私立小学校、国立小学校の気になるPTA活動!〜親の出番や役員活動の経験談〜

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私立小学校と国立小学校のPTA

小学校受験を考えているご家庭では、志望する小学校でのPTA役員の活動も気になることの一つではないでしょうか。

共働きや小さなお子様がいらっしゃるとなかなか参加したくても難しいですよね。また何となく人付き合いが苦手だから、、、などとご事情はそれぞれだと思います。

そこで今回はなかなか聞けない私立小学校と国立小学校の役員活動について、活動の頻度はどれくらいなのか?役員になってしまうと大変?絶対にやらないといけないの?どんな活動をするの?そんな疑問に少しでもお答え出来るよう筆者の経験も交えながらお伝えしていきます。

私立小学校のPTA活動

親の出番はどのくらい?

私立小学校のPTA活動では、親の出番は少ない学校が多い印象があります。

ある学校では一度だけしか活動しない所や、一年間に5~6回だけ学校に出向く、新設された私立小学校はPTA組織自体が無い学校もあると聞きます。

基本的に私立の小学校では学校行事などは先生方が面倒を見てくれて、親は学校に出向く行事等の時にお手伝いするような形です。

役員の人数・任期

私立小学校では、1クラスあたり2~3人位の方が役員になります。

任期は1年間で大体6年間で一度はやってください。という所が多いようです。

しかし、人数からするとやらないまま終えてしまうご家庭もあります。

上記のような学校もありますが、東洋英和女学院のように入学と同時に全員が母の会会員になり、本部・宗教部・教養部・厚生部・編集部・クラス部に分かれているいずれかの部に6年間のうち1年間は役目をもち活動することになっているところもあります。

PTAの仕事内容は?

運動会の時や保護者が参加するような行事での誘導・受付・案内など数回学校に出向き、先生方のお手伝いします。

また、広報紙の発行やお勉強会、講演会の企画運営などを任される小学校もあります。

PTAの他に、キリスト教の学校などでは、親御さんの為の宗教講座や奉仕活動、図書など学校のお手伝いがある所もあり有志で行われているところもあります。

経験談!私立小学校のPTA役員の選出方法

後でもお伝えしますが、私立小学校は国立小学校よりも活動日数が少ない分、働いている方でも比較的参加しやすいのではないでしょうか。

ただ、1クラスあたりの人数が少ないので、活動日には必ず参加しなくてはいけない状況にはなってしまいます。(尚、断る理由が仕事や介護、育児では認められない場合が多いです)

しかし、役員をやりたい方は沢山いるので、挙手制の場合でも立候補者が多い時は先生から任命される場合もあります。

名門伝統校などは挙手制ではなく学校側からの任命で決まるところも有り、選ばれることに名誉を感じるという風習もあるようです。

PTA活動は母親が務めることが多かったのですが、近年共働き家庭が増えているので、私立小でもお父様方の活躍を歓迎する学校も増えてきました。

国立小学校のPTA活動

親の出番はどのくらい?

国立小学校は公立小、私立小に比べて一番活動頻度が高く大変ではないかと思います。

基本的には月に一度は学校へ行きます。多い国立小学校では月一回以上行く機会があります。

特に筑波大学附属小学校は担任の先生によりますが、副担任のように先生の補佐をしていくと思っていただいて良いと思います。

筑波大学附属小学校、国立小学校のPTAについて詳しく説明していきます。

役員の人数・任期

学芸大附属竹早小学校やお茶の水女子大学附属小学校などの役員は挙手制少人数です。

筑波大学附属小学校ではクラスを三分割して、全員が必ず低学年で一年間は役員を担当する為、1クラスあたり10人~11人となります。

任期は1年間ですが、高学年になった時(4~6年生の間で)にもう一度やることになっているので入学したら必ず一家庭あたり6年間で2度(2年間)やることになります。

仕事内容

学級費の会計、銀行などへの振り込み、遠足や校外学習時に一緒に行き、生徒達の引率のお手伝い、運動会でのお手伝い、カメラマンとして各行事の写真を撮り記録保存しておくことと各保護者に配布か周知するというお仕事があります。

学園祭では保護者がワークショップや出店をし、生徒達がお客さんとなって一日楽しむものがあります。

こちらは役員以外の保護者の方にもお手伝いをお願いしますが、役員が主に準備をしていきます。

先生からの連絡事項を保護者に伝えるなどのお手伝いから、クラスで劇をする時は道具や衣装などの準備などと仕事は多岐に渡るので、10名の中で担当分けをします。

10人もいるので仕事で抜けられない時などの融通は利く印象はありますが、協力し合って出来ると良いですね。

<経験談>国立小学校のPTAの雰囲気

役員になると学校に出向く回数は増えます。

特に活動回数は低学年ほど多いです。ほぼ毎月学校に行っていた気がします。

コロナ禍で勿論活動が制限され、役員の仕事も大幅に減っておりましたが2023年度からは戻りつつあるようです。

お仕事をしながらPTA役員をされている方も沢山いらっしゃいました。

その時の役員メンバーにもよりますが、出来る時に出来る人がやれば良いという考え方で活動していたので、とても良い雰囲気で一年間活動できました。

役員が多い分、役員以外の保護者は学校のお手伝いをする機会はあまりないと言えるでしょう。これらの活動は殆どお母様が担うご家庭が多いです。

役員とは別に低学年でのパパボランティアというものもあり、お父様方が有志で清掃活動等のお手伝いをしてくださいます。

またお父様の中には学年で2~3人、先生方からお声が掛かり各クラスの役員をまとめる様なPTA組織がありそちらに入る方もいらっしゃいます。

こちらがまた多忙ですが、お父様方も平日や土日関わらず学校に来てお手伝いをされています。

土日は朝から晩まで、先ほどの学園祭もこちらの組織主導で行われます。運動会や児童向けの講演会、学校オリジナルのグッズ販売などの時にもご活躍されています。

国立小と私立小の違い

まとめ

いかがでしたでしょうか?思ったより大変そうでしたか?

PTAと聞くと大変と思われがちですが、やってみると学校の事を詳しく知ることが出来、学校での子供の様子を見る事も出来ます。

先生方とも沢山コミュニケーションが取れるので、早めにやることのメリットは大きいと思います。どの学校も最高学年になると卒業アルバム作成など色々と業務が増えることもあります。

また親子共にお友達も増えます。

入学したばかりのころは幼稚園等からのお友達は少ないことがほとんどです。

そんなお母様方と一緒に役員をしていくうちに、小学校生活で分からない事などを相談し合ったり助け合ったりしていけます。

筆者も低学年時の役員メンバーとは、役員が終わってからも交流があり、同じママとしても尊敬できる方々ばかりで色々と相談できる有難い存在です。そんな一生の友を見つける事ができるのも役員の仕事の良い所ですね。

同じ小学校でも近年PTAの簡素化や外注化などの流れに沿い学校側も変化している所もあります。

小学校によって違うので、心配な方は志望校や受験校の関係者にお話を伺ってみるか学校の説明会等で質問・相談コーナーがあると思うのでそちらで先生に確認してみることをお勧めします。

少しでも心配の種を減らして受験準備をしていく方が良い結果に繋がりますので、もし大変そうだったとしても役員になった時の心つもりや対策を立てておくといいですね。

皆様にも素敵なご縁がありますように。