サピックスは、御三家の合格者数が最も多い、中学受験の雄です。
なお、「御三家」とは、中学受験の最難関にして人気の高い中学校を指します。男子御三家は開成、麻布、武蔵。女子御三家は桜蔭、女子学院、雙葉。
いずれも東大合格者数を大量に排出している名門中学校です。
けれど、誰もが御三家を目指しているかと言うと、そういうわけでもありません。
もちろん御三家中学校に入り、いずれ東大や医学部にお子さんが入ってくれれば、将来お子さんが望む職業に就ける可能性は高くなりますし、親御さんも嬉しいですね。
頑張ったからにはどこかの中学校に合格してほしい気持ちは同じですが、「最難関校じゃなくて難関校レベルで十分」、「私立に通いたいだけ」というお子さんもいます。
しかし、サピックスにお子さんを入れてみたら、成績下位であるAクラスやBクラスをうろうろ…。そんな状態が続くと、どこかの中学校にちゃんと受かるのか、心配になりますよね。
最難関校を目指していなくても、結果を残してくれるのがサピックスという塾の良さでもあります。
この記事では、最難関校を目指していなくても、結果を残してくれるサピックスでは、下位クラスのお子さんがどのような中学校に合格しているのかなどをお伝えしていきます。
目次
サピックス偏差値50〜60以上!御三家に合格する上位勢はサピックス偏差値60以上あると安心
サピックス生は、全国小学生のうち、成績上位勢の集団ともいえます。
その中で偏差値60以上を取るのは、成績上位勢の中の成績上位勢、つまり名実ともにトップクラスのお子さんたちです。
偏差値が60以上あれば、御三家のほか、筑波大学附属や渋谷幕張などの最高峰の中学校に受かるお子さんたちの数がぐっと増えます。
サピックス偏差値55〜60のお子さんが合格していく学校
ここでは、
など、難関校と呼ばれる学校に合格するお子さんたちが多いようです。
ここの偏差値帯のお子さんでも、御三家や渋谷幕張、豊島岡、海城などトップクラスの学校に合格するお子さんも多くいますので、お子さんがチャレンジしたいなら、最難関の中学もぜひ受けてみることをオススメします。
サピックス偏差値50〜55のお子さんが合格していく学校
などの難関校に合格できるお子さんが多いです。
この偏差値帯でも、最難関中学である麻布や渋渋などに合格したお子さんもいるようですが、ラストスパートでぐっと成績を上げないと、なかなか厳しいと考えられます。
サピックス偏差値40〜50の合格先は?サピックス下位クラスでも受験者の成績上位勢です
それでは、サピックス下位勢が合格できるのはどんな中学校か、ご紹介していきましょう。
サピックス偏差値45~50くらいのお子さんが合格可能性のある学校
など、一般偏差値60台前半の中学校が多いようです。
このあたりの偏差値帯の場合は、一般偏差値70以上の最難関中学校への合格は難しいと考えられます。
しかし、少しチャレンジをして、巣鴨、市川あたりでしたら、十分合格実績があるようです。
サピックス偏差値40~45くらいのお子さんの合格可能性のある学校
など、一般偏差値50台後半の学校が多いです。
サピックス偏差値40以下のお子さんの合格可能性のある学校
など、一般偏差値50台前半から後半の学校が多いようです。
このように、サピックス偏差値が40くらいであっても、一般偏差値では50以上、つまり十分受験者の中では成績上位であることがわかります。
この記事ではわかりやすいようにサピックス「下位勢」とご紹介しましたが、下位と言うのが申し訳ないくらい、サピックスのお子さんのレベルは総じて高いです。
サピックスに通い続けたからこそ入試本番に強い!
さらに、サピックスの復習中心の勉強によって、サピックスに通い続けてきたお子さんたちは本番に強く、土壇場で力を出しやすいはずです。そのことにしっかりと自信を持ちましょう。
とは言え、無謀な受験だけをしていては、合格できる学校がなくなり、せっかくの中学受験を棒に振ってしまう可能性もあります。
成績に合った学校を受験しつつ、チャレンジ校や滑り止め校も受験しておくなど、計画的に中学受験に臨みましょう。
まとめ
サピックス下位勢であっても、十分難関中学への合格は可能です。
大丈夫、今までサピックスで頑張ってきたお子さんは確実に力をつけています。
下位勢だからと言って過度に不安にならず、自信を持って、お子さんに合った学校を勧めてあげましょう。