子どもが目標を持つことの大切さ!お子さんには目標がありますか?

子供が目標を持つことの大切さお子さんは、いつも目標を持って毎日を過ごしているでしょうか。

特に目標がなく、何事にもやる気が出ずに頑張れない、何のために勉強をしているのかわからないという状況に陥っていないでしょうか。

目標を持つということは、生きていく上で重要なことです。

大人になってからも、目標を設定して生きていくことと、そうでないことには大きな違いがあります。

今回は、小学校教諭の経験から目標を持つことで子供にどんな変化が起きるのか、どんな良いことがあるのかに触れながら、子どもが目標を持つことの大切さをご紹介していきます。

子どもに目標を持たせることで得られる変化と成長

目標を設定すると、その目標に向かって日々努力をします。

目標達成のときだけでなく、この目標に向かっているということも、生きる喜びの一つとなります。

自分が何のために生きているのか分からない、何も努力や楽しいことがないという事態に陥ることなく、毎日を生き生きと過ごすことができます。

自分の生きている喜びや価値を見失わないためにも、目標を持つことは大切なことなのです。

思いやりのある温かい人間に育つ

目標を達成することで、満足感や達成感などの喜びを感じることができます。

喜びを感じるという感情を育てることは、非常に大切なことです。この感情が育たなければ、思いやりのある温かい人間に育つのが難しくなる場合があります。

例えば、将来働く上で「高収入でなければ働く意味がない」と考えてしまったり、自分に何か得(ご褒美など)がないと人助けをしなかったりという冷たい大人に育ってしまう可能性もあるのです。

できる方法を考えられるようになる

目標を設定するときに「どうせできないから」と何事も諦めていては前に進むことはできません。

子どもの頃から目標を持って、それに向かうことができる力が育っていれば、大人になってから「どうせできない」の前に「どうすればできるのか」を考えられるようになります。

子どもの頃から目標を持って、それに向かって進んでいくということや、色んな試練を経験させていくことで、メンタルが鍛われます。

できる方法を考えるということは、将来仕事をするときや生きていく上でとても役立つことであり、前向きに生きていくことができるという力の一つなのです。

EQが高い子どもとは

小さな目標からでも少しずつ!目標達成に向けて親が出来ることとは

目標に向かう女の子初めのうちは、小さな目標でも良いので何か一つ達成できそうな目標をこちらから提案してあげましょう。

例えば、「今日は7時までに歯みがきをする」「宿題を5時までに終わらせる」など、日常生活に関わることでも構いません。

その目標が達成できるようになってきたら、もう少しハードルの高い次の目標を設定します。

これを繰り返すことで、大きな目標に少しずつ近づいていくことができます。

目標にたどり着くまでの道のりを考えさせてみよう

「宇宙飛行士になりたい!」「サッカー選手になりたい!」などの大きな目標を持つことももちろん大切です。

しかし、その大きな目標だけだと漠然としていて何から始めたら良いのか分からなくなってしまうことがあります。

ですので、何か大きな目標や夢を持っているお子さんに、そこにたどり着くには「自分に今何ができるのか」「どうしたらその目標を達成できるのか」ということを是非考えさせてみてください。

大きな目標や夢の前に、小さな目標を少しずつこなしていくことに慣れ、自信をつけることで、失敗をしても簡単に挫折をすることなく、再挑戦したり、やる気を保ったりすることができる大人に育っていきます。

自分のゴールした姿から、そこにたどり着くまでの道や全体図を考えることができると、将来生きていく上の色んな場面で役に立ちます。

ものごとをポジティブに考えられるようになり、明るい大人へと育っていきます。

親はプレッシャーやストレスを与えないようにしましょう

もし目標を達成できなかったとしても、次の日の同じ目標に向かって頑張れば良いので、決して子どもを責めたりプレッシャーをかけたりしないようにしましょう。

目標を持つことにストレスを感じてしまうと、子どもは「目標を持つ=必ずやらなければならない=つらい」と考えてしまう可能性があります。

また、初めのうちは目標を親御さんから提案して、徐々に自分で考えて目標を持つことができるという形が理想的です。

ずっとこちらから目標の提案をしていると、言われたことをやるだけの、いわゆるただの「作業人間」のようになってしまいます。

そのようになってしまうと、将来仕事をする上でも「何をすれば良いのか分からない」「言われたこと以上のことができない」という大人になってしまう可能性もあります。

過干渉な母親

最後に

いかがだったでしょうか。

目標を持つということは、「生きる意味」を実感したり、精神面が鍛われたりするなど、子ども自身にとってとても重要なことでもあるのです。

ただいつも言われたことだけをやる、という風に過ごしていては将来の自分の姿や、本当に自分がやりたいことなども考えることが難しくなってきてしまいます。

子どものころから目標を持ち色んなことに取り組んでいくことで、学力的にも精神的にも、そして人間的にも、より成長していくことができます。

自分で自分を成長させられる大人になるためにも、是非日ごろから何か一つでも目標を持って生活をさせるようにしてみてはいかがでしょうか。