小学校受験に向けて家庭学習をしている時に、お子さんのやる気が無いなという時はありませんか?もう少しやりたいのに全然聞いてくれない!遊び始めてしまう、、、など。
まだまだ小さな子供ですから、幼稚園で嫌な事があったとか、嫌いな食べ物が夕飯に出たとか、眠いとか、些細な事でやる気を失くしてしまうものです。
では、そんな時はどうしたら良いのでしょうか?親が出来ることとは何でしょうか?
子供をやる気にさせるにはどうしたらいいのか?について、我が家も二人の子供達で何度もこの疑問にぶつかり考え悩んだ受験期でした。
そこで今回は子供のやる気が無い時にどうしたらモチベーションを上げられるのか場面ごとに考えてみていきましょう。
今、お子さんのモチベーションが下がっている、ふざけてなかなか勉強に身が入らないと悩んでいる親御さんは参考にしてみてください。
目次
お教室での授業前にぐずりだす!モチベーションが下がっている原因とやる気を引き出す対策
お教室通いをされているご家庭では多いと思いますが、これからお教室だというのに行くことを嫌がる、勉強したがらない、ふざけ始める、、、などなど。
週に1~2回のわずかな時間ですから、親としては集中して先生のお話を聞き沢山吸収してきて欲しいと思ってしまいますよね。
その為にはやはり、お子さんを楽しい気分にしてあげて、ワクワクしながら教室に入って行ってもらいましょう。
そこで大事になるのは、お子さんのぐずりの原因は何か?ということです。
考えられるぐずってしまう原因から、対策を講じていきましょう!
幼稚園、保育園で疲れている!授業前に子供の負担を減らしてあげましょう
お子さんも幼稚園や保育園で沢山遊び学んできたら疲れて当然ですよね。
我が家の場合、平日は園が終わった後に教室へ通っていたので、迎えに行ったらすぐに荷物を交換していました。
意外と幼稚園、保育園の荷物が重たい時ありますよね?
園を出るまでは子供が幼稚園の荷物を持っていますが、幼稚園の門を出たら、交換してあげることで、子供はそれだけでも「ふ~」と楽になるようでした。
雨だと憂鬱になってしまうのは子供も一緒!お出かけを楽しめるアイテムを用意しておこう
これは大人でも憂鬱になる方も多いのではないでしょうか。
でもそんな時も何か楽しみがあれば頑張れるものです。
お子さんが雨の日のお出掛けを楽しみ出来るようなアイテム(傘や長靴など)を揃えてあげてみましょう。
「教室用だから傘や長靴は紺色でなくては」という方はお子さんが好きなシールをワンポイントで傘に貼ってあげるのもおすすめです。
傘を使う事が楽しみになるかもしれませんよ。
お腹がすいて機嫌が悪くなっていませんか?おやつタイムを設けてやる気アップにつなげよう
幼稚園や保育園でお昼をしっかり食べていても、降園する頃にはお腹がすいてしまうものです。
我が家は教室に向かうまでの間におやつタイムを設ける事にしていました。
時間がある時は駅のパン屋さんなどで、一緒におやつを食べ、この後に備えて腹ごしらえです。
今日はどんな授業かな?何するのかな?なんて話しながら好きなパンを食べると我が子は俄然やる気がアップしておりました。
疲れていて眠そうにしている!少しの時間でも仮眠を取らせてあげましょう
幼稚園、保育園の後などは疲れてしまって眠たくなってしまうお子さんも多いですよね。
もし時間と場所が許せば電車移動の場合、もし座れたら「少し寝ていいよ」と仮眠をとらせてあげるのも良いかもしれません。
筆者の知人はあえて車で送迎をし、車の中で着替え、オヤツ、仮眠を取らせてあげてから教室へ行っていました。
園で嫌な事があってぐずっている!しっかりとお子さんの話を聞いてあげましょう
この場合、女の子は何があった、どう思ったなど話してくれるので分かりやすいのですが、男の子だとこちらから聞かないとなかなか言ってくれないかもしれません。
そんな時も教室に向かいながらよくお子さんの話しを聞いてあげてください。
話しているうちにすっきりすると腹の虫が収まり目の前の事に集中してくれるものです。
家庭学習で子供のやる気を無くさないために!勉強と休憩時間は上手に取り入れよう
次にご家庭で受験準備をされている時に、やる気が無くなってしまったらどうしたらいいのか悩んでいる親御さんも少なくありません。
年長にもなると子供は、なんで自分だけこんなに勉強しているの?という疑問を持つ子も多いと思います。
○○ちゃん、○○くんは遊んでいるのに何で?とモチベーションの維持がとても重要になるのがこの頃です。
ここでも原因から対策を考えていきましょう。
勉強時間が長すぎていませんか?メリハリをつけた勉強スケジュールと問題の準備をしましょう
お子さんの集中力は未就学児で年齢+1分と言われています。
家庭学習は大事なのですが、子供の集中力そんなに長く持ちません!
