子育てをする上で、我が子を頭のいい子に育てたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ですが、すぐに結果として現れるわけではないので、具体的にどんなことをすればいのか分からなかったり、今やっている事が正しいのか悩んでいる方もいるかも知れません。
今回は頭のいい子を育てるのに効果的と言われている知育遊びについてご紹介していきます!
目次
頭がいいとはどういう事?
まず、頭がいいとはどういうことを指すのかを考えてみましょう。
皆さんは頭がいい子というと、どんな子どもを想像するでしょうか。
小さいころから読み書きができる子どもでしょうか?
それとも、難しい計算ができる子どもでしょうか?
ここでお話しする「頭がいい」とは、知力や知能が高いことと定義します。
この知力や知能を育てていくのに有効なのが「知育遊び」です。
知育遊びとは?
知育遊びは、子どもが考えながら遊べる遊びです。
知能の発達だけではなく、今後の成長に必要なあらゆる力に繋がると言われています。
まず、知育遊びを行う上で、覚えておいてほしいポイントがいくつかあります。
- 他人と比較せず子どもを受け入れてあげること
- 子どもの興味や関心のあるものを取り入れること
- 否定しないこと
以上の点に注意しながら、知育遊びを取り入れてみましょう。
それでは、知育遊びを通してどんな力が身に付くのか、代表的な遊びを紹介していきましょう。
集中力を高める知育遊び
- 積み木やブロック
- 粘土
- マグネット遊び
幼児期の子どもの集中できる時間はごく限られています。そのため、興味のない物に集中することは子どもにとってとても難しいことです。
子どもの興味のあるもの、好きな遊びを用意することが大切になります。
できれば、だらだらと続けるのではなく、「○○を作ろう!」など子どもと一緒に一つ一つ完結するような目標を作っておくといいでしょう。
そうすると、「もう一回やりたい!」という意欲が湧き、集中して遊ぶことができます。
手先が器用になる知育遊び
- 紐通し
- 折り紙
- お絵かき
手先の器用さは、遺伝より生活環境が大きく影響していると言われています。
赤ちゃんの頃は紙を破いたりするだけでも、知育遊びとしては十分な効果を得られます。
乳児期からの遊びがその後の器用さを左右するようなので、小さい内から握る、つぶす、つまむなど多様な指先を使う体験をさせてあげるといいですね。
想像力や創造力を鍛える知育遊び
- ごっこあそび
- 積み木やブロック
- 砂場遊び
想像力は心の豊かさのものさしと言わるほど、人間として必要不可欠な力だと言えます。
コミュニケーション能力や困難を解決する方法を導き出すための力など、その根底には想像力が大きく影響しています。
子どもの内からしっかり鍛えておきたい能力の一つですね。
右脳を鍛える知育遊び
- 絵本の読み聞かせ
- 音楽を聴く
- フラッシュカード
右脳は左脳とは違い、得た情報を高速に処理する特徴があります。
右脳を鍛えることで、ひらめきや判断力、記憶力を伸ばすことができます。
暗記する時に写真のように映像を記憶するというような話を聞いたことはありませんか?
これがまさに右脳が鍛えられ、瞬間的な記憶力が高くなっている証拠なのです。
更に、右脳が鍛えられると、情緒を豊かにし、新しいアイディアを生み出す力が身に付くと期待されています。
現代社会において、発想力は重要度の高い能力の一つですね。
運動神経を鍛える知育遊び
- 公園遊び
- ボール遊び
- トランポリン
運動神経を鍛える事で、怪我をしにくくなったり、運動能力や体力が向上することで、風邪をひきにくくなったりします。
運動神経を鍛えるには、公園遊びが手軽で有効です。
歩いたり、走ったり、いろんな遊具に触れるのもいいですね。
歩く、走る、ジャンプだけではなく、片足立ちや後ろ歩きなど、普段の生活ではあまりしない動きを取り入れると、バランス感覚もアップします。
更に、利き手と逆の手を使ったボール遊びを取り入れるなど、利き手と逆の手を使った遊びは左右のバランスが整い、体幹を鍛えるのにも役立つそうです。
空間認識能力を鍛える知育遊び
- パズル
- 積み木やブロック
- 型はめ遊び
空間認識能力は、物と物との距離感や奥行きなどを認識し、それを立体に表現する能力の事で、鍛えておくと想像力や判断力なども身に付くと言われています。
空間認識能力が高いと、数学の問題の理解度が上がったり、地図の認識などがしやすくなります。
スポーツ選手や芸術家はこの能力が高いと言われていますね。
知育遊びには複合的な効果がある
以上のように、代表的な知育遊びについてご説明してきましたが、ひとつの知育遊びにひとつの効果しかないというわけでは全くありません。
例えば、積み木遊びをひとつとってみても、集中力だけではなく、創造力や表現力、思考力、バランス感覚や空間認識能力など、遊び方次第で様々な効果を得ることができます。
今回ご紹介した知育遊びのほとんどが、多くの効果を持った知育遊びなのです。
子ども時代に自由に遊ぶことこそが重要
様々な知育遊びをご紹介してきましたが、それぞれに大きな効果がある遊びばかりです。
ですが、注意しなくてはならないのは、押し付けてはいけないという事です。
海外では、子ども時代に自由に遊んだ経験のある人の方が、社会的な役割や立場に置いて評価が高かったという研究結果もあります。
現代では、「あれがいいとか」、「これをやるべき」と言った情報が溢れていますよね。
ついつい、良いと言われた事を、アレコレやらせてしまいたくなるのが親心というものです。
ですが、ここはぐっとこらえて子どもの興味に寄り添ってあげてはいかがでしょうか。
まずは、一緒に遊んでみてください。遊び方を知った子どもたちは、そこからどんどん遊びを発展させていけるのです。
そして、その頑張りやひらめきをたくさん褒めてあげましょう。
そうすることで、子どもはもっとやる気を出し、自信を持っていろんな遊びに挑戦できるようになります。
子どもが自由に考え、想像しながら遊びを構築していくことが、頭のいい子に成長するための基盤です。