園小学校には向いていないと思われます。

高学年になると、受験に向けて、緊張感のある雰囲気にクラス全体が変化していきます。

保護者も周りとの闘いになるので、のんびりと学校生活を送るというわけにはいかないでしょう。

大学までの一貫校で、子供をのびのびと育てていきたいと考えているご家庭、お子さんがのんびりしているのであれば、避けたほうがよい小学校とも言えます。

小学校の入試前に、子供の特性をよく踏まえ、意欲にあふれる子供であるならば、受験に向けて取り組んでみてはいかがでしょうか。

入学後は、目標に向かって、勉学に邁進できる環境でしょう。

国立という武蔵野の高級住宅街ならではの、セレブ風な保護者の雰囲気も印象的です。

近年は、共働きの保護者も多いですが、給食がないので、弁当作りの負担等も考慮をして受験をしてください。