3歳までに英語教育をするメリットと注意点!教育費別からみる英語の学び方

英語を学ぶ親子小さいうちに習わせたいことランキングでは、水泳体操音楽教室と同様に、英語は昔から上位。

実際に子どもに通わせている習い事でも英語は常にトップ3入りです。

これは、いつの時代でも、お子さんが英語を話せたら良いな思っているお母さんが多いことを示していますね。

教育関連の仕事をしてきた筆者も、我が子がどんな道に進んでも役に立つので、「とにかく英語だけはマスターさせておきたい」と思ってきました。

英語は、高校入試や大学入試だけでなく、一部の専門学校の入試にも役立ちますし、また、勉強に活かせるだけでなく、お子さんが、スポーツ選手やダンサーになったとしても役に立ちます。

英語は早くから始めるほど効果がありますが、では、実際にどうやって教えればいいのか。

今回は、3歳までの英語教育について、お勧めの学び方を紹介していきます。

早くから英語を始めるメリット

小さいうちから英語に触れさせておくと、英語が日常になります。小さいうちから英語を身近に感じている、ということが英語好きの基礎となりますよ。

早くから英語を始めるメリットをみていきましょう。

英語が身に付きやすい時期なので学びに最適

どの能力にも学びに最適な時期がありますが、英語の学びスタートに適しているのは脳の8割が完成する3歳まで。

学びはどの分野もですが、一番成長しやすい時に習い始めるのがお子さんにとって楽しめるコツなのです。

また、日本語と英語では周波数が違うので、小さいうちから慣れ親しむことで、英語特有の周波数が聞けるようになりリスニングが得意になります。

ネイティブ並みの発音が期待できる

例えば「r」と「l」、「o」と「a」、など、日本人が本当に苦手とする発音。

口の中の微妙な違いで全く意味の違う単語になることも。

大人向け英会話ではここをいかにクリアにしていくか、様々なトレーニングを実施されていますが、小さいうちから英語を始めておけば、全く問題なし。

考えずとも感覚で舌を丸め、歯の裏に舌をくっつけ、自然と正しい発音をマスターしていきます。

教育費別からみる英語の学び方

料金の安いものから順に、英語学習に効果の高いツールをご紹介していきます。

お金のかからないものも、かなり良いものばかりですので、お子さんに相性の良いものから始めてみましょう。

月0円~5000円で英語を学ぶ

おすすめ動画やディズニーチャンネルで学ぶ

絶対お勧めしたいのは、ピンキッツのフォニックスです。

鮮やかな色合いで次々と変わる映像に子どもは興味津々。

綺麗な発音で多くの単語を聞くことができ、英語を話すときの基礎となるフォニックスを楽しくインプットできます。

お歌を楽しめる月齢になると、英語の童謡がお勧めです。楽しく体を動かしながら覚えていけますよ。

BSに加入しているならDlifeディズニーチャンネルがお勧め。

音声2へ切り替えれば、全て英語で見ることができます。お歌より物語に興味を持つようになれば、喜んで見てくれますよ。

英語サークルに入る

お住まいの地域にもよりますが、子育てサークルの中に、未就園児対象の英語サークルというものがあります。

サークルなので、料金がとても安く、地域などによっては3000円で45分×3回/月、ネイティブ講師のレッスンが受けられます。

お子さんに近所のお友達を作ってあげられますし、お母さんも年の近い子どもを持つママ友ができるので、英語プラスアルファの要素が満載ですね。

こどもちゃれんじぷちを受講する

ベネッセコーポレーションの通信教材であるこどもちゃれんじ1.2歳向けのぷちは、なんと音声切り替えができます。

しまじろうや歌のお姉さんが繰り広げる楽しい15分の知育映像全てが、ネイティブの英語音声で聞けるのです。

お子さんの月齢に合わせて作られているので、喜んで見てくれること間違いなし。

一度日本語で見せてしまうと日本語で見たがる可能性があるので、我が家は英語のみで見せました。

知育もできて子どもも喜ぶ、最高の英語教材です。

月5000円~15000円で英語を学ぶ

英会話スクールに通う

英会話スクールは大きくなってからのイメージが強いかもしれませんが、今は母子同伴で赤ちゃんから入会できるところがたくさんあります。

インプットだけでなく、やはり英語を肌で感じることが大切。

英語で一緒に歌い、遊び、質問され、小さいうちからその環境に親しむことでスムーズにアウトプットへ進んでいけますね。

教室の選び方のポイントは、お子さんだけでなく、お母さんも楽しめる、母子ともに相性の良いスクールを選ぶことです。

ワールドワイドキッズを受講する

ベネッセコーポレーションの英語専門の教材です。

長年子どもを研究されてきた会社だけあって、子どもが喜ぶ教材ばかり。

受講者限定のイベントも全国各地であるので、お子さんに肌で英語を感じさせてあげられます。

このイベントは、日頃テレビや絵本で見ているキャラクターと遊べるので、子どもはとても喜びますし、参加した思い出で英語の良いイメージを付けられるはずです。

