中学受験の社会で点数アップにつながる!歴史好きな子になるために取り入れてみてほしい3つのこと

社会で歴史を勉強する小学生

中学受験の入試問題における社会では歴史の割合が多く、歴史:地理:公民は、4:3:2くらいの比率になっています。

つまり歴史が最も多く出題され、公民が最も少なく出題されるのです。

必然的に、中学受験の社会で力を入れるポイントは歴史ということがわかります。

どんな教科でもそうですが、中学受験に臨むお子さんはまだ小学生。

少しでもその教科を勉強して楽しさを覚えないと、なかなか成績も上がりません。

「好きこそものの得意なれ」と言いますし、好きであるからこそ得意になるお子さんは非常に多いです。

そして歴史は、「戦国時代大好き!」「歴史面白い!」というお子さんが小学校4年生くらいから増えくる教科です。

地理が得意なのと歴史が得意なのはまったく別で、地理が得意なお子さんが歴史で大惨敗、逆もよく見られると塾の先生から聞きます。

せっかく地理が得意でも、出題の割合が低いために歴史が得意なお子さんに負けてしまうのは悔しいですよね。

つまり、中学受験の社会対策としてお子さんを「歴史好き」に育てることが点数アップにつながります。

ここでは、中学受験に向けて歴史好きに育てるにはどうすればよいかをご紹介します。

人物と出来事が結びつきやすい!大河ドラマを観ておこう

やはり大河ドラマは偉大です。内容が全てわからなくてもいいので、幼い頃からお子さんと一緒に視聴をしましょう。

たとえば最近のヒット作「真田丸」を例として挙げてみると、真田昌幸(真田幸村の父)が「武田は滅びん!」と言った三日後に「武田は滅びる!」と手の平を鮮やかに返すさまは笑える上に、真田の生き様をちゃんと表現していると大絶賛されていました。

大河ドラマが中学受験の歴史の勉強に良い理由は、登場人物が魅力的で、だからこそ各登場人物(歴史上の人物)が何をしたかを覚えやすのです。

歴史の教科書は文字だけです。

肖像画が載っていることもありますが、絵だけを見ても個性はあまり伝わってきませんよね。

ドラマは登場人物に個性があり、人物と出来事を結び付けて覚えやすので、これは歴史ドラマを観る大きなメリットです。

少し前の大河ドラマであれば、高視聴率だった篤姫のように幕末のドラマもオススメです。

幕末から明治維新までは、中学受験で覚えなくてはならない登場人物が非常に多く、誰が何をやってどう処刑されてどういう事件が起こってと整理しながら追っていかないと混乱しそうになりますが、登場人物に個性があるドラマであれば幕末の動乱が非常に覚えやすいです。

ただし、小学校6年生になったらテレビを観るような時間はほとんどないため、あくまでも幼い頃からお子さんを歴史好きにするための方法として参考にしてください。

中学受験をする子供

歴史は楽しいと感じる一歩に!日常会話で歴史の知識、雑学を混ぜた話をしよう

家庭学習をする子供

家庭の中でふとした会話に歴史の知識を混ぜることで、お子さんが歴史好きになるきっかけになるかもしれません。

たとえば、運動会シーズンには「運動会の騎馬戦のモデルって何か知ってる?」と聞いてみましょう。

もちろん答えは武田信玄と上杉謙信の川中島の戦いです。

そこから「武田信玄って誰だっけ」という会話が広がったら、武田信玄のすごさを交えながら戦国時代について語ってあげましょう。

その他にも、例えば清少納言と紫式部は同時代に生きていたライバル同士で、性格は真逆だったという説があると言う話も面白いです。

「清少納言は元気いっぱいのギャルで、少し性格がきつめの紫式部は清少納言が嫌いだったんだよ」なんて雑学を話すと「春はあけぼの」の見方がまた変わって来て、国語の勉強にも役立ちます。

また、「話せばわかる」という言葉を有名にしたのは犬養毅だとか、平将門や菅原道真の怨念だとか、中大兄皇子と大海人皇子の確執だとか、また歴史にまつわる言葉など(天王山・小田原評定など)もお子さんの進度に応じて話してあげましょう。

こういう雑学やちょっとしたエピソードは、単語や人物名の「特徴づけ」になって脳内に定着しやすいですし、歴史を楽しいと感じるための一歩にもなります。

ぜひさまざまな歴史雑学を教えてあげてください。

受験準備にピッタリ!まんが・日本の歴史を読んでおこう

小学生になったらぜひお子さんに読んでもらいたいのが、まんが・日本の歴史です。

現代はさまざまな出版社から刊行されていますが、どの出版社の本でも問題ありません。

大きな声では言えませんが、教科書を読むよりも面白く、覚えやすいです。

漫画では肖像画を参考にしたキャラクターが描かれていますので、大河ドラマと同じくキャラに個性があり、文字だけの情報よりもわかりやすくなっています。

ただ、もちろん中学受験で覚えなくてはならない知識には遠く及びません。

なので、通塾してから読むのではなく、小学校低学年のうちに読んで、歴史の流れをざっくりと掴み、また歴史上の人物や出来事として有名な内容を知っておく準備のためにオススメします。

これで歴史に興味を持つきっかけになってくれたら嬉しいですね。

勉強をする低学年の子供

幼い頃から歴史に触れることで得意につなげよう

中学受験で多く出題される歴史。

「好きこそものの得意なれ」で歴史の点数を上げさせるためには歴史好きにさせるのが一番です。

幼い頃から大河ドラマを親御さんと一緒に観る、まんが日本の歴史を読む、また親御さんがたくさんのエピソードを話してあげることで、お子さんが歴史に興味を持つきっかけにもなり、将来の点数アップに結びつくはずです。

また、歴史を知るということは中学受験以降もお子さんにとって役立つ知識となっていきます。