立命館宇治中学校を受験するなら知っておきたい合格のために必要なこと

立命館宇治中学校

立命館宇治中学校の特色

立命館宇治中学校・高等学校は、立命館の建学の精神「自由と清新」と教学理念「平和と民主主義」が引き継がれています。

この精神と理念を基にして議論する力と国際感覚を養うことで、未来のグローバルリーダーを育成するとともに世界と日本の平和的発展に貢献しています。

学校の沿革

1965年に私立宇治高等学校が創立。

その後、1994年に学校法人立命館と学校法人宇治学園の法人合併により「宇治高等学校」を「立命館宇治高等学校」に改称しました。

2003年に立命館宇治中学校を開校し、現在に至っています。

施設

曲線が特徴の4階建ての校舎が2棟あります。

すべての教室に冷暖房が完備され、コンピューター室・図書室・理科実験室・技術室・大ホール・食堂などがあります。

また、アリーナ(体育館)・人工芝グラウンド・メディアルームなどの施設もあります。

進学先

主な進学実績について、ほとんどの生徒が立命館大学に内部進学しています。

少数ですが、立命館アジア太平洋大学に進学している生徒もいます。

中には立命館大学以外の大学に進学する生徒もいます。

主な大学として、大阪大学・東京工業大学・横浜市立大学などの国公立大学や早稲田大学・慶応義塾大学・国際基督教大学・上智大学・青山学院大学などの私立大学に進学しています。

国内の大学だけでなく、海外の大学への進学実績もあります。

学校周辺の環境

太陽が丘山城総合運動公園・宇治市植物公園・府民ふれあいの森など豊かな自然に囲まれたところにキャンパスがあります。

近鉄京都線大久保駅またはJR奈良線新田駅からバスで10分、京阪宇治線宇治駅からバスで10分、JR奈良線宇治駅からバスで15分で行くことができます。

立命館宇治中学校の受験情報

試験日

A日程:2024年1月13日(土)

B日程:2024年1月15日(月)

募集人数

男女180名(帰国生徒、外国籍生徒含む)

A日程について

一般入試

学力試験の成績・個人面接・提出書類による総合評価により判定されます。

学力試験では4教科型(国語・算数・社会・理科)と3教科型(国語・算数・理科)のいずれかを選びます。各科目の時間と配点は次の通りです。

  • 国語:50分で、120点
  • 算数:50分で、120点
  • 社会・理科:合計80分で、各科目80点

4教科型を選択した場合、合計点または国語・算数・理科の合計点を1.25倍したもののうち、高い得点を採用して合否判定をします。

3教科型の場合、合計点を1.25倍して合否判定をします。

また、4教科型、3教科型ともに個人面接(保護者一名同伴)の実施があります。

内申型入試

学力試験の成績・個人面接・提出書類による総合評価で判定されます。学力試験の時間と配点は次の通りです。

  • 国語;50分で、120点
  • 算数;50分で、120点
  • 社会・理科;合計80分で、各科目80点

自己推薦入試・i推薦入試・SA推薦入試

学力試験の成績・個人面接・提出書類による総合評価で判定されます。

学力試験は4教科の標準テスト(国語・算数・社会・理科)で、時間は4教科合計80分で、100点です。

内申型入試・推薦入試を検討されている場合、受験資格の有無については学習塾または学校に確認する必要があります。

B日程について

B日程は一般入試のみです。

学力試験の成績・個人面接・提出書類による総合評価で判定されます。

国語・算数の2教科と理科・社会から1科目選択の合計3科目です。時間と配点は次の通りです。

  • 国語;50分で、120点
  • 算数;50分で、120点
  • 社会;40分で、80点
  • 理科;40分で、80点

立命館宇治中学校の学費

入学時に必要な費用は次の通りです。

入学金 120,000円
授業料(年額) 638,000円
教育充実費(年額) 291,000円
合計 1,049,000円

*この費用は2023年度のものです。詳しくは入学手続きの際の書類にて確認をお願いします。
*別途、制服代・教科書代・研修旅行積立金・諸会費などが必要です。
*SAプログラムについては、SAプログラム費30,000円(年額)が別途必要です。

立命館宇治中学校の入試問題と対策

算数

問題数が大問4問程度で、基本的な問題が多いことが特徴として挙げられます。

過去問を繰り返し解くこと、学習塾で使っているテキストで計算問題や図形問題で数多くの問題を解いていれば、50分以内に解答できます。

基本的な問題が多いため、ケアレスミスで点数を落とさないように気を付ける必要があります。

国語

国語の問題について、文学的文章と論理的文章が各1題、漢字・熟語・対義語・慣用句・ことわざなど知識を問う問題で構成されています。

知識問題については文章問題の中で出題されることもあります。

文章問題について、記述式の問題が1問ありますが、記述量は多くありません。抜き出しの問題が多いことも特徴として挙げられます。

文章は難しくなく、読みやすいですが、50分以内で解答できるように過去問を繰り返し解くことでペース配分をつかむ必要があります。

社会

全体的に基本的な問題が出題されていて、難問が見られないことが特徴として挙げられます。

他に特徴として、地理・歴史・公民単独で出題される問題はなく、融合問題が多いことが挙げられます。

また、時事問題も多いことが特徴として挙げられます。

時事問題への対策として、日ごろから資料やニュースに触れる機会を増やすことが求められます。

理科

全体的に基本的な問題が多いことが挙げられます。

生物については植物・動物に関する知識問題が中心に出題されます。

中にはグラフを見て考える問題や計算問題があります。

り物理・化学・地学については短文説明や計算問題が中心で、知識の整理ができていないと解答が難しくなると思われます。

赤本

立命館宇治中学校の合格のために

立命館宇治中学校の場合、3教科型か社会を加えた4教科型で選択するときに迷う人がいると思われます。

塾に通うことで受験に精通した講師から的確なアドバイスを得ることができます。

ホームページ情報では、国語・算数について受験者の平均点に差がありません。このことからケアレスミスで点数を落とさないことが鍵になります。

社会と理科の平均点を比べると、社会の平均点が高いことも特徴として挙げられます。

社会が得意であれば4教科型の受験を勧めたいと思います。