小学生のお子さんを持つお母さん達で「子供に何を習わせようか、、、」と悩むことは多いにあります。
私自身も子供が小学校入学後に何をさせればいいか悩みました。
最近は特に学校教育が揺れ動いている時期なので大変悩みますよね?
お子さんが大人になって「習っておいてよかった」と喜ばれる習い事を紹介しながら、「習い事」について考えてみましょう。
目次
最近の小学生の習い事事情
ある塾が2017年9月に小学生をもつご家庭男女500人に対して、習い事のアンケートを取ったところ、小学生の約80%が何らかの習い事に通っているという結果が公表されました。
1位「水泳」2位「塾」3位「ピアノや音楽教室」でした。
そろばん、習字、武道(剣道、空手など)、バレエなどはかなり少数派であることがわかりました。
習い事に通う頻度としては、「週1〜2回」と発表されていますが、複数の習い事を通わせているご家庭も多いと見受けられます。
これから子供に通わせたい習い事
最近注目されている習い事は?
すでに目をつけているお母さん方もいらっしゃいますが、「英会話」「プログラミング」の教室に通わせているご家庭が増えています。
その背景には、すでに小学校3年から導入されている「英会話」と「プログラミング」が関わってきています。
2020年に大学入試改革と同時に、新学習指導要領の変更も行われたので、早くから教えておくことで他のお子さんと差を出したいというお母さん方のニーズから、次々と教室が増えています。
大人になって本当に役に立つ習い事は?
ここまでは昨今の習い事事情についてご紹介しまたが、では、小学校で習った習い事で大人になって役に立っているという習い事を、世代の声を拾い上げてまとめた結果がこれです。
順位と合わせてよかった理由もご紹介します。
1位:書道
- ホワイトボードに書く時がきれいで見やすいと褒められる
- 慶弔ののし袋を書く時に役に立つ
- 字を書くことで精神統一ができる
2位:水泳
- 喘息で通い始めたけれど、大人になっても風邪をひきにくい
- 遠泳などで体を鍛えたせいか体力がついた
- 大人になっても覚えているから再開させやすい
3位:ピアノ
- 子供に対して個人指導ができる
- 大人になって趣味として続けやすい
- 手を動かすことと音を聞くことでストレス発散になる
4位:そろばん
- ある程度の級と段を取っていれば、計算機はいらなくなる。
- 頭の中でそろばんを弾く癖ができるので、会議での計算に便利
- 集中力が養われるので、大人になってからも仕事面で役に立つ
今小学生のお子さんをお持ちのお母さんでびっくりされたのは、おそらく「そろばん」ではないでしょうか?
実は「そろばん」は調査ではごくわずかのご家庭でしか習わせていません。
けれどそろばんは、筆者の主人が「子供の時に習っていると今でも電卓は使わない」というぐらい、実用的な習い事です。
調査と実情を踏まえてみえてきたこと
習字・ピアノ・水泳については、親御さんのいずれかが経験されている、もしくは今でも続けているか、お子さんの体などを考えて選ばれているのでしょう。
我が子もよく風邪をひいて気管支炎を起こしていたので、水泳を始めました。
習字やピアノもやらせてみたいとは考えたのですが、中学受験のことを考えて小3まで小さな塾で基礎学力を固めることにしました。
なお今回のアンケートで2位に「塾」が登場しています。
中学受験目的ではなく、学校での授業で物足りないか少し不安を感じている親御さんが、手軽に通える所を探して、「学校の授業に対する補助的効果」を考えて通わせているとみえます。
現在、人気がない習い事とその理由
昔は人気であったり、一昔前は定番だった、そろばん、武道系、ダンスについて注目してみましょう。
ダンスでは一部例外はあるとして、教えてくれる教室が少ないことや通う時間帯の問題、必要な道具などの金銭面が出てきます。
そろばんは特に教室が激減していて、探すのが難しくなっています。
武道系やダンスについては、防具や道着、レッスンに着るウェアの問題が出てきます。
月謝は安いものの、道具面での負担が大きいですね。
ダンスでは特にクラシックバレエになると、教室によりますが発表会にかかる費用が大きく、せっかく貯金していた教育費を崩していかないといけない状況に追い込まれてしまいます。
こうした背景から人気がなくなっているのだと思います。
習い事は2〜3個までが限界
様々な教育雑誌で「習い事は2〜3個まで」と書かれていますが、経験からいうとその通りだと思います。
「毎日が習い事」というお子さんもいらっしゃいますが、少しつらそうにしている子もいます。
お子さんが取り組みやすく、将来も役に立つ習い事でと考え、無理のない範囲で習わせてあげるのが一番です。
大人になって「これをやっていてよかった!」と喜んでもらえる習い事がお子さんにとっても幸せな結果になります。
習い事は先生との相性も重要
私事になりますが、母は私を書道教室に小1から通わせました。
最初は嫌でしたが、上達すると先生からほめてもらえるので、最終的に硬筆・毛筆ともに5段まで取りました。
大人になってからは、趣味で楽しむことや子供の宿題の指導にも役に立っています。
先生の指導方法がよいと、そのまま続けていきたいということにもなるので、習い事選びの中には「よい先生に巡り合うこと」も必要ですね。