渋谷教育学園渋谷中学(渋渋)の特色、受験情報、合格のためにすべきこと

渋谷教育渋谷学園

渋谷教育学園渋谷中学校は、東京都渋谷区にある中高一貫校です。高校からの募集は行われず、6年間の完全中高一貫校となります。

ここでは、渋谷教育学園渋谷中学校の特色、受験情報や入試問題と対策などをご紹介していきます。

渋谷教育学園渋谷中学校の特色

渋谷教育学園渋谷中学高等学校では、21世紀の国際社会で活躍できる人間を育成するため、自らの手で調べて自らの頭で考える「自調自考」の力を伸ばすこと、国際人としての資質を養うこと、高い倫理感を育てることの3つを教育目標としています。

これらの考え方は、各授業から校外研修まで様々な場面で実践されており、「自調自考」の力となる好奇心や集中力を重視した教育に特徴があります。

学校の沿革

  • 1924年に中央女学校として創立
  • 1947年に渋谷高等学校に改組
  • 1951年に渋谷教育学園を設立
  • 1963年に渋谷女子高等学校へ学校名を変更
  • 1996年現在の中高一貫の渋谷教育学園渋谷中学高等学校を開校

学校生活とカリキュラム

学習カリキュラムは、中高6年間を2学年ずつ3つのブロック(Aブロック:中1・2、Bブロック:中3・高1、Cブロック:高2・高3)に分け、独自の学習計画図「シラバス」を活用しています。

教育目標に「国際人としての資質を養う」と掲げられている通り、英語教育にも力を入れており、外国人教師による少人数英語教育、海外研修(中学のオーストラリア研修、高校のアメリカ・イギリス・シンガポール・ベトナム研修)、留学制度などが充実しています。

また、海外からの帰国生も多数在籍しているほか、留学生の受け入れも積極的に行われるなど、国際的で開かれた教育に特徴があります。

行事と部活動

運動部・文化部のクラブ活動のほか、研究会・同好会も充実しています。

運動部では、柔道部が全国大会で優勝しているほか、野球部、テニス部、ダンス部、サッカー部など、様々な活躍が見られます。文化部では英語ディベート部、合唱部、吹奏楽部、模擬国連部などがあります。

行事は、スポーツフェスティバル、飛龍祭(学園祭)、音楽祭、校外研修、スキー教室、百人一首大会、模擬裁判など、多方面に渡って行われています。

施設

1996年、地上9階・地下1階の校舎が誕生し、明るく快適な環境が整っています。

ICT室、メモリアルホール、図書室、カフェテリア、体育館、グラウンドなど、充実した施設環境が見られるほか、人間工学に基づいてデザインされている机・椅子(中学1・2年教室)、窓に設置された透過型薄膜太陽電池ガラス(発生した電気は校舎の一部で利用)など、細部に至るまでこだわりが見られます。

進学先

2023年の進路実績(現役)を見ると、国公立大学に82名(このうち東京大学は35名)が合格しています。

また、早稲田大学に100名、慶應義塾大学に78名、上智大学に35名が合格しているほか、各大学の医学部医学科の合格者数は合計19名となっています。

学校周辺の環境

  • 渋谷駅から明治通りを原宿方面へ徒歩7分
  • 明治神宮前駅から明治通りを渋谷方面へ徒歩8分

渋谷の都心の真ん中にあり、どの地域からも通学しやすいのが利点です。

また、繁華街とは反対側に位置しており、登下校時の安全への配慮も徹底しています。

渋谷教育学園渋谷中学校の受験情報

試験日

第1回:2024年2月1日(木)

第2回:2024年2月2日(金)

第3回:2024年2月5日(月)

募集人数

第1回:男女計70名

第2回:男女計70名

第3回:男女計23名

受験科目と配点

科目 試験時間 配点
国語 50分 100点
算数 50分 100点
社会 30分 50点
理科 30分 50点

※面接試験は行われません。

偏差値

渋谷教育学園渋谷中学校の偏差値を80偏差値で見ると次の通りです。

男子 女子
第1回 67 70
第2回 68 71
第3回 68 71

倍率

2023年度の実質倍率は次の通りです。

男子

受験者数 合格者数 倍率
第1回 142名 54名 2.6倍
第2回 455名 149名 3.0倍
第3回 301名 43名 7倍

女子

受験者数 合格者数 倍率
第1回 270名 57名 4.7倍
第2回 332名 72名 4.6倍
第3回 275名 23名 11.9倍

渋谷教育学園渋谷中学校の学費

入学手続きおよび入学後の学費一覧

入学納入金 毎月の納入金
入学金 290,000円 授業料 44,500円
施設拡充費 70,000円 施設費 17,000 円
研修積立金 5,000円
生徒会費 1,000 円
教育後援会費 2,500円
合計 360,000円 合計 70,000円

渋谷教育学園渋谷中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点となります。大問は4問で、大問1が計算問題・小問集合、大問2以降が応用問題となっています。

問題数自体はそこまで多くありませんが、全体的に難易度が高いので、時間的な余裕は少ないです。複雑な処理を速く正確に進める力が求められ、一筋縄ではいかない問題も多く見られます。

