近年、共働きの夫婦が増え、保育園の需要は増える一方です。
区市町村によっては、待機児童が1000人以上いるところもあります。
職場復帰を果たさなければならないけれども、保育園が見つからない・・と悩んでいる方も多いでしょう。
育休があるから、保育園選びは、ゆっくりでいい。と考えている方、保育園選びは妊娠したときから始めなければ遅いです。
子どもが生まれた育児に追われ自由な時間はなく、気づいた時には、どこも入園できなくなってしまいます。
そうならないためにも、妊娠してすぐに保活、保育園選びを始めましょう。
地域によって保育園の入園基準が違う
保育園は地域によって、入園の基準が異なります。少子高齢化といえども、子どもが多く集まる地域では、保育園入園の待機児童が溢れているのが現状です。
そのような地域に居住していて、育休を取得してから保育園入園を決めようと考えていては、すでに遅いのです。待機児童が多い地域では、早めの「保活」が重要です。
地域によっては、育休中も保育園に入園できるところもあります。育休中に入園できれば、こんなに親にとってありがたいことはないですよね。
育休中に入園できる地域では、生後二か月から預けることができます。
その間、母親もゆっくり体を休めるというわけです。
育休中に保育園に入園できる地域にお住まいの方は育休中でも入園させることをおススメします。
自分の手で育てたいからと入園を渋っていると、気づいたときには、保育園がどこも見つからないという事態になってしまいます。
保育園は郊外の方が質がよい?
保育園は、都心より郊外の方が園庭は広く、のびのびと過ごせる園が多いです。
それは、土地に余裕のある地主さんが保育園経営を始めることが市町村では多いので、園庭や園舎も広く使うことができるからです。
反対に、都心の保育園では、なかなか土地の確保が難しく、園庭を設けることはできません。
近年では制度も変わり、園庭を設けなくても認可が取得できるようになりました。そのため都心の認可保育園でも園庭がないことは、当たり前になってきました。
子どもには、やはり園庭のある庭で、おもいっきり遊んでほしいものですよね。
共働きで保育園入園を検討しているならば、可能な限り、郊外の保育園をおススメします。
もちろん、その土地に居住していなければならないので、転居も視野に入れながら、検討してみることをおススメします。
都心の保育園は教育プログラムが充実している?
都心の保育園は、競争も激化しています。待機児童が多く出る反面、つぶれてしまう保育園もあるのです。
それを防ぐために、保育園は、様々な教育プログラムを打ち出しています。園庭がないぶん、教育プログラムで子どもを獲得しようとするのです。
英語にリトミックは、もはや当たり前。モンテッソーリ教育にレッジョエミリアなども導入されています。
近年ではインターナショナル保育園まで出てきています。しかし、教育に特化した保育園は無認可、認証など、国の基準を満たしていない保育園が多いため、保育料が高くなります。
保育料が高くても、教育に特化をした保育園に入園させたいと考えている方は、都心の保育園をおススメします。
ただし、その場合、保育士が認可より少ないので、安全性や給食の質は低下します。
近頃では、送迎あり夕飯サービス、シャワーサービスもありの保育園もあります。
認可と無認可の違い
保育園には、認可と認可外、そのほかに横浜保育室や認証保育室など、自治体で認可をしている制度もあります。
一番良いのが認可保育園に入園できることです。世帯収入によって保育料が決定するので、収入の低い世帯でも入園することができます。
ただし、認可保育園は毎年待機児童が溢れてしまいます。認可保育園の入園を検討しているなら、やはり早めの「保活」が必要です。
認可に入れない場合、認証保育園、横浜保育室など自治体の基準を満たしている保育園があります。認証などでは、両親が共働きでなくても入園できるのも魅力です。
ただ、保育料は保育園が独自に決定できるので、認可保育園よりも、かなり高くなります。世帯収入の低い方には、おススメできません。
自治体基準の保育室は、国の基準の保育園よりも給食スペースは狭くていいですし、栄養士もいなくてもいい、保育士も少なくていいという決まりがあります。
その点からも、認可保育園よりも質は低くなることは否めません。
無認可保育園は、基準を満たさなくても運営できるので、少々リスクを伴いますが、待機児童の受け皿として近年増えています。