女性の社会進出が進んで、働くママが本当に多くなりました。
あるデータでは、5歳児を持つ母親の二人に一人が何らかの仕事をしているのだそう。子どもが小学生に上がるとよりその傾向は強くなってきていますよね。
とはいえ、女性も男性と同じように外で働きに出ているけれども、家事や育児の負担が未だ女性の方に多くかかっていたり、女性が外に出ていることで不満を募らせて喧嘩が絶えなかったりするご家庭も少なくはないのではないでしょうか。
結婚しても、子どもを産んでも、働きたい女性が増えているにもかかわらず、仕事と家庭との両立には、まだまだ大きなハードルがあるように感じられます。
こういったテーマは、ネットや雑誌などの各種媒体で度々取り上げられていますから、女性にとって関心の高いテーマでもありますよね。
今回は、共働き家庭が仕事と家庭の両立のために、夫婦で話し合うべきことについて考えてみたいと思います。
仕事と家庭の両立のために話し合うべきこと
1.家事分担を決める
共働きは、夫婦双方の協力なしにはうまくいきません。逆に言えば、家庭は一つの共同体ですから、チームのように一つにまとまることで、案外さらっと、簡単にうまくいくことができます。
でも問題は、うまくチームとしての秩序やルールができるまでにあります。夫婦や家族、誰かに不満が募る状態で過ごしていて、それが爆発してケンカになってしまうことって、結構あるのではないでしょうか。
共働きのケンカの原因は「家事分担について」が多くを占める!
「私はきちんと家事もやっているのに、夫は全然やってくれない」そういう声はよく聞きますね。
一方、夫側は、「僕も家事を分担しているつもりだけれど、やっぱり誰かに家にいて家事をしてもらいたい」なんて声が聞こえてきそうです。
本当に夫が家事をせず、妻に負担がのしかかっている場合も多くありますが、二人とも協力しあってやっているはずなのに不満が出る時には、もう少しその奥にあるそれぞれの思いをチョットナナメに見た方が良いかもしれません。
2.大切にしたい事を擦り合わる
共働きは、どうしても家のことが大変になりがちです。みんながどんなに頑張っていたとしても、家事ができる時間は限られていますので、完璧になんてできなくて当然です。
だから二人で協力をします。使える時間は短くても、二人が力を合わせれば、こなしていくことができるでしょう。
例えば、Aさんのご家庭は二人ともフル勤務。Aさんは育児休業から復帰して子育てをしながら仕事も頑張るワーママです。
共働きは二人の意見が一致してのことでしたが、最近お互い両立のしんどさを感じています。
「夫も家事を頑張ってくれているけれども、何となくうまくいかない。できていないことが目立つ。」もしかしたら、それは夫婦のニーズの違いかもしれません。
喧嘩の理由は互いのニーズ違い
ケンカのとき、Aさんの旦那さんは、「家が汚い、掃除ができていない」と不満げ。
でもAさんは、家族の健康のために毎日しっかり食事を作ることで精一杯です。我慢の限界だったAさんが「じゃあご飯は惣菜でもいいの?!」というと、旦那さんの返事はイエス。
つまり、旦那さんにとっては、おいしくて健康的なご飯よりも、家の中がいつも綺麗という方が、大事だったのです。
これは、家庭に対するニーズの違いですよね。Aさんも旦那さんも協力して家庭を回していたけれども、力を入れる箇所がお互いの思いとはすれ違っていたのです。家庭に対するニーズは、育ってきた環境にも多少左右されるでしょう。
食事が大事な人もいれば、清潔さが大切な人もいる。仕事で疲れて帰ってきて、快適に家で過ごすために重視したいポイントは、夫婦それぞれ違うのもおかしくはないですよね。
3.最低ラインを決める
もし、共働きの家事分担でうまくいっていないなと感じる時には、最低限気持ちよく過ごせるラインの線引きについて考えてみてください。
大切なのは、「これだけは!」と譲れない箇所や最低限こうあって欲しいというラインを線引きすること。
完璧を目指さずに、最低ラインをクリアできればオッケー、それに追加でできればお互いに感謝するスタンスがコツです。
共働き夫婦の時間は限られている!
時間は有限!特に夫婦両方がお勤めに出られているのなら、毎日の家事時間は本当に限られています。
その中で、「何を優先させるのか」ということを夫婦で考えておくと、家庭内の家事分担はかなりスムーズになるのではないでしょうか。
仕事と家庭の両立がうまくいきますように!