その上お値段もディズニー英語システムの半額以下です。一度体験版を取り寄せてみるのもおすすめです。

月15000円以上かけて学ぶ

ディズニー英語システムを受講する

言わずと知れた英語教育の王道、DWE。

ショッピングモールなどで体験イベントをしているのを見かけたり、ご存知の方も多いでしょう。

ディズニー英語システムを受講し、真面目に取り組めば、完全マスターが期待できます。

たくさんの教材が届くので、とにかくお子さんに触れさせてあげましょう。

CDをかけっぱなしにし、1日1回は映像を見せ、お子さんに本やエデュトイで毎日遊ばせましょう。

イベントが開催されれば参加することでアウトプットも。

高額な教材なので、タンスの肥やしにならないように注意です。

インターナショナルスクールに通う

地域にもよりますが、近隣にインターナショナルスクールがある場合はラッキー。

インプットもアウトプットもスクールに入れるだけでお任せです。

ただ、スクールによって入会できる年齢が違うので、乳児だとなかなか見つからないかもしれません。

また、スクールによって、力を入れている学びが違い、期待していた成果が出ないこともあります。

事前によく調べ、お子さんにどういう方針が合っているのか、お母さんが求めている学びが得られるかをチェックしておきましょう。

例えば我が家の近隣では、3校のインターナショナルプリスクールがあり、全て2歳から入会が可能です。

1校はネイティブの日本人保育士が、子どもの保育を英語で行うというもの。

もう一校は、知育に特化しており、外国人スタッフがメインで、英会話だけでなくアルファベットの読み書きや、体操リトミックまで学べるというスクール。

最後の一校は、外国人スタッフとネイティブの日本人保育士がペアになり、子どもが英語を楽しい!大好き!と感じる土台を作るというもの。

子どもの笑顔溢れるカリキュラムを実践していくため、ランゲージレッスンも子ども主体、レッスンのあとはクラフトや公園で体を動かしながら英語を学ぶ、という方針です。

お子さんと一緒に見学に行き、教育目標やレッスン内容まで細かくチェックし、納得してから入会すると安心ですね。

リトミックの効果

海外旅行で現地の英語を学ぶ

小さい頃から海外に行く経験を積んでいるお子さんは、世界を近くに感じる傾向にあります。

どこか遠い未知の世界の言葉を学んでいるのではなく、英語は、お母さんお父さんとよく旅行に行くところで使う言葉、といった身近な言語と認識するんですね。

また、両親が英語で外国人と会話する姿を見ることで、お子さんのアウトプットもスムーズ。

お子さんが単語を話せるようになれば、旅先で外国人とのやり取りを経験させると良いでしょう。

できてもできなくても、とても貴重な経験になりますよ。

英語を学ぶ小さな女の子

早くから英語を始める注意点

英語の勉強をする親子英語を習得させることに集中しすぎると、母国語である日本語の習得が疎かになってしまう可能性があります。

両親が英語でしか会話できない場合を除いて、ご家庭でのメインランゲージは日本語にしましょう。

バイリンガル教育の手段として、お子さんへの話しかけも英語で行われるご家庭を見かけますが、発語が遅かったり、小学校受験のときに日本語ではなく英語が先走りしたり、とお悩みのお母さんと多く出会います。

お子さんをグローバルに育てないなら尚更、正しく美しい日本語の土台の上に、第2言語として英語をマスターさせる、という意識を持っておくと安心ですね。

幼少期からの英語体験談

筆者の場合は、お腹にいるときに英語のお歌を聞かせることから始めました。

子供が10カ月になると、英語のお歌を一緒に歌うことに加えてこどもちゃれんじほっぷ英語切り替えや、ワールドワイドキッズとディズニー英語教材の体験版を見せるなど、視覚的な学びをプラス。

2歳からは英語イベントに参加してコミュニケーションの手段だということを体験させ、2歳半からインターナショナルスクールに週4時間預けてきました。

4歳になる現在、簡単なものであればセンテンスで会話ができるまでに成長しています。

なにより驚くのはその発音です。

この4年間でかけた英語教育費はたった30万円ほど。月に計算するとわずか6250円です。

お子さんの興味さえ引き出せれば、多くのお金をかけずとも、成果が期待できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、3歳までの英語教育について、お勧めの学び方を紹介しました。

小学3年生から英語授業が開始したり、中学では読み書きではなくコミュニケーションとしての英語学習への切り替えが行われるなど、時代はますます英語を話せる人材を求めています。

頭で考えることでしか覚えられない年齢になる前に、小さなうちから、良い英語にたくさん触れさせてあげることが大切です。

昔と違い、お金をかけずとも英語を学べます。

それぞれのご家庭に合った環境で、楽しみながら英語教育を受けさせてあげてくださいね。