子どもに勉強を教えるとき、イライラしてしまっていませんか?なんでこんな簡単な問題が解けないの?
私の子ども時代はもっとできたのに・・・。等、親自身の気持ちだけで寄り添ってないでしょうか?
イライラして、怒鳴ったりしていては子どもが勉強を好きになることはありません。
怒られるのが嫌だから、イヤイヤ我慢して勉強をするという癖が出来てしまいます。
ここでは、子供への上手な勉強の教え方をご紹介していきます。
目次
余裕のある時間帯に子供の勉強をみよう
どんなに時間がかかっても、見守るということを大切にして下さい。
親がイライラして怒ってしまうのは、自分にも余裕がない時間だったりするからです。
これから家事をしなくてはいけないのに、子どもがノロノロ勉強しているというときは、親もイライラしてしまいます。
まずは、一緒に勉強をする時間は、夕食後等、親の家事時間も終わってから等、たっぷり時間のあるときにするようにしましょう。
何か質問されたら、「こんなのがわからないの?」ではなく、優しく分かるように導いてあげてください。
親御さんが勉強を優しく教えてくれる=子どもも教えて!と聞きやすくなるということでもあります。
すぐに間違いを指摘しない!答えを全部確認してから声をかけよう
勉強はあくまでも子どもが主でやることです。
親はサポートの立場です。一人でチャレンジしていることを、そばで見守ります。
例えば、漢字ドリルをしていて、書き方が間違っている、漢字が間違っていることがあっても、子どもは集中して書いているのだから、そのような時に、「間違っているわよ!」等、口出ししないように心掛けて下さい。
答えを全部確認してから、間違いがあった漢字は、親も一緒に書いて、子どもに覚えさせるようにしましょう。
友達や兄弟と比べない
仲良しの友達にも、遊んでばかりいるのに、頭の良い子もいますよね。
兄弟がいた場合、お兄ちゃんはできるのに、弟は全然勉強ができないという場合もあるでしょう。でも、決して友達や兄弟と比べないようにして下さい。
子どもであっても、(お兄ちゃんは頭がいいけど、僕はだめなんだ)ということは傷つきます。
「ママのお姉さんは器用なのに、ママはできないの?」などと言われたら、嫌な気分になりませんか?
他の子を比べるということはそういう事です。
実際そうであっても、出来ない子も、時間をかければ、分かるようになったり、その子どもにとって、得意なこともあるでしょうから、その部分を伸ばしていくことも可能です。
勉強を教えるときは、教えている子どもだけのことを考えて向き合ってあげて下さい。
子どもに自信を持たせよう!褒めることを忘れずに
子どもは得意でない科目に関しては、一度に覚えることができません。
何度も何度も復習して、分かるようになるのです。
ご自身が子ども時代もそうではなかったでしょうか?
なかなか覚えられないこと、漢字、計算等は、何度も一緒に学びましょう。算数に関しては、みかんや折り紙等を使ってわかりやすいように教えるのもいいですね。
できるようになるまで繰り返すのです。
そして、正解が答えられるようになったときには、褒めてあげることを忘れずに。
褒められるということは、子どもにとっても自信に繋がります。
できなかったことができるようになる、そして、褒めてもらえて自信を持てます。
一緒に勉強をする姿勢を親も見せよう
子供が勉強をしている隣でスマホをやったりしてはいけません。
子供が勉強しているときは隣に座って見守ってあげましょう。
そうすることで、子供が何を苦手としているのか、何につまづいているかがわかるようになります。
例えば間違った書き順で覚えているのであればそれを訂正してあげなければいけませんよね。
となりに座って本を読む、スマホをする、では子供が苦手とする箇所はわかりません。
それに、「なんでママはスマホで遊んでいるのに勉強しなければいけないの?」となってしまいますよね。
最後に
子どもが勉強を嫌いになるのは、「勉強しなさい」という言葉とも言われています。
低学年の頃から、一緒に優しく親御さんが勉強を教えてくれた時間が習慣となり、そのまま自ら勉強をしようという気持ちにもつながるでしょう。
上手な勉強の教え方は、もし自分が子どもの立場だったらということも考えてみてください。
怒られたら、嫌ですよね。途中で口出されるのも嫌ですよね。
親が嫌だなぁと思うことは、子どもも嫌なことです。
「怒らない」「口出ししない」「比べない」
この3つを心がけていれば、優しく上手に勉強は教えられます。