共働きの家庭では仕事と子育ての両立に、毎日試行錯誤しながら、時に悩みながら過ごしているのではないでしょうか。
共働き家庭での、バランスよく仕事と子育てを両立するための家事、育児のコツをご紹介します。
目次
共働きと子育てを両立させる「家事のコツ」
働いている家庭では家事を如何に効率よくこなすかが課題ではないでしょうか。
平日の忙しい毎日の中で、仕事、子育てを乗り切る「家事のコツ」を参考にしてみてください。
家事のコツ=手抜きで乗り切る!
一言でいうとコツは「手抜き」です。共働きでもどうしても女性の方に負担が掛かりますよね。
共働きだと節約ばかりじゃやってられません。少しのお金を掛けても家事の手間を省きたいのです。
まず、生協など宅配スーパーのサービスを利用し買い物に行く時間が省けます。
洗剤、シャンプー、ティッシュ、トイレットペーパー等は、月1回大型スーパーへ車で行ってまとめ買い。
洗濯は全て全自動で乾燥までです。
お金は掛かりますが、この辺の出費は目を瞑るようにして家事の負担を減らすのがコツです。
料理は出来るだけ多く作って、次の日に食べたり、冷凍しておくといいでしょう。
共働き家庭の場合、平日は日中いないので、部屋はそこまで汚れず、掃除は週末のみにして少し手抜きしながら家事をやるのも朝の忙しい時間には貴重な時間の節約になりますね。
共働きのメリットを活かした生活で乗り切る!
共働きの一番のメリットは、それぞれに収入があり、お互いフルタイムで働いている家庭では金銭面に余裕があるところではないでしょうか。
そして、一番のデメリットといっていいのが、夫婦二人そろって、時間的な余裕がないことです。
その上で、家事をうまく回すためには、時間をお金で買うことが重要なコツになります。
例えば、自動食器洗い機は、結構な時間がかかる食後の食器洗いの手間を相当省いてくれます。
また、洗濯機の他に、乾燥機を買うことで、選択した後に干す時間を省くことができ、相当な時間の短縮になります。
家事を勝手にやってくれる機械をできるだけそろえることで仕事と家事を両立させることに役立ちます。
帰宅後の夕食作りは下ごしらえ野菜で乗り切る!
仕事が終わってからの夕食作りはやはり大変ですね。
そんな時には、冷凍室に野菜を刻んで下準備して保存しておけば切る手間も省けるので、時間もかからなくておすすめです。
スーパーでも既にカット済みのミックス野菜などが売られているので、活用するのもコツですね。
次の日の夕飯の準備は子供が寝てからの前日するのもオススメです。
サラダを多めに作り置きしたり、当日は炒めるだけの状態などすぐ出来上がるようにしておいたり、休日などは冷凍庫にメニューごとに野菜を切ってジップロックにまとめておくと便利です。
また、どちらかが病気になったり、残業で帰りが遅くなってしまう、出張をした時のリスク回避にもつながるので、冷凍庫の中身に関しては、ママのみではなくパパにも共有しておくことをオススメします。
平日の家事は必要最低限で乗り切る!
平日の家事は必要最低限でOKというルールを家庭内で作ってみませんか?
食事はまとめて休日に作って冷凍したものを解凍したり、週に1度くらい外食をしてみたり、スーパーの惣菜を買ってみたりと自分に負担をかけない事を最優先するとママやパパのストレスも減り、時間に余裕ができますよね。
あまり気負わず、平日にできないものは休日にまとめて片付ければ良いくらいの気持ちで家事に取り組む事が平日の家事を乗り切るコツの一つです。
その分、休日の掃除はお子さんと一緒にすると、親子の時間が出来、楽しみながら部屋が綺麗になります。
小さなお子さんでも園などで雑巾掛けをする時間を設けているところもあるので、雑巾を持たせて、フローリングの雑巾がけをお願いするなどしてみましょう。
多少のことは多目にみてお子さんと掃除の時間を楽しんでみてください。
夫婦で得意な家事と苦手な家事のすり合わせで家事ストレスを乗り切る!
共働きの家庭では、それぞれの家事分担をしている家庭が多いですよね。
しかしそれはお互い得意な家事分担でしょうか?
一緒に生活をしているとお互いの得意な家事と嫌いな家事が別れて来るのでもし、相手が苦手としている家事を任せているようでしたら一度家事分担の見直しをしてみるのもいいでしょう。
こうやってほしいのにと内心思っていてストレスが溜まっていくよりか、相手はこの家事が苦手なら違うことをお願いしようなどと夫婦で協力をして、共働き家庭での家事ストレスを乗り切りましょう。
共働きと子育てを両立させる「育児のコツ」
共働き家庭では仕事と育児と限られた時間でこなさなくてはいけないことが沢山出てきます。
仕事をしていると子供と一緒にいる時間がなかなか取れない、家に帰っても家事をしたり、、、。
共働き家庭で仕事と子育てを両立させるのは難しいですよね。ちょっとした心がけで両立することが楽に感じられる「育児のコツ」をご紹介します。
夫婦では「育児分担」、子供には「ながら育児」で両立!
