小学校受験をするメリットは?小学校受験をして得られる・役に立っている8つのこと

小学校受験をして得られるメリット

昨今、中学受験者数が増加しているのはご存知かと思いますが、実は小学校受験者数も増えているのです。

コロナ禍での学校側の対応がスムーズだったことや、高い専門性や教育熱心な先生方、お子様が学ぶ環境を考えた時に小学校受験も一つの選択肢として考える方が増えてきたのではないあでしょうか。

今回は我が子二人の小学校受験を経験したからこそ得られたこと、生活の中で役にたっていることなど小学校受験のメリットについてお伝えしていきます。

これから小学校受験をされる方、受験を検討されていらっしゃるご家庭は参考にしてみてください。

小学校受験のメリット①:一般常識が身につく

小学校受験において季節行事や常識を問う様な問題が頻出しています。

なぜなら家族間で十分なコミュニケーションを取りながら、親から子へ日本の四季、伝統行事、常識を教えられているか、そこから家庭の教育方針や家庭で大切にしているものがみられています。

小学校受験を検討してからは、一つ一つの行事を丁寧に意識して、お子様と楽しみながら過ごすことで、小学校受験の準備をすると自然と常識が身についていきます。

常識とは?!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがなんてことはございません。

日頃の挨拶や電車の中では静かに乗る、体の不自由な方が乗ってきたら席を譲りましょうね。など当たり前の様な事で構いません。

お教室でもそういった常識と呼ばれる季節行事、虫や花、風呂敷包みや110番の事、掃除の仕方やテーブル拭きなどを学ぶ時間があります。

筆者自身は風呂敷を使った記憶があまりなかったので良い機会になりました。

お教室で習ってからは、家でも風呂敷を使って色々な物を包んでみるのも良い経験になり、日常生活でも使うようになりました。

親にとっても自分の一般常識を再確認する良い機会かもしれません。

てんとう虫を手に乗せる子ども

小学校受験のメリット②:親子の会話や時間が増える

筆者自身、小学校受験を意識しなければ、電車や家の中でTVや動画などを見せる時間が多くなっていたと思います。

勿論ゼロにしなければならないというわけではありません。動画によって得られるメリットもあります。

我が家も番組や時間を決めて視聴させ全く無し!にはしませんでした。

しかし長時間に及ぶ視聴はお子様の視力や脳に良くない事も言われています。

短時間にして親子の会話をする方がお子様にとって良いという事は間違いありません。

小学校受験の準備をしていくと電車の移動時間でも折り紙を折る、お絵描きやしりとりをする、あやとりをするなど色々と試験対策をしながら、親子で楽しい時間を過ごすことが出来ます。

勿論、巧緻性の分野だけでなく、電車の中から外を見て何が見えるか等お話するだけでもいいと思います。

「ただ黙って座るだけゲーム」なんて遊びを通して、普段活発なお子様に沈黙の時間をあえて作るのもおすすめです。

お休みの日には、公園や動物園、博物館にお出かけをして、親子で楽しんでいました。そういった時は公共交通機関を利用するとマナーを話し合う機会にもなります。

面接で「電車に乗る時のお約束は何かありますか?」という質問もある位なので、やはり親子でたくさん会話をしておくことが大事ですね。

小学校受験のメリット③:出来ないことでもチャレンジしようとする力がつく

お教室のカリキュラムはしっかりと先生方が過去の情報や最新の情報を組み込み考えられています。

お教室に通われていないご家庭でも本屋さんで、ひまわり会の「ひとりでとっくんシリーズ」などを見ていただくと、この年齢ではここまで出来ていると良いと解説がのっていたりします。

これはペーパーだけでなく運動や手先の巧緻性でも解説書があります。

これに沿ってお子様とチャレンジしてみると良いかもしれません。

ただ注意していただきたいのが出来なくても決して焦ったり落ち込まないでください。

焦らなくても大丈夫です!

