小学校受験の過去問!子供の自信につなげる過去問対策と進め方

過去問を解く女の子

小学校受験において過去問はいつ頃から手を付け始めたら良いのか、どう取り組んでいくべきか過去問対策を始めた方は特に気になるのではないでしょうか。

ここでは、過去問の取り組み方について、我が子の小学校受験を二度経験して分かったこと、気づいたこと、取り組むべきポイントをお伝えしていきます。

小学校受験の過去問はいつから取り組むべき?

気になる過去問に取り組む時期ですが、お教室によるかもしれませんが、多くは年長の夏休み頃から取り組み始めるのがいいとお話があるかもしません。

我が家の場合はそれよりもう少し前から、得意分野の問題はどんどん早めから取り組んでいました。

小学校受験の問題はかなり特殊で、算数の基礎となる数、図形、ひらがなの元になるしりとりの様な問題、迷路や季節の行事、生き物、、、と多岐に渡ります。

親子で対策していくとお子さんの好きな得意とする問題が分かってくると思います。

苦手意識を植え付けないように得意分野の基礎問題を少しづつ取り入れましょう

あまりに早い時期から難しい問題をやってしまうと苦手意識を植え付けてしまうかもしれないのでおススメしませんが、お子さんが得意で大好きな問題はきっともう基礎も応用も出来る!となる時が来るはずです。

そんな時に過去問からその得意な問題を少し取り入れてみるのも良いかもしれません。

年長の夏前には1巡し、夏休みには本命校や受験校以外の学校の過去問も解いてみましょう。

苦手な分野を潰していくイメージです。

直前期は簡単な問題を出して花丸をたくさんつけてあげましょう

夏休みが終わると神奈川や埼玉などの学校は面接や試験が入ってきます。

その為の準備もしなくてはいけないので忙しくなってきます。

そして試験直前期は過去問も勿論やりますが、あまりに難しい問題ばかりやっていると花丸が取れない事が多くなってしまいお子さんも自信が無くなってきてしまいます。

親としてもそんな姿を見て心配になってしまうと悪循環に陥ってしまいます。

そこで直前期は簡単な問題も取り入れてください。

ここではあえて基本に戻りましょう。

そこで花丸を沢山あげて自信をつけさせてあげると良いですよ。

過去問はいつごろ購入しておくべき?

過去問は志望校や受験校が決まっていたら是非早めに購入し、まずは親御さんがその問題や傾向を確認しておいてあげてください。

もし決まっていない場合は、本屋さんで立ち読み程度でも良いので、ここの学校はこういう問題が出ていると知っておくと日頃ご家庭で対策していく時も指針になります。

また工作が出ない学校しか受けないのに工作にばかり時間を割くというのも効率的ではありませんね。

しかし、突然今年は工作が出たという時の為に、全くやらないというのも得策ではないので時間配分や、どこに重きをおいて家庭勉強していくかという点からも、早い段階で過去問の研究は重要になってきます。

これは小学校受験だけでなく中学校受験や高校ありとあらゆる受験において基本ですね。

小学校受験の勉強をする親子

過去問はどの学校から取り掛かる?試験内容にあわせた傾向と対策

小学校受験との向き合い方

先ずは本命校の過去問から取り掛かりましょう。

ここは出来れば2~3社分の過去問を購入しておくと抜けもなく学校研究にも役立ちます。

前年度の物は勿論、2~3年前の物もあると良いと思います。

そして次に受験校のものです。

こちらは本命校程多くはなくても良いかもしれませんが、受ける学校は一通り過去問を解いておくとその学校の傾向がつかめてきます。

傾向をつかみながら様々な過去問にも触れておきましょう

小学校受験の試験は各学校により出題方式(先生が口頭で読み上げるまたはテープ放送等)や傾向は様々です。

一度はご自宅でも試験通りに、例えばペーパーテスト→巧緻性という順番に試験が始まるようでしたら流れ通りに練習をしておきましょう。

試験問題がテープで流されるという学校もあります。

その対策としては、テープにあらかじめ問題文が入っている問題集を購入し、CD付のものがありますのでそちらで練習する他に、親御さんがあらかじめ録音しておいたものを流すという方法もあります。

これらのメリットはお子さんの表情を見て読むスピードを変えてしまう事を防ぐという点や、本番の出題方式に慣れるという点、また少しの間親が手を放し見守りながら家事や所用が出来るという点があります。

どうしても一対一でお勉強していると親子共に根詰めてしまいヒートアップしてしまう事を防ぐためにも、少し離れて見守る勉強方法も時にはおススメです。

最後に余力があれば夏休み頃に同じ様な分野の問題を出す学校や、女子難関校の過去問も是非1~2冊チャレンジしてみてください。

私立の問題は昨年は女子難関校で出た問題が今年はここの学校で出た!など私立小の先生方の間でも試験問題を研究されていらっしゃるように感じます。

女子校を受ける方は白百合や聖心、雙葉、横浜雙葉などを一通りやっておかれることをおすすめします。

男子校をうけるご家庭は暁星、立教などの過去問を解いてみるのも同じ分野でも違った出し方をしていたりと参考になるかと思います。

逆もしかりで男子校しか受けないご家庭も上記の女子校の過去問を解いておくと良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どんな受験においても過去問での対策はとても大切です。

タイミングを間違えて苦手意識を植え付けてしまうのではなくお子さんの自信、強味になるような過去問対策を進めてください。