モンテッソーリ幼稚園に入れてよかったこと6のこと

モンテッソーリ幼稚園

モンテッソーリ教育とは、大人が子ども各自の発達段階での自らの活動を援助することにより、子どもを自立させ、周りとの協調を保ち、社会性を育む教育法です。

子どもが主役の教育で、大人はあくまでも見守る立場、子どもが自分のしたい活動をしたときに、援助をします。

普通の幼稚園では一斉保育が主流で、先生が子供たちを指導するということが多いですが、モンテッソーリ教育では、教室にある教具の中から興味のあるものを子供自身が選び、それを「お仕事」することによって達成感を得たり、秩序というものを自然に覚えることができます。

今回はモンテッソーリ幼稚園に入れて良かったことをご紹介します。

モンテッソーリ教育とは

はじめに「日常生活の練習」「感覚教育」「数教育」「言語教育」「文化教育」というモンテッソーリの主たる教育についてご紹介します。

日常生活の練習

子どもはお母さんの真似事が大好きです。

モンテッソーリでは小さいお母さんになることができます。

針を使ったり、編み物をしたり、掃除をしたり、包丁を使って野菜を切ったり等、大人が日常にしていることを練習します。

子どもは常に「自分でやりたい!」という欲求を持っています。

この「お仕事」をすることにより、独立心、自立心が芽生え、環境にも配慮することができます。

感覚教育

モンテッソーリ教育では臭覚・味覚・視覚・触覚・聴覚という感覚を自分で感じることにより、それらの意味を覚えられます。

それぞれの感覚の教具が教室においてあります。

触覚や視覚のための形の異なる教具や、聴覚を知るための音感ベル等があります。

数教育

幼児期での数に関しては、計算問題を解くことが目的ではなく、教具を使うことにより「数」と「量」の一致を知ることです。

銀行遊びやカードを並べたりすることによって、足し算や引き算の概念が覚えられます。

モンテッソーリ教育ではによって物事を分析、整理、判断、解決という能力を身に着けられます。

言語教育

幼児期は話す、読む、聴く、書くということに対して大変興味を持つ時期です。

この興味を持ったときに、カードの五十音並べや決まったマスの中に文字を書く等、そのようなモンテッソーリ教具を使って楽しく言葉ということを取得することができます。

文化教育

上記4つのことをすることにより、モンテッソーリ教育によって子どもの興味は無限に広がります。

地球儀で世界を知ったり、パズルで日本の都道府県を覚えたり、自分が広い世界の中にいる一人ということを知ります。

モンテッソーリ幼稚園の6のメリット

モンテッソーリ幼稚園に通う子供達

1.モンテッソーリ教具で手先が器用になる

小さな手で、大人サイズを小さくした包丁や針仕事、編み物等、細かいお仕事をしているので、手先がとても器用です。

2.思いやりや周りのお友達への気遣いができる

お仕事は基本的に1つずつしかないので、自分がやりたいときにお友達が使っていたら待つことを覚え、次に待っている子がいたら、譲るということも学びます。

モンテッソーリ幼稚園は縦割り教育が主流なので、自分が年少さんのときに年長さんが教えてくれたように、年長になったら年少さんを世話したり、思いやったりすることが自然にできます。

3.モンテッソーリ教育によって集中力がつく

興味をもったことお仕事を何度も繰り返しするので、集中力がつき、小学校に入ってからも、学校の授業で学んだことを自分の物にする力が身についています。

4.親が宿題しなさいと言わなくて良い

幼稚園時代に、秩序ができあがっているので、自分のペースが決まっています。何を優先すべきかということがわかっています。

小学校から帰ってきたら、宿題をすましてから遊ぶということを当たり前のようにします。

5.自分の意志があり、責任も持ち、周りに流されることがない

自分の意志の主張ができるようになっているので、周りに影響されることなく、自分の行動に責任を持てるようになっています。

自分から選んだ習い事は、楽しく長く続けることができます。

6.モンテッソーリ幼稚園と同じように家でも整理整頓をする

「お仕事」を通して、自分がしたものを片づけるということも身についています。

モンテッソーリ幼稚園はきれいに「お仕事」の教具が並んでいます。

その環境に慣れているので、ごちゃごちゃしたものは落ち着かないのです。

子どもの机周りは親が手伝いをしなくても、きれいに整理されています。

モンテッソーリ幼稚園を卒園して

以上、モンテッソーリ幼稚園を卒園してわかった6つの良かったことを挙げてみました。

6歳までの敏感期という時期に、子どもが自らの力で身にしたことは、大人になるまで崩れることがありません。

この時期は本当に大切です。

「お仕事」は子どもの自立を促すための道具の一つです。自分が「やりたい」と思った「お仕事」を「何度も繰り返して」、「達成感」を得るということが子どもの自信にもつながっています。

このことが、小学校からの勉強にも引き継がれているのです。モンテッソーリ教育を子どもにする際に、気を付けなくてはならないのは、大人はあくまでも援助をする立場ということです。

せっかく幼稚園では、先生がそのように子どもに接しているのに、家では親が子どもに押し付けるような態度ばかりしていたら、モンテッソーリ教育も生かされません。

家でも、子どもが「やりたい」と思ったことは挑戦させて、それを「見守る」という姿勢が大切です。

モンテッソーリ教育の成果は大人になってからが、一番わかると言われています。ビル・ゲイツやオバマ大統領もモンテッソーリ教育で育っています。

どのような大人になるのか、将来を見据えての教育法なのです。

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