子供の玩具は、無数にあり、知育によいとされる知育玩具も市場に溢れています。
その中で、私達が子供の頃から遊んだ経験があり、形を変えてない玩具の一つに積み木があります。
筆者も子供が生まれてすぐに、木製の積み木を購入し、積み木で遊ぶ我が子をみて面白いなと思うことがあります。
それは、そのシンプルさゆえに、遊びの幅が広いということです。最初は大人が作ったものを壊す専門でしたが、1歳で積み木を幾つか自分で積むことができるようになりました。
成長するにつれ、自分で「おいえ」「でんしゃ」等、見立て遊びをするように。積み木は、乳児から幼児、小学生と、幅広い年代の子供が楽しく遊べる玩具なのです!
そんな身近な存在の積み木を使って遊ぶことでどのような効果があるのでしょうか。
目次
積み木で得られる力
積み木で得られる効果には次の4つがあります。
自由自在な組み合わせで創造する力がつく
積み木は三角形、丸、四角形など、特にそれ単体では意味をもたない抽象的な形です。
それを組み合わせることで、動物や家などを自由に作れます。
我が子が積み木をただ高く積んでいたので、何か尋ねたところ、「きりん」と答えました。何もない空間にキリンをイメージし、自分の力で表現することで、創造力が鍛えられていきます。
他にも積み木をミニカーの線路にしたり、楽器のように打ち鳴らしたり、大人にとっては単なる積み木でも、子供にとっては、楽器にも見たて遊べます。
シンプルな積み木は、それゆえに子供の自由な想像を邪魔せず、子供の柔軟な思考を伸ばすものになるでしょう。
手先を鍛え、集中力を身につける
大人にとっては簡単でも、子供にとって積み木を高く積んだり、入り組んだ場所に置いたりすることは、極めて難しいことです。
それには手先の器用さを要するほか、集中する必要があります。手先の緻密性を高めることは、脳の発達にも大きく寄与します。
集中することは、呼吸を深くすることに繋がり、情緒の安定にも役立ちます。
集中力はスポーツや勉強をする場面で必要になるので、積み木で遊びながら鍛えられるのは嬉しいですね。
積み木を通して形の概念が学べる
積み木を通じて、形の概念を深められます。
例えば、三角形2つで大きな三角形が作れるということ、三角形4つで四角形がつくれることなどを、遊びながら気が付くことができます。
大人が教えることは簡単ですが、自分で試行錯誤しながら気が付いた瞬間は、子供に大きな自信をもたらすでしょう。
お友達と協力して遊べる
2~3歳の子供がお友達と遊ぶというのは、実は難しいことです。
しかし、積み木を通じて、「はい、どうぞ」のやり取りから、一緒にお城を作るなど協力して何かを作るという経験を積むことが出来ます。
積み木で遊ぶ時に意識してほしいこと
子供にとって、積み木で遊ぶことを通じ、沢山の効果があることが分かります。
では、私達、大人はどのように子供に積み木を与え、見守ればいいのでしょうか。
積み木を子供に与える時は次のことを意識してみましょう。
月齢にあった積み木を選びましょう
まず月齢にあう積み木を子供に与えましょう。
個人差はありますが、0歳~2歳は誤飲の可能性がありますので、形が大きく、かじったり、舐めても大丈夫な安全性の高い積み木を与えましょう。
月齢が大きくなれば、すこし小さめで、複雑なものが作れるような積み木を与えるといいでしょう。
また、積み木は、そのシンプルさ故に遊びの幅が広がります。
キャラクターがついている、文字が描いてあるものより、何も絵が描かれていないものが、想像力の邪魔をせず、おすすめです。
また個人的には、与える積み木セットに三角形が複数入っているかもチェックしてみてください。
前述の図形センスのところで触れましたが、三角形に触れることで対角線の考え方なども自然に学べます。
のびのびと積み木で遊ばせよう
子供は最初、積み木を積むのではなく、大人が積んだものを壊したり、2つの積み木をうちあわせ、カチカチと音をだしたりして、楽しみます。
大人からすれば、積み木は積むものなので、「違うよ、こうだよ」と何かを作ってみせたくなるかもしれません。
でも子供は自由に遊ぶなかで、創造力や思考力が養われていきます。
お友達に投げる、口にいれるなど、危ない行為以外は、伸び伸びと積み木をやらせてみましょう。
お片付けを身につけさせよう
積み木を通じて、お片付けの習慣も身につけさせたいですね。
言葉でいうだけでなく、大人がまず片付ける姿勢をみせることで、子供もお片付けの意識が芽生えてくるものです。
箱の中にしまうように教えてあげると、どうすれば綺麗に凸凹にならず収納できるかパズル感覚で組み合わせられるようになり、片付けながら図形感覚も身につくので、おすすめです。
まとめ
積み木は、脳の発達が著しい幼児期から是非取り入れてほしい知育玩具です。
なかには積み木に、全く興味を示さない子供もいます。
そんな時は、無理強いせず、ママ、パパが楽しんで力作を作ってみてはどうでしょうか。
きっとお子さんもやってみたくなるはずですよ。