そこを分かっておくことこそ、イライラを発動させないコツです。
しかし教室からの宿題など、やらなければいけないことも沢山あります。
そんな時は7〜8分で出来る量のペーパーを準備しておいて、それを1セットとして計画しておきましょう。
合間に休憩としてお子さんの好きな迷路や塗り絵、体操や工作など何でも良いので休憩時間をタイマーをかけておきす。
タイマーが鳴ったら席について、ペーパーをおこなう。としてみてはいかがでしょうか?
メリハリがついて、あっという間にやらなければならない勉強が終わってしまうはずです。
ただ、勉強セットを作る時に2つほど気をつけて欲しい事があります。
- 苦手分野だからと同じパターンの問題ばかり繰り返していないか
- 難しい問題ばかり続いていないか
に気をつけてみてください。
お子さんが好きなジャンルやレベル的に簡単に解ける、花丸を取れる問題を必ず苦手問題、難易度が高い問題の間に挟むことを心がけてセットを作ってあげてください。
勉強に飽きてやる気がない時はご褒美作戦を取り入れてみませんか?
頑張って受験準備をしているからこそ、この悩みが出てくるのかもしれません。
勉強をもうしたくない!!となってしまった時はどうすれば良いのでしょうか?
こんな時はご褒美作戦がおすすめです。
ただし、あまりこの作戦を使い過ぎてしまうとご褒美が無いと出来なくなってしまうので要注意です。
単に好きなお菓子や物ばかりをあげるのではなく、お子さんと一緒に好きなおやつを作るとか、好きなトランプゲームで一緒に遊ぶなどをご褒美として考えてあげましょう。
我が家ではその日にやるべき量の宿題を終えたら、子供の好きなゲームタイムにし、トランプやかるた、ボードゲームをする時間を作っていました。
実はこれらのゲームやお菓子作りも立派な受験対策になるのです。
勉強に飽きている時は気分転換を!手作りの三角おみじくで息抜きをしよう
また、これは教室の先生が教えてくれた技なのですが、事前に三角おみくじを作ります。
大当たりは「お菓子一個」、中当たりは「好きなキャラクターの塗り絵2枚」、小当たりは「ゲーム一回券」、はずれは「熊歩きで廊下一周」など、何でも構いませんのでお子さんの好きな事を書いておいてあげると喜びますよ。
これをペーパー○枚やったらくじを一回引いても良いよ!などとしてあげるとゲーム感覚で楽しんで勉強してくれるのではないでしょうか。
我が家もこうやって勉強に飽きた時は気分転換に取り入れていました。
園で子供が頑張ってきているからこそお腹がすいて眠くなる!睡眠と食事の生活習慣は守ってあげましょう
こうならないように、しっかりと三食睡眠はとるようにしましょう。
いくら受験直前だからといって睡眠時間を削ってはいけません。
平日はただでさえ幼稚園や保育園でお子さんなりに気を使って頑張ってきているのです。
是非睡眠と食事などの基本的生活習慣は守ってあげていただきたいです。
お仕事をされているご家庭の場合、平日はあまり勉強時間はさけないこともあるかもしれません。
しかし、睡眠時間を削らず出来る限りの枚数で良しとして、残りの分は土日にまとめて少しだけ多く準備の時間を取れると良いですね。
勉強に集中していない時は家の中に集中出来ない環境が何かしらあります
勉強をする時は集中できる環境をつくってあげる(子供の目に入る所におもちゃや興味のあるものを置かない等)ことが一番ですね。
テレビはあらかじめ観るものを決めておくとだらだらと見続けないで済みます。
下のお子さんがいらっしゃる場合は、まだ月齢が低いことが多いと思うので先に寝かしてからゆっくり二人で取り組むようにするのもおすすめです。
