小学校受験の際に、重要な教室選び。
筆者が息子の小学校受験に向けた教室選びをする際に考えたことは大きく分けて3つありました。
1つ目は立地、もちろんその幼児教室の場所が自宅から近いということも大切ですが志望校との距離も重要なポイントになります。
続いて2つ目は合格率です。
やはり第一志望校に強い幼児教室というものがありますので、しっかりリサーチする必要があります。
そして最後、3つ目は教室との相性です。
相性というと受験する本人だけに目がいきがちですが、それだけではありません。
今回は以上の3点に注目して、小学校受験に向けたお教室選びについての見解をお伝えしていきます。お教室選びの参考にしてみてください。
目次
立地条件の合うお教室を選ぶ
小学校受験の対象者といえば、6歳に満たない未就学児。
その体力は幼稚園や保育園でほとんどを使い果たしてしまいます。
その園児が耐えられる近さでお教室を探すとなると非常に限られた場所になってしまいます。
特に私立小学校の隣接しない立地にお住まいがある場合はより一層頭を悩ませることになってしまいます。
我が家の通っていたお教室には、遠方から車で通い車内で仮眠をとってくる、長い時間電車で揺られてくる、最終手段として引っ越す家庭など、様々な手段で通われていました。
立地条件は家庭力で作り上げるものであるとも考えられます。
教室の立地は入試対策にもつながる
志望する小学校が電車通学の場合は電車の中での過ごし方を学ぶ事も一つの面接対策となります。
逆にペーパー重視校であれば電車に揺られる時間より車を利用して勉強時間を増やすことにあてることが必要かもしれません。
我が家では、立地条件については家庭で克服できうる条件だと考えられたので、早生まれだった我が子は、幼い時期から1時間以上という長い時間をかけてお教室まで通う決断をしました。
合格率の高いお教室を選ぶ
受験をするからにはやはり、合格が最終目標となるのはどの家庭も同じことでしょう。
そうなれば、最初に調べるのは志望校に合格している人数の多いお教室です。
つまり大手のお教室になります。
実際私立小学校に入学してみて、大勢が同じお教室出身だったことにはとても驚かされました。
大手のお教室に入れば必ず合格する?!
しかしながら、大手だから必ず合格するというのは間違えです。
大手には情報力があります。ですから、親の準備という意味でメリットがあることは言うまでもありません。
ですが、子供にとってはどうでしょう。たくさんの生徒が同じ志望校を目指す環境の中で、果たして我が子は光輝くことができるだろうか。
我が子を例に挙げれば、早生まれであることも手伝って、とてもマイペースで時間のかかるタイプのため、その他大勢に含まれてしまうであろうと思い、悩んだ末に合格率の高い大手幼児教室を断念致しました。
それを決断するのはとても勇気のいることでした。
本当にそれで正しかったのか、その不安は合格発表の瞬間まで拭えません。
相性の合うお教室を選ぶ
我が家が最終的にお世話になったお教室は、家から近いわけでも志望する小学校の合格率が高いわけでもない、ただなんとなく相性が合いそうだからという理由で決めたお教室でした。
とはいえ、小学校受験をする張本人である息子との相性は、どのお教室でも大きく差があったわけではありません。
まず第一に付き添いである私、母親の環境が合うという点は大きな要因となりました。
我が家は共働きでまだ未就園児の弟もいるという、小学校受験に集中できる環境とは言い切れない状況でした。
余談ですが、幼児教室の中には、兄弟姉妹の見学をお断りしていたり保護者の授業見学を必須にしているようなお教室もあります。
逆に見学をさせないお教室もありますので、検討する点は多々ありますが我が家の場合、授業を見学できないということは論外でしたので検討するお教室から除外しました。
相性の中でも一番大切なことは先生との相性!
話が逸れましたが、お教室に付き添う主にお母様の生活スタイルはとても重要な「相性」の一つと言えます。
結局子供たちのモチベーションは母親の一言だったりするので、その母親の感情をコントロールすることもとても大切です。
だからこそ、共働きや兄弟姉妹の見学に柔軟に対応してくださる雰囲気を好む方が集まるお教室はとても居心地がいいものでした。
そして、一番大切な「相性」は何と言っても「先生との相性」です。
実際年中から年長の約2年間お世話になった先生のおかげで、我が子は記念受験ともいえる倍率の非常に高い大学までの一貫校に合格することができました。
元々、よく出来たお子さんだったのでは?と、合格してからはよく言われるのですが、そんなことは決してありません。
何せ現実的な視点で志望していた小学校は不合格でしたから。
信頼できる相性抜群の先生と心を通わせながら前向きに努力したことが合格へつながっていくのではないかと思います。
お教室選びは受験環境を整えるために必要不可欠!
我が家のお教室選びでは、具体的なお話しをすると、検討した幼児教室は問い合わせ5教室、そのうち実際足を運んだお教室が3教室、入会したのは2教室です。
最終的に年長の1年間は1つのお教室にお世話になりました。
インターネットでの検索を合わせたらいくつのお教室を調べたか数えきれないほどです。
小学校受験は親の受験と言われることがあります。
それは親の学歴や面接態度の比重が大切だという意味ではなく、お教室選びをはじめとする環境を整えるという点で親の働きがけが重要だということではないのでしょうか。