勉強できない子とできる子の特徴!あなたの子どもはどれに当てはまる?

勉強できない子とできる子の差

子どもが勉強や習い事をしていて、このように感じたことはありませんか?

  • この子は“1”を教えたら“10”を知ってくれる
  • この子は1度教えたくらいではなかなか理解してくれない。何度も何度も説明して、ようやく理解してくれる

特に勉強面で、そのような差がでてきます。

勉強できない子とできる子にはどのような差があるのでしょうか?

知っておきたい根本的な子どもの性格

まず、自分の子どもの性格は理解していますか?

「そんなこと、親の私が1番知ってる」

そうかもしれません。

しかし、子どもの性格に合わせて言動や態度を変えていかなければ、成長するにつれて良くも悪くも変わってきます。

子どもの特徴の6分類

子どもの特徴について、以下の6つに分類しました。どれに当てはまるかチェックしましょう。

  1. 素直である。親の言うことをよく聞く。
  2. 自分の「こだわり」を持っている。
  3. 通知表の『意欲・態度』欄が、「良い」という評価である。(「悪い」がつかない)
  4. わからないことがあると、自分で調べるクセがついている。
  5. 興味があるものとないものがハッキリしており、ないものには理解しようとしない。
  6. 「大丈夫」が口癖。楽観的である。

さて、いくつ当てはまりましたか?

上記の項目と、それにどのように対応すれば良いのか解説していきましょう。

成績が伸びる1番のカギは『素直である』こと

成績が伸びる一番の鍵は

他人からの助言を素直に聞くことができる子どもは伸びやすい子の特徴です。

もし、数学や英語で間違った勉強法をしていた場合、ノートの取り方がおかしかった場合、助言をされたときに「直してみよう」と思えるかどうかです。

直してみようと思える子は成績が伸びる、勉強の出来る子と言えます。

素直な子供

『こだわり』は勉強において必ずしもいいことではない

ここで『2.自分のこだわりを持っている』場合は特に、「素直さ」が重要になります。

普段は素直でも、「自分のやり方が全て」と頑なに聞かないのであれば、それは学力には繋がりにくいでしょう。

もし間違ったまま、非効率なやり方にこだわりを持ってしまっていれば、「この子は頭の悪い子だ」と烙印を押されてしまうのではないでしょうか?

こだわる子にはどのように対処したらいいのか?

「自分のやり方を貫きたい」とこだわりが強い子どもはいます。

それはダメだ、と言い切るつもりはないのですが、それがもし間違ったやり方であった場合に、中学受験・高校受験・大学受験で苦労する可能性が高くなります。

「こだわり」が強い子どもの場合、「このようにしなさい」と言ってしまうと「嫌だ」と反抗してしまうので、提案を心がけるようにしましょう。

そして、その提案が何故良いのかを明確に示しましょう。

「貴方のやり方もいいと思う。でも、こういうやり方はどうかな?こうすると、貴方のミスがこのように減るよ」

という言い方にしてみると、すぐにその通りにしなくても、耳には入っているものです。

そうするといざ躓いたとき、「やり方を変えてみようかな」と思うかもしれません。

成績があがらないと悩む親子

勉強に対する姿勢、授業態度について

「私の子どもは落ち着いていて人の言うことをしっかり聞く子だ」

と思っていても、学校ではそうでない場合もあります。

そこで判断するのが『3.通知表の意欲・態度の欄が「良い」という評価である』ということです。

この、『意欲・態度』というのは、勉強に対する姿勢、授業態度です。

ここで良い評価が得られるのであれば、学校の授業をきちんと聞き、もしかすると積極的に発表もしているかもしれません。

しかし、ここで悪い評価がついている場合、授業中に寝ていたり、クラスの友達と私語をしたりと、授業に集中していない可能性があります。

最悪の場合は授業の妨害もあり得ます。

家でも学校でも「良い子」なのか、それとも家では「良い子」・学校では「悪い子」なのか判断しなければなりません。

勉強が得意な子供

勉強ができる子なのか、できない子なのか?学力差を分ける3タイプ

勉強が出来ない子と母


学力の差というものは、小学生のうちにつきます。

それは、大まかに3つのタイプに分けることができます。

A.授業や日常において、疑問をもったことは解決しないと気が済まない。解決するまで調べる。

B.興味のあることは調べるが、ないことには「調べなさい」と言われなければ調べない。

C.調べる行為そのものが嫌いである。疑問を持っていても解決しようとは思わない。

わからないことを調べる子は成績が伸びる!

小学生の中で、群を抜いて学力が高い子供はAのタイプが多い傾向にあります。

つまり4.わからないことがあると、自分で調べるクセがついている」子です。

  • わからないことがあるとすぐに解決しないと気持ち悪い
  • 学校の授業でわからないことがあり、図書館に行って調べた
  • テストで95点をとって、悔し涙を流しながら家に帰ってきた

これらは実際に聞いた話です。

「わからないことがある=調べる」ということは、「調べる」行為ではなく、「調べない」行為に苦痛を感じるのです。

ということは、勉強を行う上で、疑問→解決の道筋を自分で定められるので、伸びしろは広がっていくでしょう。

体力のある子供たち

勉強が出来ない子は疑問を解決しようとしない!

Aとは逆のCのタイプの子供もいます。「辞書を引くことが面倒だ」「疑問があってもそのままにしている」子供は著しく学力が低い傾向にあります。

例えば、

  • 国語の授業でわからない言葉があったら辞書を引かずに友達の解答を写す
  • 英語でわからない英単語があっても調べない

このような状況だと、正しく言葉を使えなかったり勉強そのものが嫌いになってしまいます。

また、「調べる」行為が面倒になってしまうと、全ての教科に影響が出てきます。

「大丈夫」が口癖で楽観的な子の成績は伸びない!

勉強が出来る子とできない子そしてさらに追い打ちをかける言葉が「大丈夫」です。

「今日は勉強したから、これでテストは大丈夫」「クラスの平均の位置にいるから大丈夫」と、子供からよく聞きます。

勉強においての「大丈夫」という言葉は、「ストップ」と同じ意味をもち、それ以上伸びないということです。

「このままでいいのだろうか」「自信がないから、もう少し頑張っておこう」という気持ちが学力向上に繋がっていくのです。

勉強が出来る子供の習慣とは

接し方1つで子どもの学力は変わる!

自分の子どもは可愛いものです。可愛いから何でもしてあげたくなります。何でも聞いてあげたくなります。

しかし、可愛いからこそ突き放すことも大切です。

何でも手取り足取りしてしまうと、子どもは考える行為をしなくなり、「何かあっても、誰かが何とかしてくれるだろう」と楽観的になります。

子どもがわからない言葉があれば親が教える、ではなく、知っていても教えない。

「わからないなら辞書を引いて調べなさい」

という一言が言えるかどうかです。

親が何でも教える習慣を作ってしまうと、「調べる」という時間をかける行為がどんどん面倒となります。

逆に、親に聞いても言われる言葉は「調べなさい」だから、親に聞かずに自分で調べよう、となるのです。

「調べる」行為が「当たり前」の行為になるのです。

親の子どもへの接し方ひとつで性格、学力は変わります。

子どもが小さいうちから意識していきたいですね。

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