育児のコツは夫婦での家事分担ならず、「育児分担」がコツです。
子供が保育園に通っている場合、朝の送り迎えはパパ、迎えはママという様に、係を決める事です。
休日の公園で遊ぶ時はパパがメイン。冒険の話はパパがメイン。おままごとはママがメイン等、家族で係を決めてみましょう。
また子供との係わりは「ながら育児」をしながら夕食後テレビを見ながらスキンシップをとったり、料理を一緒にしながら今日の出来事を話したり。
洗濯物をゲームの様にして一緒に畳んだりしながら子供との時間を持つようにするのも仕事と育児を両立させるコツです。
子育てに完璧を求めない!10分だけ全力で子供に付き合う!
子育てに完璧を求めないことも育児のコツと言えます。
子供にはあれもしてあげたい、これもしてあげたい、と親なら思うのはもちろんですが、自分の出来る範囲で無理なく楽しめるかどうかがポイントです。
仕事が終わり疲れて帰ってきて、夕飯の準備や家事をしている時に限って泣かれてしまい、余計にイライラしてしまう経験はありませんか。親も泣きたい気持ちになりますよね。
そのような時、10分だけは子どもと全力で遊ぶ、子どもをギュッと抱き締めたり、絵本を読み聞かせをしたり、子供のお気に入りのおもちゃで遊んだりと同じ時間に一緒に幸せな気持ちを味わい過ごしてみてください。
出勤前の朝の10分は始業時間から逆算して朝の支度や、保育園の送迎、通勤にかかる時間と、何かしらの時間制限があり、貴重な10分ですが、帰宅してからの夜の10分は眠につくまで時間に縛られることもないので、時間を気にせず子供とスキンシップをとってみてください。
10分と聞くと長く感じるかもしれませんが、意外に子供の方が親との時間に満足をして10分経たずに違うことに興味を切り替え、一人又は兄弟で遊びだしたりしますよ。
ママもパパも働くということは、ある程度の割りきりも必要と考えて完璧を求めないようにし、土日やお休みの日は普段出来ないことをドーンと楽しんでみてください。
子供が一人で出来ることを増やしていく!
子供が自主的に動いてくれると仕事から帰ってきて疲れているママのイライラも減りますよね。
そこで字が読めるようになったくらいの時期から自主的に色々と出来るように「やることリスト」を作っておき、書いてあるやることが終わったら自分の好きなシールを貼らせてみましょう。
そうすることで、子供自身も楽しみながらやること(明日の準備、お手伝い、着替え等)を進めることが出来てきます。
何かが出来た時には大げさに喜んで抱きしめてみてください。
これをすればこんなに喜んでもらえる=また頑張ろう!と大人も思うように、子供も思っています。
幼児期のうちは楽しみながら生活することを考えて色々と試してみて子どもの出来るを増やしてみてください。
成長していくにつれ、どんどん出来ることが増えてくるのでママやパパも育児の負担が減り、成長する我が子の姿が観れますよ。
テレビやゲームも悪くない!
育児をTVゲームやiPadなどの機器に頼るのは消して悪い事ではないのではないでしょうか。
もちろん無制限にやらせると目や頭が疲れてしまい、子供への影響が心配ですが、時間を決めておき、親はその時間を利用して家に持ち帰った仕事を終わらせたり、家事を円滑に進める事が出来ますよね。
小さなお子さんがいる場合は、ディズニーなどのDVDを流したり、時には英語の吹き替え版を見せたりして、英語に慣れさせるのもオススメです。
テレビ、ゲームの力を程よく借りて、育児の負担を減らすのも共働きをする家庭では必要なのではないでしょうか。
共働きを選択する上で大切なこと
仕事と育児、どちらも両立するというのはとても大変なことですよね。
どちらかというと子育ての方が犠牲になりやすいケースもありますが、それはどの家庭も一緒ではないでしょうか。
ただ子供に関しては親と接する時間以外にも保育園や学童保育などで楽しく過ごせているかもしれませんよね。
なので『妥協』とは少し違うかもしれませんが、共働きを選択する上で生じるライフスタイルの変化をポジティブに受け入れる事が大切なのでないでしょうか。
働きながら子供に対して24時間愛情を持って接することは、並大抵のことではない
仕事と子育てをしている時、子供にイライラして当たってしまったり、全てを捨てて逃げ出したくなる時は誰にでも必ずあります。
全て完璧にやろうとすると疲れてしまうので、手を抜けるところは抜きましょう。
幼稚園、保育園、小学校などから帰宅した子供に、ママやパパの笑顔をたくさん見せられるように、完璧ではなく、手を抜きながら家事、育児をしてみてください。
そして、ときには自分1人の時間を持ってリフレッシュすることも忘れないでくださいね。