お子さんのお友達関係で悩まれたこと、親なら1度や2度はあると思います。
様々なシチュエーションでのお友達関係を踏まえながら、子どもの友達について考えていきます。
目次
子どもに友達がいない、できない
我が子になかなかお友達ができない場合、お母さんは心配になりますよね。
このケースは、幼少期に多いと思います。
お子さんの様子はいかがですか?お友達が欲しいと言っていますか?
多分、お子さん自身はあまりお友達の必要性を感じていないことと思います。
一人で遊んだ方が楽しいか、お母さんやお爺さん、おばあさんと遊んだ方が楽しいのだと思います。
まだ安全な家庭の中で遊んでいたい時なのですね。ゆっくり見守っていきましょう。
そのうち、お子さん自身の目が外に向いた時、他の子に関心が行くようになりますよ。
そして、自分から何らかのコミュニケーションを取るようになっていきます。
子どもが友達とトラブル(ケンカ)になる
これも幼少期に多いでしょう。自我と自我がぶつかる幼少期は、お互いに我慢が苦手な時期。
トラブルで多いのはケンカです。
でも、あんまりケンカばかりであるならば、ちょっと気が合わないのかも知れませんね。
仲が良い子同士は元々の波長が合うので、殆どケンカはしないものです。その子の兄弟構成や持って生まれた性格もあります。
あまり気が合わない場合は、無理して仲良くしなくて良いでしょう。別のお友達を探しましょう。
子どもが友達から悪影響を受ける
これは幼少期から学童期にかけてでしょうか。
お友達の幅も広がり、色々な家庭環境の子と接する機会が増える頃に出てくると思います。
よくあるパターンは、近所のちょっと年上の子から悪影響を受ける場合です。
その子と遊ぶと言葉使いが悪くなる、行動が粗野になる、反抗的になる、ウソをつくなどの変化が見られたら、注意した方が良いです。
子どもが悪影響を受けた時の対応
「お母さんは○○があの子と遊ぶのは、あまり良く思わないな」とやんわりと注意しましょう。
そして自分の家庭のルールをもう一度、確認させます。お友達がやっているからと言って、絶対やってはいけないことがウチにはあるんだ、と教えましょう。
自分の子とその子が遊んでいるところに出向いていくのも効果があります。自分の子とその子がどういう関係性なのかも分かりますし、相手の子を観察することもできます。
そして「汚い言葉を使うのはやめようね」「叩くのはやめようね」など、直接注意しても良いでしょう。
大人が言うと、かなりの効果があります。いじめの抑止にも繋がります。
子どもが転校先でいじめにあった
これは、子どもの世界では普通にあります。
ニワトリでも群れの中のニワトリとは全員とつつきあいをして、強さの順位を決めます。
新しく入ってきた子がどの程度の子なのか、子どもなりの方法で確かめているのです。
名前を変な風に呼んでからかってみたり、ランドセルに泥を塗ってみたり、すれ違いざまに蹴ってみたり。
我が子も小2と5歳で転校した時に経験しました。
小学生の子どもが転校先にいじめにあった場合
蹴られたのは小2の男の子の方です。…蹴り返したそうです。
そしたら、相手は「ん?やるな」と思ったようで、その後ものすごく仲良くなっていました。
幼稚園児が転校先いじめにあった場合
いじめという表現は適切でないかも知れませんが、5歳の方は名前をからかわれて泣いて帰ってきたので、すぐに先生に電話をしました。
それまでいた幼稚園では、お友達にそういうことをしてはいけませんと教育されていたからです。
先生は次の日、すぐに子ども達に注意したそうです。
その後すぐに5歳もクラスに打ち解けることができ、今では転入生だったことすら忘れられているくらいに馴染んでいます。
つまりは、案ずるより産むが易しです。
転校しても、子どもは自分の力で馴染んでいきます。子どもって本当に素晴らしい力を持っているのですね。
思春期の子どもは親よりも友達が支えになる
子どもが思春期の頃、今度はお友達はなくてはならない存在になってきます。
親より友達。
子どもも子どもなりに家庭の事情で悩んでいたりしてますが、心の支えは友達です。
心身共に励ましあって、切磋琢磨していけるお友達関係が良いですね。
やはり学校選びは、その点でも重要だと思います。
良いお友達が回りにいると、勉強がんばろう、スポーツがんばろうと一緒に頑張れます。
お子さんがどんな友人関係を築いているのか、たまに話を聞いてみて下さいね。
あまり介入すると嫌がられますが、ゆるく、なんとなく把握していることが大切だと思います。
子どもの成長にとって大切な友達
いかがでしたでしょうか。子育ての経験から、お伝えしてきました。
昔、我が子が通っていた幼稚園の園長先生が、親たちの前で「お友達は選びましょう」と発言し、波紋を投げかけたことがありました。
でも、筆者もその通りだと思います。
良い友達とは、お互い成長していける友達です。
悪影響を与えあう友達は、良い友達とは言えません。
子どもにもそのことを伝え、自分の親友を見つけてもらいたいですね。見守っていきましょう。