朝の時間帯では、なかなか目が離せませんが、下のお子さんに合わせた握りやすいクレヨンなどを持たせてあげると、上の子の真似して絵を描いたり、折り紙を持たせてあげておくとそっちに集中してくれるので上の子を邪魔することも無いと思います。
または、背を向くように座らせて上の子はよーいドンでペーパー5枚やってみてね、など兄弟がいる場合でも何かしら集中出来る環境を作ってあげましょう。
モチベーションが下がっている時に試して欲しい!子供のモチベーションを維持するために親が出来ること
勉強に身が入らない日が続いてしまうと親としては焦りますよね。
しかし、そんな時には無理せず少し勉強を離れてみる事も必要です。
我が家が実際に行っていたモチベーション維持の仕方をご紹介いたします。
受験予定の有無に関わらず面白そうな小学校のイベントに参加してみましょう
年中年長さんになるとコロナ禍以前は小学校の見学会説明会文化祭などにお子様も参加出来るプログラムが沢山ありました。
受験する学校は勿論、受験予定のない学校でも面白そうなイベントがあったら是非お子さんと参加してみてください。
実際に小学校という今までに見た事のない大きな教室、机、椅子、在学生のお兄さんお姉さん、先生が楽しい事をしてくれるとお子さんも小学校という漠然とした物が具体的になってきます。
その時の思い出を絵や写真に残して置くと、モチベーションが下がった時にそれを見てその小学校に行きたいとう気持ちを思い出させる事も出来ます。
コロナ禍では残念ながらそのような会も減ってしまいましたが、今後開催されていたら是非色々な学校をのぞきに行ってみてください。
もしそのような機会が無い学校の場合は学校のパンフレットなどを見せてあげたり、学校ホームページにある動画などをお子様と一緒に観てみるのも良いと思います。
小学校の近くを散歩をするだけでも大丈夫!小学校生活について話をしながらやる気を引き出そう
イベントや見学に行けない時は近くの小学校でもいいので、一緒に外から見に行ってみるのもおすすめです。
学校の遊具や休み時間に遊んでいるお姉さんお兄さんを見て良い刺激になりますし気分転換の散歩になるはずです。
親子で小学校に行ったらやりたい事やなりたい小学生について話したり、絵に描いたりしてみましょう。
これは面接対策にもなります。
よくある質問が「小学校で何をやりたいですか?」この質問に具体的に答えられると良い印象を与える事にもなります。
面接対策にもなり、やる気もアップに繋がるので一石二鳥です。
家の中を美術館に!お子さん自身が成長を感じられるきっかけになります
これはその時にいざやってみよう!となると難しいので、是非教室通いを始められたその日から、受験を考えられたその日からやってみてください。
お子様が制作した作品や描いた絵を部屋に飾っていきます。
普段からの子供のモチベーションアップにもなりますし、モチベーションが下がった時に昔はこうだったのが今ではこんなに上手に出来るように描けるようになったね。と言ってあげると自分でも成長が見えてやる気が出てきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?少しは皆さまのお役に立てそうな方法はありましたでしょうか?
子供は些細なことで機嫌を損ねやすいからこそ、大好きな親御さんとの触れ合いや優しい一言であっという間にやる気になってくれますよ。
どうしても機嫌が直らない時には今日お伝えした事を少し試してみてください。
受験期だからと言ってピリピリするのではなく、親も子も楽しく日々を過ごされることを願っております。