なぜ幼児教室なしで小学校受験の合格は難しいのか?

幼児教室なしで小学校受験

小学校受験を子どもにさせたいというご家庭は、赤ちゃん時代に決めている場合が多いです。

数年後にある小学校受験のために、準備を始めているのです。

もちろん、幼稚園や保育園に通っている途中で、小学校受験をしようと思う方もいたり、記念受験でチャレンジする方も中にはいらっしゃいます。

しかしながら、多くの家庭は赤ちゃん時代というより、子どもが母親のお腹の中にいる頃から小学校受験を頭に入れている方が多いのが現実です。

今回は小学校受験は幼児教室なしで合格が難しい理由についてご紹介していきます。

小学校受験をするほとんどの家庭は幼児教室に通っている

小学校受験をするには、幼児教室に通わせるのが主流です。

ご両親が市販の問題集を買って、自宅学習のみで小学校受験をなさる方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が幼児教室に通います。

そして、その幼児教室に通える環境の幼稚園を選んでいます。

幼稚園も親の出番の多い幼稚園、自由でのびのび幼稚園、お勉強型な幼稚園、様々ありますが、小学校受験をする子どもの多い幼稚園があります。

小学校受験を目指しているご家庭は、基本的に小学校受験をする子どもの多い幼稚園に通わせます。そのような幼稚園に通わせれば、目的が同じご家庭が多いと共に、幼稚園の後に幼児教室に通いやすいからです。

そして、目標にしている小学校もすでに決まっています。目指す小学校の合格実績の多い幼児教室を選んで通います。

幼児教室なしで小学校合格は難しいと言われる理由

幼児教室なしで小学校受験が合格が難しい理由

幼児教室なしで小学校合格は難しいと言われるのが現実です。それはなぜでしょうか?

幼児教室では志望校にあった対策ができる

ペーパーテストだけなら、幼児教室に行かなくても、家で何度も何度もドリルを訓練すれば、こなすことができますよね。

しかし、小学校受験では行動観察や運動、記憶のテスト等、試験の内容は学校によって様々です。

幼児教室に通えば、目指している小学校の受験に沿った学習をしてくれます。また対策も教えてくれます。

幼児教室に通う事で競争心と自信が芽生える

どうしても、親子だけでの学習は偏りや甘えが出てしまうでしょう。

幼児教室に通い、他の園児と共に先生からの指導を受けることは、子どもにとってもいい刺激になります。

自分だけ答えられなければ、子どもなりにがっくりすると思いますし、他の子より何か得意なものがあれば、それは自信につながります。

小学校受験という環境に慣れさせることができる

また小学校受験という特殊な環境に、早くから慣れさせることも大事です。自宅で学習のみの場合は、それは無理なことです。

実際の小学校受験のときと同じく、大人数で模試を受けたりして場慣れしておけば、本番のときに子どもも安心して受験することができるでしょう。

両親にも小学校受験に対する指導がある

ご両親にも指導があります。それにより、家庭でもその小学校の受験対策ができるのです。

行動観察は家庭での生活態度がわかるとも言われるものですから、家庭での親子関係がそのまま試験の結果につながるようなものです。幼児教室では家庭での躾や生活面のこともきちんと指導してくれます。

幼児教室でしっかり学習しても、家庭では何もしないという状況では小学校受験の合格はありえないからです。

小学校受験は親の受験

小学校受験は中学や高校受験とは違って親の受験とも言われています。

学校によって面接方法も様々ですが、保護者面接も、小学校受験の結果に結びついています。

せっかくお子様が学力や行動観察、運動等でいい結果ができても、保護者である親が面接で受け答えができなければ、合格することはできません。

反対にお子様の試験結果がいまいちであっても、保護者面接で好印象なご家庭であれば、合格するということもあるのが小学校受験なのです。

幼児教室ではご両親の面接練習もしてくれます。

服装や答え方のアドバイスもしてくれますし、目指している学校の傾向も熟知している幼児教室ならではのポイントも教えてくれます。

小学校受験の教室選び

幼児教室なしで合格という方は本当に稀

倍率の低い小学校であれば、自宅学習のみでも合格の可能性は高いですが、人気のある有名小学校の場合、幼児教室なしで合格という方は本当に稀です。

インターネット上で見かけることはあっても自分の周りではあまり見かけないというのが現実だと思います。

小学校受験の願書にも通っていた塾名を書く欄があります。

小学校側でも塾に通って受けている子が多いとわかっておりますし、実際に合格した場合、同じ塾の子が多かったりもします。

小学校受験を目指すのであれば、やはり幼児教室に通わせるべき

これらは、幼児教室に通っている方といない方とでは、差が出てくる面です。

費用は掛かりますが幼児教室に通うメリットは大きいと思います。

個人のみでできる範囲はやはり限られてしまいますから、小学校受験を目指すのであれば、やはり幼児教室に通わせるべきだと思います。

中には、小さい頃から幼児教室に通っていても、小学校受験で失敗する子どももいます。

現実には、幼児教室で親子で学んで得たものを、家庭で育み、そして親は子供に愛情を注ぐということが大切です。

受験だけのための訓練では合格できません。

幼児教室に通うことは小学校合格の近道ではありますが、幼児教室のみに頼ることなく、そこでヒントを得て、実践したご家庭の子どもが合格しているのです。