
子育ては乳幼児期がメインだと思っていませんか?
子育ては学童期、思春期へと続き、その間に反抗期もあります。
子供が成長すれば、乳幼児期のように子供の身の回りのお世話をする負担は減ってきますが、同時に新たな悩みが出てきます。
子供同士のトラブル、ママ達同士の人間関係、しつけ、勉強、進路…。
そのたびにママやパパは悩み、知らず知らずのうちに子育てのストレスを心にもからだにもため込んでしまっている場合があります。ストレスをためない子育てというのは無理な話です。
目次
子育てのイライラに共通するものは「心のゆとりのなさ」が原因
子育て中のストレスは実にさまざまなものがあります。
子育て世代の毎日はとにかく大変。
その一言に尽きるといっても過言ではありません。そのため、ストレスも多種多様にあります。
例えば、共働きの場合、仕事に行く時間、お子さんの保育園や学校へ行く時間など決められた時間があります。
決められた時間の中で起きる様々なトラブル。おしっこをもらす、食事をこぼす、のんびり食べる…朝になってこれが必要だから用意して!!なんてことも。
家事もこなさなければならない。でも子供はトラブルばかり起こす。時間は迫ってくる。
ついイライラし、カッとなってしまいます。ストレスもたまります。
このイライラやストレスの原因は時間に余裕を持たせないことで発生してしまった「心のゆとりのなさ」です。
「心のゆとりのなさ」の原因は親御さん自身がつくりだしたもの
「心のゆとりのなさ」の原因は親御さん自身にあります。
時間に追われる、仕事のストレス、夫婦やママ友との関係、嫁姑問題…心にゆとりがなくなればなくなるほど、子供達へ接する際の心の余裕がなくなります。笑顔もなくなります。
子供の些細な失敗でもついイライラし、カッとなってしまう。
また、じっくり話を聞いてあげることができなかったりしてしまいます。
「心のゆとりのなさ」を少しでも解消するには

心のゆとりのなさを解消できるものはいろいろあります。例えば「時間に余裕を持つこと」があげられます。
大人は今までの経験から、こうすればこうなるという時間の予測、計画を立てながら生活することができます。
しかし、成長段階の子供には時間の概念はありません。
大声を出したら周りの方が迷惑するということも、決められた時間に出掛けることも、コップをテーブルの隅に置いたら落下してしまうかもしれないことも…子供達は予測や計画を頭の中で描いて生活することはまだできません。
予測や計画の出来る大人と、予測や計画が未発達なお子さんとの違いにより、イライラし、自らストレスを助長させてしまっているのです。
時間に余裕を持たせることで、確実に「心のゆとり」が生まれてきます。
小学生になったら見守る「心のゆとり」を持ち、子育てストレス軽減へ
虐待などの悲しいニュース。低年齢のお子さんに対する虐待が多いように感じますが、そんなことはありません。
実際は小学生の年代、学童期が一番多いのです。
小学生になれば子育ては楽になるはず…そんなことを考えながら乳幼児期を過ごした方もいるのではないでしょうか。
乳幼児期、親子はほとんど一緒に行動し、子供の身の回りのお世話も親がします。
子供は親がコントロールできる状態。子供も素直にそれを受け入れています。
しかし、学童期頃になるとそれまで持っていなかった自我が子供に芽生え、親御さんに文句を言う、親御さんがすることを嫌がるようになるなど反発してきます。
親としてはコントロールできない状態になります。これによりイライラし、ストレスが溜まってしまうこともあります。
これらの行動や態度はお子さんが成長している証なのです。
子供が自立していく大事な期間でもあります。
子供が自分で考え、行動し、失敗しながらも学んでいく…お子さんが小学生になったら気持ちを切り替え、ドンと構える。
そしてお子さんを見守る「心のゆとり」を持ち、子育てストレスを軽減へ方向転換してみてください。
まとめ
こうしたい。こうなってほしい。でも子供はそうなってくれない。兄弟でも全く違います。
一人一人成長速度もバラバラです。上の子だから失敗しないなんてこともありません。
お子さんが失敗をしても「心のゆとり」があればイライラをコントロールすることができます。
「心のゆとりのなさ」の解消法はいろいろありますので、自分自身にあった解消法をみつけ、長い子育て期間、ストレスと上手に付き合いながら子育てを楽しんでください。