最近はかつて女子校だった学校が共学に変わるところも増えていますね。
それでも有名女子校は人気校でもあり、
- 小学校から高校までずっと女子校
- 小学校は共学、中学、高校は女子校
と私立小学校では2種類あります。
大学まで女子の学校もありますが、最近はそのままエスカレーター式で系列の女子大学に進む子どもは減っていますので、今回はその点については述べません。
それぞれのパターンの主な私立の学校紹介(首都圏)と、小学校から女子校の特徴、中学、高校女子校の特徴についてご紹介します。
目次
小学校から高校まで女子校の特徴
小学校から女子校の学校は、世間でお嬢様学校とも言われる学校が多いです。
昔は、本当にお嬢様が多かったようですが、現在はサラリーマン家庭の子どもも通っています。
その学校ご出身のお母さまが、ご自身のお子様にも入れたいと思う方も多いようです。
女子校は共学校より、規則や規律も厳しいところが多いので、自分の子どもが果たして女子校に合うかどうかを見極めてから選んでいただきたいです。
高校まで女子校ならではメリット
小学校からずっと高校まで女子校の場合、結束力はかなり強いものになります。
また12年間お友達とずっとつながっていられるというのは、公立校ではなかなかありえないことですので、これからの人生にとっては、貴重で大切な期間になるでしょう。
男子がいないことのデメリットも
男子がいない分、共学校で男子が役割するような場面でも女子が行ったりするので、リーダー格になる子どももいれば、反面、ずっと控えめな大人しい子どももいる環境になります。
男子がいないので、色々と男と女の成長過程でのいざこざはないのは親にとっては有り難い環境ではあるでしょう。
しかしながら、小・中・高校と女子だけで育った環境で、大学で共学、社会に出て初めて男性と接するとなったときに、少なからずギャップや居心地の悪さを感じる子どももいるようです。
男性に対して慣れていないので、控えめどころか、とんでもなく弾けてしまう場合もあるので、その点は見守る必要があります。
高校まで女子校なら積極的にイベントに参加させよう!
習い事やサマーキャンプ等で、男子のいる環境も、小学生の頃から慣れさせておくのも良いのではないでしょうか。
また、女子校だからいじめなどのトラブルがないとは言い切れません。女子校に入れたからもう安心という過信は抱かない方が良いです。
小学校から女子校を経験した方に聞くと、ずっと女子校で良かったと思う方もいれば、男子のいる学校生活もしてみたかったと意見が分かれます。
入学段階ではまだ子どもは自分の意思ではっきり決められる年齢ではありませんので、子どもの資質を見て、決めるのが良いでしょう。
小学校から高校までずっと女子校の学校
- 川村
- 函嶺白百合
- 光塩
- 国府台
- 湘南白百合
- 白百合
- 聖心
- 田園調布雙葉
- 東京女学館
- 東洋英和
- 日本女子大付属豊明
- 雙葉
- 横浜雙葉
- 立教女学院
小学校は共学、中学・高校は女子校の特徴
小学校が共学の場合、公立小学校と全く同じパターンになります。
もちろん、学ぶことについては私立の学校は独自のカリキュラムで進めますから異なります。
ごくごく普通の成長で、男子のいる環境で小学校は学ぶのですから、中学・高校で女子校であっても、男性に対して、違和感や嫌悪感を持つことはないでしょう。
小学校6年間は一番成長する時期で、6年生と1年生では体格も学力もかなり差があります。この時期の生活や経験は、その後の成長につながってもいます。
中学の変化
女子校に中学からなった場合、かつて男子が色々とリードしていた場面を自分たちが行うことになります。
共学校だったら男子がやるのだろうなぁというようなことを思い浮かべて、女子が先頭に立ってクラスをまとめていくのです。
そういう場合も、小学生時代に男子と共に生活をしているので、すんなりとここは女子だけだから、私たちだけでやるんだ!みたいな力が湧き出てくるのではないでしょうか。
小学校を共学で過ごすメリット
男子との外での付き合いも小学校から女子校の子と比べれば、自然体に接することができるのは、共学というのを経験しているからです。
そして、共学であった小学校時代の級友の男子とは、中学・高校と離れても、成人になったときに、公立校とは違う私立の絆を感じることでしょう。
小学校は共学、中学・高校は女子校の学校
- 学習院
- 鎌倉女子大学初等部
- カリタス
- 国本
- 晃華学園
- 相模女子大学小学部
- 昭和女子大学付属昭和
- 聖ドミニコ
- 洗足学園
- 捜真
- トキワ松
最後に
小学校受験の段階では、ご両親が良かれと思った選択も、実際に卒業してみないと結果的にはわかりません。
結果がどうであれ、子どもにその学校の教育法を受けさせたいと思うのであれば、女子校でも共学校でも、納得のできる選択をしてくださいね。