もうすぐ小学生になるお子さんをお持ちの方は、新しい生活のための準備に忙しくなってくるころではないでしょうか?
ランドセルや学習机などが揃ってくると、今までとは異なるであろう生活に期待と、それと同じくらいの不安を感じているのではないでしょうか?
幼稚園や保育園と小学校生活は、大きく違います。
まず、親の送り迎えがなく子どもたちだけで登校するようになります。
そして、毎日勉強します。
子どもたち同士の存在を認め合い、共同で何かを作り出すことを学びます。
「うちの子ちゃんと学校になじめるかしら?」親が心配するように、子どもたち多くの不安やストレスを経験します。
では親が準備してあげられることはなんでしょうか?
目次
小学生になることで生まれる不安やストレス
小学生になることで子どもたちには
- 基本的には子どもだけで登下校する
- 毎日決められた時間に勉強する
- みんなでできることを学ぶ
幼稚園や保育園とは異なり、過ごす時間のほとんどは机に座って勉強することになります。
子どもはまず、「ずっと座っていること」にストレスを感じます。
また、朝礼などでは先生のお話を聞いている間ずっと立っているか、体育座り(さんかく座り)をしていなくてはなりません。
「皆と同じことをしなくてはならない環境」にストレスを感じる場面が出てきます。
幼稚園や、保育園とは違う小学1年生の生活がストレスに
幼稚園や保育園では、多少大きく自己主張をしても許されていたのに、小学生になると「他のお友だちの意見や存在を認めなくてはならず」、ストレスがたまります。
「みんなで一緒に食べること」もストレスになります。
給食では、嫌いなものも食べなくてはならない(食べる前に自分で量を減らすことができます)ことや、時間内に食べ終わらなくてはならないことにストレスを覚えます。
運動会や合唱、遠足などの校外学習も「やりたくない、行きたくない」場合ストレスになります。
小学生1年生になった子は多かれ少なかれストレスを感じている
どんな子どもでも、これらのストレスは感じています。
ただ、ストレスの度合いが異なるので、子どもによって高いか低いかになります。
子どもたちの不安やストレスを軽減してあげる方法
たとえ不安やストレスが大きかったとしても、子どもの話を聞く、生活のリズムを整えるなどでの親の対応でストレスを軽減してあげることが可能です。
お話しを聞いてあげることが不安を解消し、ストレスを軽減しますので、お母さんは学校にはいないけれど、いつも味方でいることを伝えるようにしましょう。
聞くときには「嫌だったこと」ばかりではなく、「今日一番楽しかったこと」を必ず聞いてあげるようにすると、学校での生活が楽しいイメージになります。
小学校入学前から出来るストレス軽減の準備
子どもと一日出来事を話す、聴く習慣をつける
急に「なんでもお母さんに話して!」といっても難しいので、小学校へ入学する前から一日の出来事を話す習慣にしておくこともお勧めです。
保育園での今日の出来事で「嫌だったこと」、「楽しかったこと」を聞きましょう。
小学校へ入学前の子どもでは、まだ話しをまとめることが苦手だと思いますが、自分の気持ちをきちんと整理してお話しすることは大切なことです。
毎日訓練することで話をすることが上手になりますが、仕事で疲れているときなどは、子どもの話をゆっくり聞くことが難しいときもあると思いますが、根気強く付き合ってあげましょう。
ちゃんと自分の気持ちを伝えることができるようになることが、小学校へ入学したあと子どもたち同士のトラブルにあった時に役立ちます。
ご飯をしっかりと食べさせる習慣をつけよう
どんな子どもでも小学校に通いはじめると、いろいろなストレスや気遣い、そして体力的にも疲れが出てきます。
学童へお迎えに行ってごはんの支度をして・・・その間に子どもが寝てしまった、というお話をよく聞きます。
疲れているからといってそのまま寝かせてしまうよりも、夕飯をしっかり食べさせてお風呂に入れ、ちゃんと寝かせるようにしましょう。
できれば、料理中に子どもが寝てしまわないよう、手早くごはんが出せるようにしたいものです。
とはいっても、お母さんだって疲れていますよね?
でしたら、ちょこっと調理したらすぐに出せるように朝準備しておくのはどうでしょうか。
いまからその練習をしようと思っても朝は保育園の準備に忙しいですよね?でも、今からそれに慣れておくと、小学校へ入学した途端に楽になりますよ!
毎日の生活のリズムを整えておく
学校でのストレスやら疲れで「学校へ行きたくない」と子どもに思わせないようにするためには、毎日の生活リズムを整えることが大切です。
大人の都合で夜更かしさせないようにも気をつけましょう。
共働きの親が乗り越えなけれいけない「小1の壁」とは
子どもが保育園、幼稚園から小学生になると時間の問題が発生します。
保育園は延長保育もあり、急な残業があっても遅くまで預かってもらうことが可能でした。
しかし、小学生になると早ければ17時には校舎はしまってしまいます。
保育園より子どもを預かってもらう時間が短くなってしまうこの社会的な問題を「小1の壁」といいます。
子どもも親も一緒に「小1の壁」を乗り越える
保育園へ子どもが通っている家庭では、この「小1の壁」問題があるために、小学校へ入学後は学童などを考えている親御さんが多数ではないでしょうか。
学童では他の学年の子どもたちとも生活することになると思います。
学校でも自分がやりたいことを勝手にはできず、放課後も・・・となると、家に保護者がいる家庭の子どもよりも自由にならない時間が長くなり、子どもは我慢しています。
お子さんが小学生になると働き方の選択を迫られるケースも出てくる家庭もあります。
しかし、この「小1の壁」は親子で乗り越えなければいけない問題なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
親ならだれもが「子どもが毎日楽しく学校へ通ってくれること」を望んでいます。
今から小学校に向けて親ができることを少しでも実践してみませんか?
そして、これから小学校に上がるお子さんがいるママさん、パパさん。
小1の壁をうまく乗り越えられることを願っています。