お子様によって個性がありますので出来ていなくても、弱い所を伸ばしてあげられるようにすれば良いのです。

そして必ず出来るようになります、それが早いか遅いかだけなのです。

小学校受験をする家庭

小学校受験のメリット④:長い時間座っていられるようになる

お教室に通い出すと、当初は座っていられないお子様も自然に座れるようになります。

ご自宅で最初は3分持てば良い方だったお子様も、受験前には1時間以上座っていれるようになるかもしれません。

座っていることを強制するわけでなく、集中できることを集中できる環境においてやらせてあげるというイメージに近いかもしれません。

受験準備をしていく中で、ご自身のお子様は何が得意(好き)で何が苦手(嫌い)なのか分かってくると思います。

そこで先生、ご両親の腕の見せ所です。

段々とお子様の集中力が欠けてくるタイミングが分かるようになり、試行錯誤しながらもお子様に合わせた準備が出来るようになるはずです。

もしお手上げの状態になってもお教室の先生などに相談してみても良いかもしれません。思いがけないアドバイスをもらい劇的に変化したなんてことが我が子は多々ありました。

お行儀よく椅子に座る子ども

小学校受験のメリット⑤:学習習慣が身に付く

家で勉強をしている小学生

小学校受験の準備を始める時には、一週間の予定を立てる事が大事になってきます。

毎朝起きたら身支度を整えて朝食を食べ、幼稚園の準備が終わったらダイニングテーブルでペーパーを何枚やる、塗り絵をする、お外でボールつきをして遊びながら幼稚園バスを待つなど、毎朝のルーティーンができてくると思います。

ご家庭によりますが、帰宅後、夕ご飯の前後のこの時間には受験対策をしよう。と予定を決めやすくなります。

ここで肝心なことは、小学校受験が終わってもテーブルに座って何かやるという時間を無くさないようにしてください。

受験後は、勉強のことを考えずにのんびり過ごされる時間もあるかと思いますが、そのまま入学まで過ごしてしまうと、せっかく入学前に身に着いた学習習慣を一から再構築していかなくてはなりません。

朝の10分だけでもいいので、是非続けてみてください。

小学校受験のメリット⑥:学習環境が整っている

これは私立の小学校がよくて、公立小学校の質が悪いのかというとそうではありません。効率の小学校で良い学校はたくさんあります。

逆もしかりで、私立や国立の小学校が良いと思って入っても公立の方が良かったのかな、と思う事もあるかもしれません。

しかし大部分のご家庭が、どうして小学校受験をするのかと言うと、やはりお子様に少しでも良い環境で過ごして欲しいからだと思います。

現に私立小は学校独自のカリキュラムや設備を駆使し、多彩なプログラムを展開しています。

また私立小や国立小は先生が勤務先を異動するということはありませんので、長い目でお子様を見てくれて、その成長を褒めてくださいます。

これは子ども達にとってとても良い作用をもたらします。その恩恵を受けやすいのが私立国立の強みではないでしょうか。

また周りの保護者の方々も教育熱心な方や、素晴らしい人格者の方々ばかりで良い刺激を受ける事も事実です。

国立小と私立小の違い

小学校受験のメリット⑦:自立心が芽生えやすくなる

小学校受験をする女の子

私立小学校・国立小学校に通う場合、一年生から一人で電車やバスなどの公共交通機関に乗り通学をします。

親の心配をよそに入学から半年、一年間も経つと電車通学にも慣れて子ども達は逞しく育っていきます。

これはご家庭で入学前から公共の交通機関の乗り方を話し聞かせたり、お子様と通学路を歩いたりと練習したからこその事だと思います。

我が子も何回か乗り過ごしてしまい違う駅まで行ってしまいましたが、駅員さんに聞いたりするなどで、無事に帰宅したということがありました。

最初のころはすぐに電話が来て帰宅経路を伝えていたのですが、今では乗り過ごしてしまっても電話は無く、一人で解決して戻ってくる姿を見ると成長を感じます。

小学校受験のメリット⑧:熾烈な中学受験競争をしなくて良い

中学校受験者数が増加している都心の小学生はとてつもなく忙しい日々を送っています。

帰りは21時頃寝るのは22時すぎ、習い事も通塾回数に合わせて減らす、または辞めるお子様も多いです。平日は勿論、土日もテストや講習など入ると遊んでいられません。

その点、エスカレーター式に上がれる小学校なら、受験用の塾に通う必要がありませんので、自由時間もでき、比較的ゆったりとした小学校生活が遅れます。

好きな習い事を長く続ける事もできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どの項目も一長一短な所はありますが、二人の子どもを私立と国立小に通わせていて感じたメリットをご紹介しました。

小学校受験の準備をすることは特別な事ではなく、ひらがな・数字を使わないで数の概念を学び、言葉を学び、身体の動かし方や常識を学ぶという入学前に必要な事ばかりです。

受験するしないに関わらず積極的にお子様と関わり、あっという間に過ぎてしまう可愛らしい時期を楽しく過ごしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。