習い事として人気の英会話ですが、教室選びはどうすればいいのでしょう。
せっかく英会話を習わせるのであれば、より良い教室を選びたいものです。
そこで今回は「失敗しない英会話教室選びのポイント」について考えてみたいと思います。
目次
英会話教室の選び方の5つのポイント
1.自宅の近くで教室を選ぶ
英語が話せるようになるためには、まずは続けることが大切です。
英語はことばなので、使わなくなるとすぐに忘れてしまいます。
少なくとも、中学で本格的な英語の学習がはじまるまでは続けたいものです。
教室までの距離は本人にとっても、送り迎えをするお母さんにとっても負担にならない程度におさめるようにしましょう。
2.月謝を事前にチェックする
大手の英会話教室などでは、入会時に高額な教材費がかかることもありますし、チケット制がとられている教室では、はじめに年間のレッスン料を一括で支払う必要がある場合もあります。
大手の英会話教室のカリキュラムに魅力を感じている場合は別ですが、そうでなければ個人宅で開かれている教室を探すのも、リーズナブルな教室選びの一つの手です。
個人で教室を開かれている先生のお宅は、玄関先に看板が出ていたりアルファベットのモチーフで素敵にお庭がデコレーションされていたりします。
お子さんとご近所をお散歩するとき、気をつけてみてみると以外にお近くで教室がみつかるかもしれません。
フランチャイズの教室なら、インターネット検索でも簡単にみつけることができます。
3.先生は子どもたちに英語を話しやすい雰囲気を提供してくれているか
大手の英会話教室でも個人の教室でも、英会話の先生のレベルはピンきりです。
必ず体験レッスンを受けて、先生の指導力を確認しましょう。
先生の指導力は、子どもたちが英語という非日常の言語をためらわず、積極的に口にできる雰囲気を作れているかどうかで計ることができます。
子どもたちが、たとえ拙くても、失敗を恐れず大きな声で英語を口にできていれば、その教室はよい英会話教室だといっていいでしょう。
4.英語を話す、書く、読むためのプログラムは充実しているか
英語が話せるようになるまでには2000時間が必要といわれています。
しかし、週に1度のレッスンで年間に確保できるのはせいぜい50時間程度です。
そのため、自宅での学習プログラムがないまま英会話教室に通っても英語は結局話せないままです。
レッスンだけではどうしても不足する学習時間をどう補うのか、宿題はどの程度出るのか、親のフォローはどの程度必要なのか、事前に確認しましょう。
また、もし宿題などのフォローを行っていない教室を選択される場合は、英語に親しむ以上のことを子どもに要求するべきではありません。
インプットが十分でないお子さんにアウトプットを期待することは、お子さんを英語嫌いにしてしまいかねないので注意しましょう。
5.英会話教室で目標としていることを確認する
早期教育として英会話教室で行われているプログラムと、勉強としての英語が目指すところのちがいをおおまかにみてみましょう。
教室によって優先される事項はそれぞれちがいますが、英会話教室で目標とされることは以下のようなものです。
英会話教室で目標
- 英語に親しむ(外国語を使ったコミュニケーションの楽しさを味わうこと)
- 継続したヒアリングの訓練を通して、聞き取り能力を高める
- 聞き取った英語を忠実に再現して発音できるようにする
- 遊びやゲームを通して無理なく語彙を増やしていく
- 授業としての英語教育で目標とされること
- 英語を文法的に理解し、肯定文・否定文・疑問文などへの言い換えが自在にできるようにする
- 英文を読み、内容を理解できるようにする
- 英文和訳、英作文など、英語から日本語、日本語から英語への言い換えが自在にできるようにする
- 130語〜150語/分程度の速さでの聞き取り能力を身につける
- 1300語程度の単語・熟語を使いこなせるようにする
英会話と授業としての英語では、目指すところが大きく違ってくること、ご理解いただけたでしょうか?
「英語の成績はイマイチ」にならないために
英会話教室でのレッスンは積極的に楽しめていたのに、学校での英語の成績はイマイチ。。。
なんてことにならないようにするためには、英会話というアウトプット重視のレッスンと、英語の授業というインプット重視の学習の違いを子ども自身が早めに理解することが大切です。
もし、勉強としての英語へスムーズに移行できるか心配な場合は、英検受験などを視野に入れたインプット重視の学習を取り入れている教室がおすすめです。
まずは慣れ親しんで欲しいということであれば、インプットはそれほど重視しなくて良いでしょう。
英会話教室の選び方のまとめ
英会話教室の選び方を5つ紹介させて頂きましたが、いかがでしたのでしょうか?
お子さんが英語に気後れせず楽しめる教室に巡り合えて、無理なく使える英語表現を増やしていけるといいですね。