世の中には勉強好きな子、勉強嫌いな子といますね。どうやったら勉強のできる子になるのでしょうか。
勉強のできる子のママがしている誰でもできる4つのことをご紹介します。
自分の思い通りに子育てをしないこと
子どもが生まれるとどうしても、自分の思いが強く、こんな子どもに育って欲しいという欲が出ます。
音楽の才能がある子に育って欲しい、スポーツが得意な子になって欲しい、東京大学に入って欲しい等、欲を思うことは自由なので、どんどん期待が膨らみます。
でも、忘れてはいけません。
子どもは自分の子どもであっても一人の人間です。子どもは皆同じではありません。
生まれもった才能を持っている子もいれば、努力して叶える子もいます。
興味ないものを習わせても、全く子どもの身にはなりません。興味を持たせるために、色々な経験をさせることは大切です。
その中で、子どもがこれをやりたい!あれを学びたい!という意思があれば、それを尊重して伸ばしてあげればいいのです。
それが親が全く興味なかった分野であったり、嫌なことであっても子どもと親は違うということをしっかり頭に入れてさせるべきです。
小さい頃から色々な体験をさせる
専業主婦でないと子どもはしっかりした子どもに育たないと今だに考える人もいます。
でも、実際は専業主婦であっても、不登校になる子もいれば、親が忙しく構ってあげられない共働きの子であっても優秀な子に育つ場合もあります。
一概に専業主婦の子がいいとは言えないのが現実社会です。
共働きで忙しくしている家庭であっても、休みの日には小さい頃から子どもに色々な体験をさせることによって、子どもの興味を引き出すことは可能です。
自然、宇宙、日常のこと、ゲームに、アニメ、スポーツ、色々な引き出しを持つ子どもに育つには、親と一緒に色々な体験をすることが大切です。
夏は海で泳ぎ、冬は雪の中でスキーを楽しむ。春は花見をして、秋はどんぐり拾いをする。
日本は春夏秋冬を感じられる素晴らしい国なので、季節ごとに子どもにもその良さを一緒に体験させると良いでしょう。
子どもの話をよく聞く
どうしても親は家事をしたりバタバタ動く生活が主になってしまうので、ついつい子どもの話をおざなりに聞いてしまう場合があります。
大人になった勉強のできる人は、親がよく話を聞いてくれたと言っています。
どんな疑問も答え、親でもわからない質問を子どもが聞いてきたら、一緒に調べたり、家事をしている途中でも、手を止めて、子どもに寄り添って話を聞いてあげる。
誰にもできそうなことなのですが、このことをしていない親子も多いのではないでしょうか。
「今忙しいから、あとで」とついつい言ってしまっていないでしょうか。
子どもにとっての「あとで」はもうすぐ忘れてしまうことなのです。
今このときに聞いて欲しかったことを聞けるという、親の存在は子どもにとってはそれだけ信用できる親ということでもあります。
何かあれば、おとうさんやおかあさんに聞けば答えてくれるということは、思春期特有の距離ができたとしても、心の底では親子の絆はきっちり結ばれているので、大丈夫です。
子ども自身が親のことを信用しているので、変な道にそれる心配は少ないでしょう。あくまでも、これはそれまでの小さい子どものときからのつながりが大切です。
思春期になって、こうしようと思っても遅い場合がありますので、子どもの話をよく聞くという行為は大切にして欲しいことです。
基本的生活習慣を身に着けさせる
基本的生活習慣とは、睡眠、食事、排泄、清潔、衣類の着脱やきちんとした生活を過ごすことです。
1日を規則正しく寝坊せずに気持ちよく目覚め、食事をして、排泄もし、遊びや運動で身体を動かし、入浴して身体をきれいにして、歯も磨いて、決まった時間に寝るという生活です。
簡単にできそうなことですが、これができない子どもが意外と多いのです。
共働き家庭が主流になってきたからか、どうしても親中心の時間で一日を過ごしがちになるのです。
親も疲れているから、日曜日はだらだら寝続けて昼頃起きてしまう、こういう生活をしてしまうとなかなか基本的な生活習慣を身に着けることはできません。
子どもは一度身に着ければ、それを当たり前のように毎日やることができるので、将来の子どものためにも、きちんとした一日の流れを確立させてください。
食事も外食もたまにはいいですが、母親の手作りの食事は大きくなっても、子どもの舌に残る味ですので、苦手であっても何か一つ得意料理を作るように心がけるといいですね。
また挨拶も、家族だから面倒だからしなくていいや、ではなく、おはよう、おやすみ、ただいま、おかえりなさい、いただきます、ごちそうさまは気持ちよく家族でいえることが大切です。
勉強しなさいとは言わない
勉強できる子は小さい頃から、色々な興味をもって、集中して自分の中に吸収することができます。
そういう子どもになるには、上記に書いた、親との経験や生活環境が影響していきます。
命令されることは、大人でもいやなことです。
小さい頃に身に着いたことは、ずっと子どもの将来につながっているのです。
それくらい6歳までの環境は大切とも言われます。
勉強ができる子であっても「勉強しなさい」と言われたら、しようと思っていたのに、言われたからしたくなくなったと思ったりします。
親は子どもが興味を持つ引き出しをたくさん与えて、そのあとは、子どもを使用して見守る姿勢で良いのです。
親から信頼されているとわかった子どもは、自分の思うまま、勉強にも遊びにも集中してのぞむことができるのです。
最後に
勉強ができる子のママがしていることは、色々な体験をさせる、子どもの話すことをよく聞く、規則正しい毎日を送る、子どものことを信用する、誰でもできる4つのことです。
子どもは親の持ち物ではなく、一人の人間であることを忘れてはいけません。