対策としては、なるべく早い段階から難易度の高い問題に多く触れ、複雑な問題を根気よく解く習慣をつけることが大事です。その習慣を続け、徐々に問題を解くスピードをアップし、実戦力を鍛えていきましょう。

また、式・考え方を記述させる問題もあるので、こちらもしっかり対策をしなければなりません。自分の書いた式・考え方が採点者に伝わるよう、過不足なく記述することを心がけましょう。このような記述式の問題は、たとえ誤答であっても部分点をもらえる可能性があります。少しでも得点源になるよう、普段から途中式をきちんと書く癖をつけ、トレーニングしておいてください。

さらに、図形、数の性質、速さなどをはじめ、幅広い分野から出題される傾向も見られます。なるべく苦手分野を減らし、どの分野が出題されても対応できるよう、実力を磨いておくことが重要です。

国語

算数と同じく、試験時間は50分、配点は100点満点となっています。大問は2問で、小説文・物語文、説明文・論説文から出題されます。読解問題2問という出題構成ですが、漢字などの知識問題も含まれています。

読解問題の文章は難易度が高く、複雑な語彙・表現も見られます。また、設問形式は選択肢問題、書き抜き問題、記述問題など多岐に渡ります。難しい文章を速く正確に読解したうえで、様々な形式の設問に対応しなければならず、決して時間的な余裕があるわけではありません。

まずは日頃から難しい文章に慣れておき、内容が複雑でも焦らず、論理展開や心情・場面の変化を正確に追っていく習慣をつけることが重要です。

難易度の高い文章を前にしてもひるまず、根気よく読解する心構えを持たなくてはなりません。そのうえで、問題演習を重ね、スピードアップを図るようにしましょう。

また、記述問題をはじめ、各設問の難易度も高いです。過去問演習をはじめ問題演習を徹底し、幅広い設問形式に対応できるようにしておきましょう。

特に記述問題は時間もかかるので、速く正確に、過不足なくまとめるという意識が大切です。

社会

試験時間は30分、配点は50点満点です。大問は3〜4問程度で、地理・歴史・公民(時事問題含む)分野からまんべんなく出題されます。

また、複数の分野が出題される総合問題形式の出題もあるので注意しなくてはなりません。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題、記述問題など、幅広くなっています。

特に記述問題は文字数が多いものもあり、問われる内容も多岐に渡ります。また、選択肢問題などの難易度も高く、試験時間30分で解くことを考えると、時間的な余裕はかなり少ないです。

こうした出題形式に対応するには、とにかく問題演習を繰り返して実戦的な力を身につける必要があります。

単なる知識の暗記では対応できないので、日頃から問題演習を徹底し、各設問をスピーディーかつ正確に進める力を鍛えなくてはなりません。

また、問題のリード文や与えられる資料・図表などの難易度も高いです。

そのため、長めのリード文や資料が多く含まれる問題をたくさん解き、複雑な情報を正確に読み取る練習をしておきましょう。こうした処理能力も含め、実力を伸ばしていく必要があります。

理科

社会同様、試験時間は30分、配点は50点満点となります。4分野からまんべんなく出題され、大問は2〜3問程度で構成されています。

また、各分野が混ざって出題される場合もあるので注意が必要です。

設問は、選択肢問題、計算問題、記述問題など、様々な形式で出題されています。

こちらも社会同様に試験時間が短いので、特に時間配分には十分に注意しなくてはなりません。

過去問演習をはじめ、似た傾向の問題演習を徹底し、各形式の設問を速く正確に解き進める力を磨いていきましょう。

基本的な知識の習得はもちろんのこと、実戦的な処理能力を身につけることが重要です。

また、記述問題をはじめとして、思考力が問われる問題も目立ちます。

実験・観察など、筋道を立てて考えていく問題が多く、こちらも単なる知識だけで対応することは困難です。問題演習の徹底に加え、身近な自然現象などに日頃から関心を持ち、自分で考える習慣をつけておきましょう。

過去問

渋谷教育学園渋谷中学校合格のために必要なこと

渋谷教育学園渋谷中学校の試験は4科目とも難易度が高く、単なる暗記では対応できない高度な試験となっています。

いずれも時間的な余裕が少ない中、一つ一つの問題を速く正確にこなしていく処理能力が求められます。

基本知識を正確にすることはもちろん、各科目の傾向に沿って、より実戦的な力を鍛えておかなければなりません。

特に配点の高い算数・国語では、とにかく早い段階から難易度の高い問題に多く触れ、慣れを作っておくことが重要です。

難しい問題を見ても焦らず、冷静に根気よく解き進める感覚は、早いうちから養っておいて損はありません。

また、社会や理科も思考力が問われる問題が目立つので、日頃から各科目に関する出来事・ニュースなどにも興味を持ち、自ら考える習慣をつけておくと良いでしょう。

こうした習慣は、受験勉強の中で必ず活かされるはずです。

これらの点に注意し、各科目の傾向に沿った実力を鍛え、本番に備えましょう。