勉強せずにゲームばかりしている、受験生が本来すべき勉強に集中できずゲームを優先してしまう、お子さんをお持ちの親御さんなら多くの方が当たってしまう壁ですよね。
そんなお子さんをお持ちの方に、どうしたらゲームを辞めさせて勉強をさせることができるのか、をお伝えしていきますので参考にしてみてください。
目次
ゲームを取り上げても子どもは勉強をしない
勉強しない子どもからゲームを取り上げたとしても、断言してもよいですが、お子さんは勉強をしません。
なぜなら勉強はゲームの代替ではないからです。
だからゲームを取り上げても子どもは「ゲームが出来ないなら勉強をしよう!」とはなりません。
漫画かネットか友達か、勉強以外のゲームではない何かを始めます。
そのため、まずゲームを辞めさせるではなく、ゲームを利用する方法から考えてみましょう。
ゲームを勉強に利用する方法
ゲームを使って勉強にメリハリ・モチベーションを持たせる
今の小中学生にゲームせずに勉強しなさいと言っても無駄です。
なぜなら子どもからすれば、勉強よりもゲームの方が楽しいのは当たり前だからです。
そのため、ゲームに集中する時間と勉強に集中する時間の比率を、少しでも勉強の方に時間を多く取っていく様に親が仕向ける事が大事です。
ではどうすれば、ゲームに集中する時間を与えながらも、勉強に集中させるようメリハリを付けることができるでしょうか?
ゲームをする事自体が悪い物だとは思わず、その楽しさ欲求を利用して上手く両立させればいいのです。
まず決して新しいソフトは買わないようにしましょう。
いくら面白いといっても同じゲームであればいずれは飽きるでしょう。
そして、勉強して成績があげればゲームを買ってあげると約束し、お子さんのやる気を出させてみましょう。
但し、物で釣るのは、子どもの欲求をどんどんエスカレートさせますので、このような約束をしつつも、勉強をする意義を理解させるようにしましょう。
ゲームをしてよい時間を明確にする
息抜きにとゲームを始めてしまうと、数時間ゲームしっぱなし、という苦い経験はありませんか?
1日に30分と時間を決めても、結局はずるずると長引いてしまって、全然勉強しない、というのはよくあるケースです。
またそういった状況で「勉強しなさい」と言っても、子どもはイライラするだけで反発します。
「勉強しなさい」という言葉が無駄であれば、逆転の発想で思う存分ゲームをしていい時間を決めましょう。
30分だけといった曖昧なルールではなく、例えば、土曜だけ、日曜の午前だけなど明確に決めます。
逆にそれ以外の日は中途半端にゲームをするのは禁止にします。
もし、決めた日以外もゲームをしてしまうなら、ゲーム機本体を親が預かるようにしましょう。
スマホであっても同様です。
子どもは自分でコントロールするのは厳しいので、親がルールを作りそれを実行していくしかありません。
ゲームと勉強のバランスを考える
子どもに頭ごなしに「ゲームを止めろ」と言ったところで聞く耳を持つわけないのです。
勉強も大事だが息抜きもないと勉強に対する集中力は続かない、というのは1つ事実です。
ある程度欲求を満たしてあげることで、次の作業に取りかかれる、また逆も真なりで、ある問題が解けるようになったら遊んで良い、などのメリハリは重要です。
ゲームを辞めさせて勉強をさせる方法は?
ゲームと勉強のバランスをとると言っても、「ゲームなんかしないで勉強をしてほしい」と思うのが親の本心でしょう。
ではどうすればゲームをやめさせて勉強をさせることができるのでしょうか?
勉強の意義を考えさせる
子どもはゲームや遊びといった誘惑があるとどうしてもそちらに流れます。
「子どもに任せています」は一件子どもを信頼していていいように見えますが、親は結局何も考えていないのに等しく、勉強しないだけなのでそれはやめさせるべきです。
勉強をさせたいのなら、「勉強しないさい」と言ったり、ゲームを取り上げたりするのではなく、勉強の意義を子どもと一緒に考えましょう。
なぜ塾に行くのか、なぜ宿題をやるのか、なぜ勉強をするのか、
こういった事をフォローしながら子ども自身で考えさせましょう。
子どもが勉強をする理由に向き合い、自分なりに目標を見つけることができた時、勉強しなければいけない理由は「親にいわれたから」ではなくなり、より意識の高い目標になっていきます。
そうなると自然とゲームの時間は減り、勉強に向き合っていくようになっていきます。
受験をする意味を考える
受験生の場合、必ず合否が分かれる試験を受けなければなりません。
その時に、とりあえず受験するのか、行きたい学校があるから受験するのかで子どもの勉強姿勢は全く変わります。
勉強をしないから、スマホはだめ、ゲームはだめ、ネットはだめでは、子どもは反発をするだけです。
ダメと強制する前に受験することについて考えてみましょう。
ここの学校に行ってこんな事を頑張りたいんだ!そういう気持ち高めた方が効果的に働きます。
制服がかわいいから、でもいいと思います。要は自分への動機付けができることが大切なのです。
もしお子さんが受験することの意味を持つことができれば、ゲームについて規制はしなくても大丈夫でしょう。
目標と自分の成績が大きくかけ離れていたとき、「この学校に行きたいから今はゲームしている場合じゃない」、そう気づくことができれば、自然と受験勉強に身が入るようになります。
強制的に勉強させる方法はこれ!
勉強の意義を考えせるのは理想論に過ぎないかもしれません。
そのため最後に強制的に勉強させる方法についてもご紹介します。
子どもがゲームをしてしまう第一の理由は、「家に居るから」です。
そのため、家に居る時間帯を出来るだけ減らします。そして子どもが行く先は塾です。
塾には早めの時間に送る。遅めの時間に迎えに行く。そして迎えにいくまでは子どもには自習室で勉強させましょう。
塾に残ることで、意識の高い他の子達から良い影響を受けることができます。
子どもは環境から大きな影響をうけます。周りが勉強してれば、自然と勉強を始めます。
塾は勉強をする場所ですし、塾の自習室は勉強する以外にすることがありません。
ゲームばかりする子に親ができること
子どもにも息抜きは必要です。
受験期であれば子どもの反抗期とも重なります。
親としては「ゲームなんかしていないで勉強しなさい!」そう言いたくなることも多々あると思います。
けれどこの言葉には意味はありません。
その理由はご自身が子どもだった頃を思い出せばよくわかるはずです。
子どもはどうせ親の意見など聞かないのです。そうであれば、子どもが勉強できるような環境に導いてあげましょう。
それが親にできる賢いサポートです。